
ソファはもともと私たち人間のために作られているものですので、注意しないと愛犬の怪我の元になってしまうこともあります。今回は、犬がソファをなめる、噛む、掘るといった行動をする理由や飛び降りる際の注意点、登らせないための対策について解説します。
この記事のまとめ
- 犬がソファを掘るのは、巣穴を掘って大切なものを隠していた野生時代の習性の名残
- ソファをなめる・噛むのは食べこぼしのにおいや退屈が原因のことがあり、しつこく続くときはストレスを疑う
- ソファからの飛び降りは関節に負担がかかり、小型犬では膝蓋骨脱臼(パテラ)や骨折の原因になることもある
- ソファが高い場合は、犬用ステップやスロープを設置して乗り降りの衝撃を減らす
- 犬と一緒に使うなら、汚れや抜け毛が見つけやすい淡い色で、レザーやマイクロファイバー素材の低いソファがおすすめ
犬がソファにいたずらする理由
犬がソファを掘ったり、なめたり噛んだりするのには理由があります。行動ごとに見ていきましょう。
ソファを掘る場合
犬は野生動物として暮らしていたとき、巣穴を掘って暮らしていたといわれています。
地面に掘った巣穴などで出産や子育てをしたり、捕らえた獲物を地面に穴を掘って隠したりしていました。その習性が現在も残っているのです。
クッションの下やもみくちゃにされた毛布などの下から、おもちゃやおやつが見つかったという経験がある方もいますよね。自分の大切なものやお気に入りを、大事に隠しているのです。
ソファをなめる・噛む場合
もし愛犬がソファを掘るだけでなくなめている場合、食べこぼしたもののにおいがソファに付いていて、それを必死に探しているのかもしれません。その場合は、ソファをきれいにしてあげてください。
あるいは、やることがないからソファを掘っているとも考えられます。おもちゃを買ってあげたり、お散歩の時間を増やしてあげたりすると「ホリホリ」は減っていくようです。
しつこく穴掘りをする、何度も行うなどの様子が見られるときは、ストレスが原因になっていないか考えてみましょう。放置すると「常同障害」という心の病気を発症する可能性もあります。常同障害とは、意味のない行動を繰り返す症状をいい、ストレスが原因とされています。
ソファからの飛び降りが怪我のリスクに
残念ながら、ソファのある暮らしが愛犬の怪我の原因になってしまうこともあります。
ソファに乗ったり飛び降りたりすることが、少しずつ関節の負担になっている場合もあります。特に小型犬では、膝蓋骨脱臼(通称パテラ)になったり、衝撃で骨折してしまったりするケースもあります。
若いときは勢いで乗り降りができていても、老犬になった頃に蓄積されたダメージが出てくる場合もあります。愛犬の大きさから見てソファが高すぎる場合は、スロープや昇降用の階段を設置してあげるとよいでしょう。
犬の階段を作って衝撃対策
階段は段差の大きさによってサイズが分かれているものがあるので、愛犬の足の長さに合わせて無理のないサイズを選んであげたいですね。
インターネットでも「犬用ステップ」と検索すると簡単に見つけることができます。犬用ステップは、ソファが高くて乗り降りするのが大変な愛犬にうれしいプレゼントになるかもしれませんね。
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クッション素材で作られた日本製の4段ステップで、ミニチュアダックスフンドなど足の短い小型犬でも上り下りしやすい段差になっています。
事故防止には、「自分で乗り降りをしないようにしつける」「飼い主さんがいるときだけソファを使わせる」といった対策も有効です。
犬をソファに登らせないという選択も
そもそも愛犬をソファに乗せるのが良いのか、という考え方もできます。
愛犬の足腰に良くないというのもありますが、飼い主さんと同じところにいることによって、愛犬が自分のテリトリーを正しく理解できなくなる可能性もあります。どかそうとすると攻撃的になって唸ったり、噛んできたりする犬もいるのではないでしょうか。
犬からすれば、「自分の居場所なのになぜどかそうとするんだ」と怒るのは自然なことです。それが飼い主さんにとっての問題行動になる場合は、ソファに登るのを禁止して、飼い主さんと愛犬の行動範囲をはっきり分けるようにしましょう。
愛犬との暮らしにベストマッチなソファの選び方
愛犬との暮らしにどうしてもソファが欲しい!一緒にソファでゆっくりしたい!という方におすすめのソファの選び方を見てみましょう。
淡い色味のレザーのソファがおすすめ
インテリア情報や家具についてのコンテンツを扱うウェブサイト「the spruce」によると、ペットと暮らす家庭におすすめなのは、汚れのわかりやすい淡いカラーのソファです。お掃除がしやすくなるだけでなく、抜け毛がはっきり見えるため「愛犬の体調不良に気付きやすくなる」「ノミなどを見つけやすくなる」といったメリットもあります。
素材としては、水汚れがひと拭きで落ち、引っかき傷に強いということで、レザー(革)のソファが推奨されています。同じ理由で、マイクロファイバー生地のソファもおすすめです。
お持ちのソファにマイクロファイバー生地の洗えるカバーをつけると、汚れたときも安心ですね。
特に小型犬や足腰の弱い老犬と暮らすご家庭におすすめなのが、こたつでも利用できるよう低く作られているソファです。ローソファやフロアソファと呼ばれ、まるで座椅子を横に並べたようなデザインになっており、リクライニング対応のものも販売されています。これなら愛犬と一緒に気兼ねなくソファでのんびりできますね。
犬専用ソファもあります
子育てと同じように、愛犬のしつけ方や愛犬との暮らし方も家族それぞれ。「ソファに愛犬を乗せないようにしよう!」と決めたご家庭におすすめなのが、犬専用のソファです。いろいろな素材や大きさから選ぶことができ、デザインもさまざま。愛犬とペットショップを訪れて一緒に選ぶ時間も楽しいですね。
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幅74cmのチェスターフィールド風のペットソファで、小型犬や猫が人と同じようにソファでくつろげます。
さいごに
愛犬と一緒にソファでくつろぐためには、愛犬のサイズや年齢に合ったソファを選んであげることがとても重要です。犬用の階段や犬用のソファなども検討して、愛犬との時間をより快適で安全な時間にしてくださいね。
参考文献
- 「Why Do Dogs Dig On The Couch」(Wag!)
- 「Couch Upholstery Choices for Cat and Dog Owners」(the spruce)
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