猫を抱っこしたい人は必見! 正しいやり方や嫌がる理由を解説

猫を抱っこしたい人は必見! 正しいやり方や嫌がる理由を解説

もふもふしている猫を見ていると、なぜだか無性に抱っこしたくなるもの。でも、猫は激しく甘えてくる時もあれば、飼い主さんの呼び掛けも無視する時もあるほど気まぐれな生き物です。もちろん、そこが猫の魅力でもあります。猫と一口に言っても性格はバラバラ。抱っこが大好きで飼い主さんにせがんで来るような甘えっ子もいれば、抱っこしてもすぐ逃げてしまう独立心旺盛な子もいるでしょう。今回は猫に好かれる正しい抱っこの仕方や猫に抱っこを好きになってもらう方法を紹介します。


猫が抱っこをおねだりする気持ち

膝の上の猫
抱っこが好きな猫ちゃんも多くいます。忙しい時に限って「抱っこ、抱っこ」とせがんでくることも珍しくありませんね。猫が抱っこしてほしい時はどんな時なのでしょうか。

飼い主さんに甘えたい

猫が抱っこをおねだりするのは、やはり「甘えたい」という気持ちの時が一番多いでしょう。猫は飼い主さんを自分の親のような、保護者であると認識している場合が多いと言われています。子猫が親に甘える気持ちで抱っこをおねだりしているのかもしれません。抱っこが好きな子は甘えっ子が多いです。

抱っこされると暖かいから

寒い時は猫から抱っこのおねだりをされる事が増えます。猫は寒さが苦手で、多頭飼育をしていると寒い時は猫だんごをします。寒い時に抱っこをせがむのは、飼い主さんに抱っこしてもらうと暖かいからという理由もあります。飼い主さんと猫だんごしたいのですね。

自分の匂いを付けたい

お風呂上りなどに抱っこをせがんでくるときは、自分の匂いを付けたいからかもしれません。変化が嫌いな猫は、自分の知らない匂いが苦手です。よその猫ちゃんを触ったら、しばらく愛猫が近寄ってきてくれなかったという経験がある方もいるのではないでしょうか。お風呂上がりもそれまで飼い主さんに付いていた自分の匂いが取れてしまうので、早く自分の匂いがする飼い主さんに戻ってほしいという気持ちで抱っこをせがむのです。抱っこ以外にも、お風呂上がりの飼い主さんをグルーミングしたがる猫ちゃんもいます。

猫が抱っこを嫌う理由

寝転ぶ猫
抱っこが大好きな猫がいる一方で、抱っこが嫌いな猫もいます。なぜ抱っこが嫌いなのか考えてみましょう。

体勢が不安定

そもそも抱っこされるのは猫にとって自然な体勢ではありません。特に正しい抱っこの仕方を理解していないと、猫にとっては抱っこされたときに不安です。猫や犬の正しい抱っこの仕方を理解していない方は、案外多いんです。

嫌な経験がある

抱っこをされるということは、動きが制限され束縛されるということ。そもそも猫は束縛が嫌いですし、動きを封じられれば不安になります。無理やり抱っこされたことがあるなどの嫌な経験があると、抱っこが嫌いになってしまう場合もあります。

嫌な匂いがする

猫は匂いに敏感な動物です。抱っこが嫌いな理由は、飼い主さんが猫が嫌いなにおいをさせているからかもしれません。猫は香水やタバコ、柑橘系匂いは嫌いです。最近は匂いの付いた柔軟剤など流行っていますが、これも猫には良くないと言われています。人間が良い匂いだと思っても、猫にとってはそうではない場合もあるのです。タバコの臭いのせいで、猫ちゃんに敬遠されていることが分かったお父さんが禁煙したという話もありますよ。

個性・性格

猫が抱っこが好きか嫌いかは、これまで紹介したような要因かもしれませんが、一番影響しているのはその子の性格でしょう。筆者は保護活動をしており、なるべく抱っこが嫌いにならないように育てますが、同じように育てても抱っこが大好きな子と、嫌いな子に分かれます。兄弟や、兄弟同然に育った子でもそれぞれ違うので、これは猫の性格、個性と言えるでしょう。匂いや経験などが原因の場合は飼い主さんの努力次第で抱っこが好きな子になるようにすることもできますが、個性となるとそうもいきません。

筆者の愛猫は、保護している子猫たちにも好かれる穏やかな子ですが、抱っこは嫌いです。兄弟同然に育った子は抱っこが大好き。猫の嫌がることはしたくありませんし、なでたり遊んだりはできるので、その子を無理に抱っこしたことはありません。それでも、猫との暮らしは十分に楽しいし、大切な愛猫であることに変わりはありません。

正しい猫の抱っこの仕方

抱っこされる猫
猫を不安にさせない正しい抱っこの仕方を紹介します。

人間の赤ちゃんを抱っこするように

猫を抱っこするときは猫の体が不安定にならないように、片方の手を猫のわきに入れ、もう片方で猫のお尻の部分を支えます。こうすると不安定さが軽減します。抱っこに慣れていない子は特に足がぶらぶらしていることに不安を感じやすいので、後ろ足が飼い主さんの体に密着するようにするか、腕でお尻を支え、手で後ろ足を持ってあげるようにするとより安定感を得られます。

最初は座って抱っこする

抱っこに慣れている子は立ったままの姿勢でも大丈夫ですが、慣れていないときは高い位置での抱っこに不安を感じやすいもの。最初はソファーや椅子などに座った安定感のある姿勢で抱っこしましょう。膝に乗せることから始めるといいですね。

猫を抱っこ好きにする方法

抱っこされる猫
まず初めに知っていていただきたいのは、「猫は抱っこされるのが自然なことではない」という点です。人間の赤ちゃんは抱っこされて育ち、その行為に愛情を感じますが、猫はそうではありません。母猫はお腹に子猫を抱きかかえますが、抱っこはしません。猫は飼い主さんとのコミュニケーションの中で抱っこが愛情表現だと理解するようなりますが、初めから分かっているわけではないこと、そして猫にもそれぞれ個性があることを理解しておいてください。抱っこを好きになってもらう方法を紹介しますが、どんな猫でも抱っこできるようになるというわけではないことも知っておいていただきたいと思います。

始めはちょっとひざに乗ることから

猫に抱っこに慣れてもらうためには、少しずつ慣れてもらうようにしましょう。猫のそばに座ってなでるなど、猫が気持ちが良いと感じることをしてあげるようにします。猫がひざに手を掛けてくるようになるなど距離が縮まるようにしましょう。だいぶ距離が近づいたなと感じたら、少しだけひざに乗せて、猫がなでられるのが好きな場所をなでてあげましょう。最初は前足だけひざに乗せるとあまり警戒しません。猫によってなでられるが好きな場所は違いますから、普段から研究しておいてください。短い時間から始めることで、ひざの上は心地良いと感じてくれるようにします。

寒い時は飼い主さんにとってチャンスです。猫は寒いと温かい場所を求めて猫だんごをしたがるので、ひざの上に来てくれる確率が上がります。ひざの上におやつで誘導してもいいですよ。ただし、ひざの上に来てくれたからといって無理に引き留めたりしないようにしてください。猫がしたいようさせてあげることが一番大切です。

抱っこされると楽しい状況を作る

抱っこされてじっと座るのが苦手な猫ちゃんの場合は、抱っこされた時に楽しいことがあるようにしてみてください。飼い主さんとの関係が良好であれば、抱っこが嫌いでも抱き上げられたからといって大暴れしないでしょう。猫がジャンプしないと届かないような場所に、猫が興味があるようなものをぶら下げておきます。筆者はキーホルダーなどを冷蔵庫の取っ手やドアに、フックを付けて吊り下げています。おもちゃなどをぶら下げた近くで正しい抱っこの仕方で猫を抱き上げたら、猫が嫌がる前におもちゃに近づけて触らせたり、かじらせたりしてあげます。猫はジャンプすればそれに届きますが、抱っこしてもらわないとじっくり触ることができません。

数か所そういう場所で抱っこしておもちゃで遊ばせてあげるようにすると、抱っこが嫌ではなくなってきます。おひざでじっと抱っこされるのが好きではなくもても、このように抱っこしてもらって部屋を散歩したり、遊んだりするのは好きになる子が多いです。

いつでも猫を抱っこできるグッズを紹介

抱っこが大好きな猫ちゃんは、いつも飼い主さんに抱っこしてほしいとねだってきます。飼い主さんのほうでも、できればその希望に応えてあげたいと思いますよね。両手が離せないときでも猫のおねだりをかなえることができるグッズを紹介します。

猫を抱っこできるエプロン

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猫を入れられる大きなポケットが付いたエプロンです。猫が好きなモフモフ素材でできているところもいいいですね。

猫の抱っこは無理強いしないことが大切

猫
猫を飼ったら、「抱っこが好きな子になってほしい」と思う飼い主さんは多いでしょう。しかしご紹介した通り、抱っこは猫にとって当たり前の姿勢ではないので、苦手な子は少なくありません。抱っこが居心地良いと感じれば抱っこ好きになってくれる可能性はありますが、好き嫌いはやはり猫次第です。抱っこ好きになってくれるように努力してもダメだったときは、無理強いせずに他の方法で猫とのコミュニケーションを楽しみましょう。猫は愛情深い動物ですから、抱っこが好きではなくてもいろいろな方法で飼い主さんとの絆を深めることはできると思います。

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