ペット可賃貸物件の探し方は? 契約時に確認しておくべきポイントも解説
現在の日本では、約8割の飼い主さんが、愛犬をマンションや自宅の室内で飼っているといわれています。愛犬や愛猫と暮らしている方がお引越しをしようとしたときに大変なのが、「ペット可物件」を探すことではないでしょうか。そこで今回は、ペット可の賃貸物件の探し方と、退去費用が高額にならないためにチェックしておきたい点などを解説します。
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ペット可賃貸物件の探し方

犬や猫と一緒に暮らしている方、もしくはこれからお迎えしたいと思っている方が賃貸物件を探す時に大変なことは、「ペット可」であるかどうかだと思います。まだまだ日本はペット可賃貸が少なく、首都圏の高いところでも14%、その他の地域では5〜6%が平均で、分譲でも86.2%ほどといわれています。(不動産研究所調べ)
そのため、ペット不可のマンションで、秘密でペットを飼っていてトラブルになる事例は実際多いです。
ペット可賃貸の種類

では、どのような物件を探せば良いのでしょうか? 実は、ペットと住める物件には、「ペット可賃貸物件」と「ペット共生物件」の2つのタイプがあります。
ペット可賃貸物件
賃貸でペットと暮らしている大半の方は、こちらの「ペット可賃貸物件」ではないでしょうか。この中でも2つのタイプに分けることができ、1つ目が、最近のペットブームに乗り、途中からペット可に変更した賃貸物件です。当初はペット可ではなかった物件のため、動物が苦手、アレルギーがあるという方が住んでいる可能性も考えられます。部屋の仕様は、一般住宅と変わりません。2つ目が、当初よりペット可の賃貸物件です。最初からペット可として市場に出ているので、ペット嫌いな方が住んでいる可能性は低いです。また、ペット対応クロス(壁紙)などを使用しているケースもあり、飼い主としては嬉しい内装になっています。
ペット可賃貸から引っ越す際に気になること

「敷金が戻ってくるのか」「原状回復費用はどのくらいかかるのか」は、特にペット可賃貸からの引っ越しの際に気になる点かと思います。
いざ退去しようと思ったら、「こんなに高額を請求されるの!?」といった声も聞きます。犬や猫と暮らしているだけで、どうしてもハウスクリーニングは必要になってきます。ハウスクリーニングには、感染症予防のための消毒も含まれています。そこには、新しい居住者に「清潔な状態で安心して入って頂く」という意味合いも含まれています。
ですので、退去時に予想外の費用がかからないようにすることがベストです。これからペット可賃貸を探す方や既に住んでいて引越しを考えていらっしゃる方に、気をつけるべきポイント3点をお伝えします。
入居時に気をつけるべきポイント

敷金の中身
契約するときに支払う敷金に、退去時の現状回復費用が含まれているのかをチェックするようにしましょう。ペットのいない世帯よりも+1か月分多くお支払いすることがありますので、原状回復費用が含まれていると退去時の費用が抑えられます。リフォーム費用の明確化
犬や猫と暮している方のリフォーム費用がどのくらいかかるのかを、契約時に大家さんか賃貸業者に確認し、明確にしておくことが大切です。たとえば、クロスの張り替え料金、フローリングの染み、フローリングの張り替え料金など、金額が明確だと安心です。
退出時の部屋状況に合わせて都度見積もり計上されるのか
このパターンは一番不安ですよね。都度見積もりの場合は、過去の前例金額を聞いておいた方が安心です。汚れ具合、傷具合で最高いくらまで費用がかかったことがあるのかを聞いておくことをおすすめします。まとめ

ペット可物件には、「ペット可賃貸物件」と「ペット共生物件」の2タイプがある
ペット可賃貸から退去する際のハウスクリーニングは、感染症予防のための消毒までおこなっている
契約時に、敷金の中身やリフォーム費用、退去時の見積もりについてなどを確認しておく
賃貸業者さんと揉めたり後悔したりすることがないよう、飼い主さんとペットとの暮らしを考慮した上で、ライフスタイルに合った最適なペット可賃貸を探してみてください。
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