犬はフェリーに乗れる?同室可能なフェリーや乗船時の注意点を解説
愛犬と一緒に九州や北海道、沖縄へ行く際に、フェリーが便利なのをご存じですか?フェリーでは飛行機のように愛犬を預ける必要がないだけでなく、ペット同室で宿泊ができる航路などがあるなど、愛犬家に嬉しいサービスがたくさんあります。今回は犬と一緒に楽しむことができるフェリーや、乗船の際の注意点について紹介します。
犬はフェリーに乗ることができる?
犬が乗船できるフェリーは増えていますが、会社によって扱われ方が異なります。
移動中も犬と一緒に旅行を楽しみたいという方は、予約前にその会社がどのような規定を設けているのか確認しておく必要があります。
確認するべきフェリー乗船時の犬の扱い
犬が乗船可能なフェリーの場合は、下記の4種類の乗船方法が考えられます。「乗船可能」という条件の中にも大きな違いがあるため、事前に確認しましょう。
設置されたケージに預ける
犬用の部屋に並べられた犬用ケージに預ける方法です。預けたら、港に着くまで犬を見に行くことができない場合が多いため、飛行機のシステムに似ています。
鳴き声などの心配がいらない一方で、知らない場所に置いていかれることやほかのケージにも別の犬がいることなどから愛犬にかかるストレスは大きいでしょう。
車両に乗せておく
自家用車ごと乗船し、その車内に犬を置いていくという方法です。普段乗り慣れている車にいることができ、ほかの犬が近くにいないという点で愛犬への負担は少ないですが、気温の変化などに対応できません。
基本的には物と同じ扱いになるため「犬は乗船不可」とほぼ同じことを意味しているといえます。
特に「普段あまり車に置いて行くことがない」「置いて少し離れると飼い主が戻るまで鳴き続ける」などの場合は、長旅に耐えられないこともありますので、できれば避けたい方法です。
個人のケージごと乗船する
個人のケージに入れたまま乗車し、港に着くまでケージの中にいてもらう方法です。新幹線のシステムに似ています。ずっと目の届くところに置いておけるため愛犬も飼い主もお互いに安心です。
大型犬などケージに入れて移動させることが難しい場合、乗船できないといったデメリットがあります。
人間用客室に入ることができる
犬が入れる個室の客室で、ケージなどの制限なく自由に過ごすことができる方法です。もっともストレスが少なく、みんなで一緒に旅路を楽しむことができます。
個室の料金がかかりますが、愛犬のためにフェリーを選ぶ方々にとっては価値のある出費といえます。
犬と乗るフェリーのメリット・デメリット
フェリーに乗船するときに比較検討されることが多い飛行機と比較し、フェリーのメリット、デメリットを紹介します。
犬とフェリーに乗るメリット
<乗船までがスムーズ>
飛行機と比べると、乗船までに必要な手続きは少なく、荷物の積み下ろしの手間もありません。<犬がいる場所を把握できる>
飛行機の場合は、犬がどんな環境の場所に預けられるのか見ることができないため、不安が残ったまま搭乗することになります。犬とフェリーに乗るデメリット
<移動に時間がかかる>
乗船まではスムーズですが、進むスピードはやはり飛行機が一番速いです。<揺れがある>
慣れない揺れがあり、犬だけでなく飼い主が酔ってしまうことがあります。犬と同室可能な全国のフェリー
津軽海峡フェリー
ドッグルームという愛犬家向けの客室が用意されている船舶があります。乗船船舶やペットの種類・大きさなどにより乗船方法が異なるので、注意してください。
航路:青森〜函館
津軽海峡フェリー|わんこ対応フェリー
さんふらわあ
愛犬家向けのウィズペットルームという客室が数タイプと、ドッグランが用意されています。共有スペースを通る際などに使うペットカートも用意されていて、良心的です。客室がいっぱいの場合はペットルームの予約が必要になりますが、ドッグランを利用することができるので精神的な負担は少ないです。
航路:神戸〜大分/大阪〜志布志(鹿児島県)
商船三井フェリー|ペットと一緒にご乗船のお客様へ
新日本海フェリー
愛犬家向けのウィズペットルームという客室が用意されており、20kg以下の室内犬であることなどの利用条件を全てクリアできる犬であれば利用することができます。
航路:新潟~小樽
新日本海フェリー|ステートAツイン(ウィズペットルーム)
オーシャン東九フェリー
ペットケージも設備に含まれるwithペットルームが2部屋用意されています。満室の場合はペットルームを予約することも可能です。航路:東京〜北九州
オーシャン東九フェリー|ペットと一緒にご乗船のお客様へ
シルバーフェリー
「シルバープリンセス」「シルバーティアラ」「シルバーエイト」の1等ペット同伴室であれば、小型の犬、猫に限り客室に持ち込むことができます。航路:八戸~苫小牧/宮古~室蘭
シルバーフェリー|ペットのご乗船について
犬がフェリーに乗る際の注意点
車に置いていく場合
犬を車に置いていく際は、フェリーを利用する以前に注意するべきことが多いです。「車内に犬が食べてはいけないものを置いていかない」「車内でも排泄ができるように訓練しておく」「喉が乾かないように水を設置しておく」などです。
夏場は熱中症にかかる可能性が高いため、絶対に車内に放置してはいけません。
船酔い
船の揺れや環境の変化に緊張してしまい、精神的なストレスから嘔吐することがあります。おやつやごはんの与える量を調節したり、きつい服は着せないなどの工夫をしましょう。不安な場合は獣医さんに睡眠薬を処方してもらい、眠れるように促すのもひとつの方法です。
ほかの乗客への配慮
犬が乗船可能なフェリーでも、共有スペースへは入れないことがほとんどです。自由にできる個室の中でも、二枚扉等になってない場合は飛び出す危険性があるため、万が一のときのためにリードはつけておくようにしましょう。
必要なグッズを揃える
フェリーに限らず犬と一緒に公共交通機関に乗る際は必ず、クレートやキャリーバッグのような犬の全身がすっぽりと入るものを用意するのがマナーです。犬が入れない場所を通るのに使うのはもちろん、犬が安心するハウスのように使えるなどの用途があります。
<クレート>
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<キャリーバッグ>
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<スリング>
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愛犬とフェリーに乗る際は準備を万端に
フェリー乗船の際、犬の扱いがどうなるかは事前に確認しましょう
飛行機に比べ、フェリーにはメリットもデメリットもあります
フェリー乗船時には周囲に配慮した準備をしましょう
愛犬とフェリーに乗る際は事前に準備しなければいけないことや、乗っている間に注意しなければいけないこと、守るべきマナーなど気を付けなければいけないことがたくさんあります。
飛行機のように愛犬を預けるのが心配という飼い主さんにとっては、愛犬の近くで安心して長距離旅行ができる交通手段です。
旅行が好きな方や遠方に住んでいる家族がいる方などにとっては心強い存在となるでしょう。
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