猫に小麦粉を与えないほうがいい? 消化不良を起こす可能性も

猫に小麦粉を与えないほうがいい? 消化不良を起こす可能性も

キャットフードの材料に使われることもある小麦粉は、猫が食べても大丈夫な食材です。ただしそれは、毒ではないというだけのことで、猫が小麦粉を食べることはリスクにつながることもあります。小麦粉を食べることで不調をきたす猫もいて、「猫に小麦粉を食べさせてはダメ」という声もあるほど。なぜ猫に小麦粉を食べさることをおすすめしないのか、その理由をご紹介します。

猫に小麦粉はおすすめしません

じゃれる猫

猫に小麦粉は与えても問題はありませんが、もともと肉食動物である猫は小麦粉などの穀物を消化することが苦手です。また猫が小麦粉を食べたときは、下記の点に注意が必要なため、能動的に与えることをおすすめしません。

  • アレルギーに注意
  • でんぷんに注意
  • グルテンに注意

アレルギー

猫は小麦に対してかゆみのアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。

食物アレルギーの場合、食べてすぐに反応する場合もあれば、1カ月後に症状を発症することもありますので、猫が小麦粉の食品を食べてしまったときはいつ、どのくらい食べてしまったかを記録しておくと獣医さんにも相談しやすいでしょう。

でんぷん

でんぷんは穀類や野菜などの植物全般に含まれ、動物にとって必須栄養素ではありませんがエネルギー源として利用されています。

でんぷんをエネルギーとして使えるようにするためには、消化酵素によって分解しなければいけません。

人は咀嚼(そしゃく)することで唾液アミラーゼを分泌し、でんぷんを糖に変えてエネルギーとして効率よく使うことができますが、猫は人のように唾液アミラーゼが出ず、胃や腸で消化するしかありません。

肉食動物である猫は、糖の分解能力が著しく低く、糖の多くは代謝されずに尿として排出されてしまうのです。

グルテン

最近、「グルテンフリー」という言葉をよく耳にしますが、小麦粉には植物性タンパク質であるグルテンが豊富に含まれています。

小麦粉の中でも、グルテンの量によって「強力粉」「中力粉」「薄力粉」の3つに分かれています。パンに使われているのは強力粉や中力粉が多く、薄力粉はケーキなどによく使われています。

パンやうどんなど小麦粉を使った加工食品は食べても大丈夫?

パン

猫に小麦粉を与える際に、小麦粉をそのまま食べさせるわけではなく、パンやクッキーなど食べやすい形に加工したものを与えようとするケースが多いかと思います。では、小麦粉を使った加工品は猫に与えても大丈夫でしょうか。

パン

パンは小麦粉やライ麦粉に酵母、塩、水を加えて発酵させて焼いたもので、他に砂糖や牛乳、バターやマーガリンなどの油脂、添加物などが含まれていることがあります。

パンにはさまざまな材料が含まれているほか、惣菜パンや菓子パンなどには玉ねぎチョコレートなど猫が食べてはいけないものが入っていることがありますので注意しましょう。


うどん

うどんは「薄力粉」「水」「塩」というとてもシンプルな材料で作られているということもあり、食べたからといっても毒になるわけではありません。

ただし、うどんの薬味として使われるネギは猫にとって有害なので注意が必要。またわさびなどの香辛料も胃炎や下痢の原因になるため要注意です。


クッキー

糖分や脂質が多く含まれているクッキーを猫に与えるのはおすすめできません。肥満による糖尿病のリスクも高くなり、ごくまれにショ糖が原因で虫歯になってしまう猫もいます。どうしても猫にクッキーを与えたいなら、猫用クッキーを用意してあげましょう。



食べなくても役に立つ! 小麦粉の意外な使い方

爪切り

猫が小麦粉を食べることはあまりおすすめできませんが、実は小麦粉は食べる以外にも意外な使い方が2つあります。

  1. 止血剤の代替品
  2. トリモチの除去剤

1. 止血剤の代替品

気をつけていても猫の爪を切り過ぎて血が出てしまったことはありませんか。そんなときに、小麦粉を出血した箇所に充てて圧迫します。出血が止まれば、小麦粉は洗い流しても大丈夫です。

2. トリモチの除去剤

ネズミや虫などを取るために使う「トリモチ」が猫の体に付着してしまったときにも役立ちます。もしトリモチが猫に付いてしまったら、まずは小麦粉をかけたのち、食用油を馴染ませてべたつきを取り、中性洗剤で洗い流します。

これでも粘り気が取れない場合は、被毛をカットして対処します。

猫に小麦粉を与えるのは控えて

シャム猫

キャットフードの材料にも使われる小麦粉は、猫が食べたからといって毒になるわけではありません。しかし、小麦粉は本来、猫が必要な食べ物ではなく、肉食動物である猫は消化をすることも難しい食材です。

できれば小麦粉が含まれる食品は避けてあげるのがベストといえるでしょう。

関連記事


Share!