犬の薬の飲ませ方とは?錠剤や液体の薬を上手に飲ませる方法・コツを紹介【獣医師監修】

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愛犬にカプセルや液体などの薬を飲ませることに苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。愛犬が万が一病気になったときのために、薬を上手に飲ませる術は身につけておきましょう。今回はグッズをうまく使って愛犬に上手に薬を飲ませる方法やコツを目黒アニマルメディカルセンター/MAMeCの顧問獣医師の佐藤先生監修のもと紹介します。

記事を監修した専門家

獣医循環器学会認定医
佐藤 貴紀獣医師

麻布大学獣医学部卒業後、2007年dogdays東京ミッドタウンクリニック副院長に就任。2008年FORPETS 代表取締役 兼 白金高輪動物病院院長に就任。2010年獣医循環器学会認定医取得。2011年中央アニマルクリニックを附属病院として設立し、総院長に就任(現在は顧問獣医師)。2017年JVCCに参画し、取締役に就任。子会社JVCC動物病院グループ株式会社代表取締役を兼任。2019年WOLVES Hand 取締役 兼 目黒アニマルメディカルセンター/MAMeC院長。「一生のかかりつけの医師」を推奨するとともに、専門分野治療、予防医療に力をいれている。


犬が嫌がらない薬の飲ませ方

薬と犬
投薬補助おやつピルポケットに包まれた薬を見る社員犬はな

食べ物に混ぜる

薬をごはんに混ぜたり、柔らかい食べ物に包んだりすることによって、薬であることが分からないようにして与える方法です。

薬を包むものはペースト状のウェットフードや、缶詰めのフード、ふかしたサツマイモなどを使うと包みやすいです。

最近では投薬補助用のおやつも販売されているため、そういったものを使うと与えやすいでしょう。

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飲み込ませる

病院で多く行われる方法ですが、飼い主が行うには少々難易度が高くなります。口を開けさせ、奥のほうに薬を投入し、飲み込ませる方法です。

【飲み込ませる方法】

  1. 犬にお座りの態勢を取らせる
  2. 薬を持ったまま、上あごの部分と下あごの部分をそれぞれ片手で持ち、口を開けさせる
  3. 犬歯と奥歯の間に歯が少ない場所があるのでそこを指で持つようにし、上と下にゆっくり開ける
  4. 口を開けさせたままの状態で、なるべく口の奥に薬を入れる
  5. 口を閉じさせ、喉のあたりをさすってあげて、ごくりと薬を飲み込ませる

\One Point!/
事前にシリンジ、またはスポイトに水を入れておき、口を閉じさせたら口の横の部分(歯が少ない場所)から少量の水を入れてあげると、うまく飲み込んでくれることが多いです。

薬の種類ごとの飲ませ方

食べ物に混ぜても食べてくれない、どうしてもうまく薬を飲ませることができない場合は以下の方法を参考にしてみてください。

錠剤・カプセルの場合

粉々にして食べ物に混ぜるか、水と混ぜて液体状にしたものをシリンジで口に投与する方法があります。

身の回りのもので比較的簡単に砕くことができますが、毎日使う場合は薬を砕けるグッズがあると便利です。

カプセルの場合、砕いたら効果が薄くなる可能性があるため、砕いてもいい薬かどうか獣医師に確認することをオススメします。

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粉剤

ゼリーやオブラートに包んであげたり、水と混ぜて液体状にしたものをシリンジで口に投与する方法があります。

オブラートの場合、薬を入れて水で濡らしたら封をし、カリカリくらいの大きさに小さく丸めてご飯と一緒に食べさせましょう。

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犬が薬を飲むことを嫌がるとき

投薬器を使う

犬が嫌がって、噛まれる恐れがあるときは投薬器を使ってみましょう。「錠剤」「カプセル」「液状の薬」に対応しています。

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注射にしてもらう

どうしても薬を飲ませることが困難なときは、注射をするという方法もあります。フィラリア予防も投薬ではなく、注射で済ませることもできます。

ただし、注射は投薬よりも効き目が強く、アレルギー反応のリスクもあるため、よく検討する必要があります。また、すべての薬が注射に代替可能なわけではありません

犬の薬の飲ませ方は色々試してみて

テーブルの上に顎を乗せる犬

食べ物に混ぜることがオススメ
投薬補助用グッズの使用の検討を
注射に代替可能なケースも
困ったら獣医師に相談を

獣医師から処方された薬を飲ませるのが困難だからと、与えるのをやめてはいけません。無理にでも飲まさないと、その子にとってさらに負担のある入院につながる恐れがあります。

どうしても飲ませることができない場合は1人で悩まずに獣医師に相談しましょう。また、薬を上手に飲んでくれたら必ず褒めてあげましょう。