犬を飼うならどこからがおすすめ? ペットショップだけじゃない、ブリーダーや保護犬から迎える選択肢

犬を飼うならどこからがおすすめ? ペットショップだけじゃない、ブリーダーや保護犬から迎える選択肢

犬を飼いたいと思っても、実際どこから迎えるのがいいのかわからないですよね。同じ犬であってもペットショップ、ブリーダー、保護施設など違ってきます。今回は、犬を飼う(迎える)とき、どんなことに注意して考えればいいか、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

犬を飼いたいと思ったら

犬が好きな人は、「犬を飼ってみたい」「一緒にドッグライフを楽しみたい」と思っている人が多いと思います。その中でも、好きな犬種や飼いたいと思ったきっかけはさまざまあるでしょう。とはいえ、犬を家族に迎えるなら考えなければいけないことがたくさんあります。

ペットを飼育できる環境か

ラブラドールレトリバー

犬を飼いたいと思っても、現在住んでいる家がペット可かどうかまた、ペットの条件なども確認する必要があります。例えばマンションでは、「エレベーターに乗る際は抱っこしなければいけない」という利用ルールが決まっていることも珍しくありません。この場合は小型犬にするか、引っ越しを考える必要があります。

経済的負担

当たり前ですが、犬を飼うのにはお金がかかります。毎日のエサ代や、ワクチンや予防薬代、トイレシートやおもちゃなどの消耗品など。その他、ケガや病気になれば医療費もかかりますし、愛犬と一緒に旅行するとなると宿泊費などもかかります。犬の平均寿命も伸びていて、小型犬であればだいたい18年、大型犬だと大体8年くらい生きます。きちんと終生飼育ができるかどうか考える必要があります。

誰が面倒をみるのか

抱っこされる犬

誰が面倒をみるのか。これはとっても重要で、しつけにも大きく影響します。家族全員がそれぞれ好きなやり方で世話をして、かわいがっていては犬も誰の言うことを聞けばいいのかわからなくなってしまいます。そして、おやつもみんなが少しずつあげていたら、それは少しではなくたくさんです。健康管理ができていなければ肥満になり、さまざまな病気にもなりやすくなります。

ライフスタイルと飼いたい犬種は合っているか

「この犬種が好きだから」「かわいいから」という理由だけで犬を飼うのはやめましょう。犬はもともと、羊を追ったり獲物を追ったり、狩りの手伝いをしたりと人間のパートナーとして仕事をしてきました。その気質は今も変わらず残っています。飼いたい犬種の習性をしっかり知って、その上で自分のライフスタイルと合っているか、飼えるかどうがよく考えてみましょう。


どこから迎えるか

どこから迎えるか。これもとっても重要なことです。「どんな犬が飼いたいか」にもよりますが、選択肢を広く持ち、自分の目で見て判断しましょう。今回は、この「どこから迎えるか」について詳しく紹介していきたいと思います。

犬を迎えるならどこから?

子犬

犬を飼おうとして思いつくのは、まだまだ多くの方がペットショップからなのではないでしょうか。大きなショッピングモールには高い確率でペットショップが入っています。犬を飼うことを考えていなかった人も、「ふらっと立ち寄ってみて一目惚れした」ということもあるでしょう。

犬を迎えることができるのはペットショップだけではありません。犬種を専門に扱う「ブリーダー」や、さまざまな理由から新しい飼い主を探している「保護犬」と大きく分けて3パターンあります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

ペットショップから飼う

現在、最も多いのがペットショップから飼うことです。大型ショッピングモールにはたいてい入っているので、家族でふらっと立ち寄ることができます。その気軽さ故に衝動買いしやすく、「実際に飼ってみたら思っていたのと違った」などというリスクがありますが、デメリットばかりではありません。

メリット

  • 気軽に立ち寄ることができる。
  • 一度にたくさんの犬種を見ることができる。
  • 飼い始めに必要な物をその場で購入することができる。
  • 犬の最も大切な時期(社会化期)に、さまざまな人や音、環境にさらされているので物怖じしない犬になりやすい。
  • ショップによっては系列店のサロンやしつけ教室、病院などが割り引きされることもある。

デメリット

  • 必ずしも好きな犬種・毛色・性別がいるとは限らない。
  • 個体の性格を判断できない。
  • 料金が高い。
  • 人気犬種は血縁が近い場合も多く疾患のリスクがある(入手先による)。
  • ペットショップの店員はアルバイトということも多く、必ずしも正しい知識を持っているとは限らない。


ブリーダーから迎える

ジャックラッセルテリアの親子

犬種としての魅力を残すため、広めるために多くのブリーダは1犬種または2犬種の繁殖をしていることがほとんどです。飼いたい犬種が決まっているならブリーダーから迎えるのがおすすめです。

しかし、ブリーダーの中には「悪徳ブリーダー」と呼ばれる人たちもいます。ブリーダーだから大丈夫と安心せず、きちんと「犬たちの飼育環境」「子犬の両親の状態」を確認させてもらいましょう。


メリット

  • 犬種についてわからないことは何でも教えてくれる。
  • 飼いたい毛色や性別なども事前に見ることができる。
  • 子犬の性格をある程度把握することができる。
  • 両親の体格から子犬がどれくらいの大きさになるかも予測することができる。

デメリット

  • 事前予約が必要。
  • ブリーダーの見極めが必要。
  • 広い施設が必要なので都心から離れている。
  • 飼い始めに必要な物をその場で購入できない。


保護された犬を迎える

最近日本でも周知されてきたのが「保護犬保護猫」から迎える選択肢です。「保健所」や「動物愛護センター」「シェルター」「預かり親さん」などさまざまな形で一時保護しています。保護をしている団体によっても譲渡の条件が異なりますが、保護される犬の多くは成犬のため、体の大きさや性格を知った上で迎えることができます。



メリット

  • 子犬だけではなく、成犬や老犬という選択肢がある。
  • 純血種だけでなく個性的な雑種犬と出会える。
  • 飼い主さんと犬の相性を確かめるためのトライアル期間がある。
  • 生体料金はかからない(その子にかかった医療費、今後の活動資金が基本)。

デメリット

  • 飼いたい犬種が必ずいるわけではない。
  • 誰でも譲渡してもらえるわけではなく団体ごとに条件がある。
  • 保護される前にどんな生活をしていたかを把握できない。

ライフスタイルにあった犬を

笑顔な犬

「犬を飼う」ということは簡単なことではありません。楽しいこともたくさんありますが、旅行など行動に制限がかかるなど、今までできていたことができなくなることもあります。

一昔前までは、「餌と水を与え」「寝床を与え」「適度に散歩をさせる」ということができていれば良しとされていました。犬は番犬として外で飼われ、人が来たら吠えるのが普通でした。

しかし、番犬から家族へ、外飼いから室内飼いへと犬に対するペットという感覚が日本全体で変わっていき、飼育の見直しがされるようになりました。それにより現在では、しつけをすること、犬とコミュニケーションを取ること、犬の気持ちをより考えることが求められるようになりました。

例えば、「小型犬なら散歩も少なくて済むし、しつけもしやすそう」と思って飼った犬がテリアだったなら……。

猟犬として活躍していたテリアは、体が小さくても体力はとてもあります。そして、獲物に立ち向かうとう強い気質を持っているので、しっかりしつけをしないとわがまま放題で手を焼いてしまうなんてことにもなります。

特に初めて犬を飼う人の中には、「思っていたより手がかかる」「しつけがうまくいかない」「相談できる人がいない」などの理由からノイローゼになってしまうこともあります。そういった理由から、飼育放棄されてしまうこともあるのです。

「かわいい」と思う犬の種類は人それぞれ違いますが、「かわいいから飼う」のではなく、きちんとどんな犬が自分にあっているかを調べる必要があります。そして、どこから迎えるのかというのもとても重要です。ペットショップなのか、ブリーダーなのか、保護犬からなのか……。どんな迎え方であれ、新しい家族を大切に育てるということが一番大切です。

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