犬が仰向けになる気持ち お腹を見せる理由と病気を誘発する注意点を解説

犬が仰向けになる気持ち お腹を見せる理由と病気を誘発する注意点を解説

犬が仰向けでゴロゴロしていたりお腹を見せてくる姿はとっても愛らしいですが、犬の仰向けにはどんな理由があるのでしょうか。また、仰向け抱っこの姿勢を用いた「リラックスポジション」というしつけをご存知ですか? 実は「おすわり」や「伏せ」よりも先に教えたい基本姿勢なのです。

犬が仰向けで寝る理由

仰向けで寝る犬
Photo by ra_bi_0214さん Thanks!

犬は生活の中で仰向けで寝ることがあります。それにはどんな意味があるのでしょうか。

  • リラックス
  • 撫でてほしい
  • かまってほしい
  • 暑い
  • 降伏

基本的には、安心している場所でお昼寝をしていたり、飼い主さんの近くでお腹を出して「なでて」のアピールをすることが多いと思います。夏場であれば冷たい床に背中をつけてみたり、空調の効いた部屋であればお腹を出して寝ることもあるでしょう。

降伏の仰向けは、犬同士のコミュニケーションでみられる行動で、急所であるお腹を見せることで降伏を示し「もう許してください」と伝えます。リラックスした状態とは反対に、全体的に体に力が入り、耳は後ろに倒して、尻尾は内側へ巻いた状態になります。

怒っている飼い主さんに対してもお腹を見せることがありますが、その場合には「ごめんなさい。もう怒らないで」とお腹を見せつつも、尻尾を振って飼い主さんをなだめようとすることもあります。


犬が仰向けになってくねくねする理由

仰向け寝をする犬

シャンプーの後や散歩中に犬が背中をこすりつけるようにくねくねするのにも理由があります。

  • 背中がかゆい
  • においつけ
  • におい消し
  • 楽しい

基本的には、においを消したい場合や反対ににおいをつけたいことが多いです。シャンプーの後ではシャンプーのにおいを消すために背中をこすりつけますし、ミミズなどにおいの強いものがあれば自分のにおいを消すために背中をこすりつけます。

新しいおもちゃやベッドなど自分のものにしたいときには、自分のにおいをつけようとします。

その他、背中が痒かったり、単純にその行動が楽しい場合もあります。くねくねする犬の姿を見て、飼い主さんが「かわいいー!」と反応してくれたことがうれしくて、何度もその行動をするようになることもあります。


仰向けを注意したい犬種

仰向け寝に注意が必要な犬

仰向けで寝る姿も、くねくね背中をこすりつける姿もかわいいですが犬種によっては気を付けたい行動でもあります。

パグペキニーズなどの短頭種ダックスフンドコーギーなどの胴長犬種は長時間仰向けの姿勢はやめさせましょう

特に短頭種は気道が短いために仰向けで寝ることで余計に呼吸がしにくくなってしまいます。胴長犬種の場合は、腰に負担をかけることで椎間板ヘルニアのリスクを上げてしまうので、負担が少ないように毛布を敷いてあげるなど対策を取りましょう。


犬の仰向け抱っこ(リラックスポジション)とは

リラックスポジションをとる犬

飼い主さんが両足を前に出して座り、足の間に挟むようにする犬の仰向け抱っこ。これはリラックスポジションともいわれる体勢で子犬の頃から教えたいしつけです。この仰向け抱っこは、意外と知っている人が少ないのですがおすわり」や「伏せ」よりも先に教えたい基本姿勢になります。

犬の仰向けトレーニングが必要なわけ

リラックスポジションには、名前の通り犬にリラックスしてもらうための姿勢です。犬がお腹を見せるときは「降参しているとき」というのはよく知られていますが、ここでさせたい仰向けとは意味も目的も違います。

犬にとってお腹(一番弱い部分)を見せることは、安心していないとできないポーズです。特に、このリラックスポジションの状態で足や指の間、尻尾、マズルなど全身をさわってあげることで、どこをさわられても嫌がらない子にすることができます。

そうすることで健康チェックがしやすくなったり、爪切り歯磨きなどのケアがしやすくなります。

リラックスポジションのトレーニング方法

  1. 両足を前に出して床に座る
  2. 犬を足の間に挟むように仰向けで寝かせる

  3. 犬

  4. 肩のあたりを優しく支え、暴れても対応できるようにする
  5. 落ち着くことができたら、「OK」や「よし」の合図で解放してあげる

  6. 犬

  7. 慣れてきたら少しずつ体をさわってあげる

  8. 犬

  9. 優しく声をかけながら、お腹や足、顔周りなどゆっくりさわる

  10. 犬


これを何度も繰り返し練習し、習慣にしていきましょう。そうすることで、散歩後の足拭きや爪切り歯磨きなどのケアに応用することができます。

犬が仰向けになることを嫌がる場合

犬を仰向けにすると最初のうちは暴れたり、噛んだりしてその状態から逃れようとします。しかし、この時に解放してしまうと犬は「暴れたり、噛んだりすると解放してもらえるんだ」と学習してしまいます。

大切なのは犬が落ち着いたタイミングで解放してあげることです。暴れているうちは、肩のあたりを抑えるようにしましょう。

まとめ

犬
犬は「リラックス」しているときも「降伏」を示すときも仰向け姿勢をする
犬が仰向けでくねくねしているのは「においを消したい」「においを付けたい」という心理
短頭種、胴長犬種は長時間の仰向けは体への負担となるため避けましょう
愛犬のしつけとして仰向け抱っこでリラックスポジションをマスターしましょう
散歩や遊びの時間はたくさんあっても、犬とゆったり触れ合う時間は意外と少ないもの。1日の終りにリラックスポジションで、その日の出来事を話して聞かせてもいいですし、体をなでながらうとうとする犬を愛しく見つめるのでもかまいません。愛犬とお互いを感じる時間をつくって、より良い関係作りをしていってくださいね。

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