猫が膝の上に乗ってくる4つの理由!猫の気持ちや膝の上に乗ってもらう方法などを紹介

猫が膝の上に乗ってくる4つの理由!猫の気持ちや膝の上に乗ってもらう方法などを紹介

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猫は飼い主さんの膝の上に乗ることがありますが「猫が膝の上で寝て重い」という方もいれば「まったく膝の上に乗ってこない」という方もいるのではないでしょうか。実際に猫は膝に乗るのが好きなのでしょうか。猫が膝の上に乗る理由や乗らない理由、猫に膝の上に乗ってもらう方法などを紹介します。

猫が膝の上に乗る4つの理由

猫

猫が膝の上に乗る理由として「暖かい」「信頼している」「甘えている」「かまってほしい」の4点が挙げられます。

1. 暖かいから

猫の祖先は砂漠地帯に現在も住んでいるリビアヤマネコです。リビアヤマネコは外見や大きさがキジトラ猫にそっくりです。つまり人と一緒に暮らすようになったイエネコも先祖のDNAは強く受け継いでいます。

暖かく乾燥した地方に適応した体の猫は寒いのが嫌いです。

膝の上は暖かいので猫はそこに乗りたくなるのです。夏には膝に乗ってきてくれなかった愛猫が、寒くなってきた途端に膝の上で丸まるようになったということも珍しくありませんね。

ゴロゴロ鳴く場合は嬉しいサインです。


2. 信頼しているから

猫ちゃんが膝の上に乗って毛づくろいをしたり、寝る場合は、信頼の証でもあります。

いくら暖かい場所であっても、膝の上という密着した場所では、信頼がなければ体を預けることはできません。猫は飼い主さんを信頼しているからこそ、膝の上でくつろいでくれるのです。

愛猫が膝の上に来てくれないからといって「愛猫に信頼されていないのでは」と不安になる必要はありません。

膝の上が好きではない猫ちゃんは珍しくなく、飼い主さんのことを信頼しているとしても膝の上に来てくれないこともあるのです。

3. 甘えているから

飼い主さんと猫の関係は、保護者と子どものような関係であるといわれています。猫にとって、飼い主さんは自分を守り、愛してくれる母親のような存在です。

飼い主さんの膝の上は暖かく、飼い主さんの匂いに包まれて安心することができます

見上げて見つめてくる場合は、大好きな飼い主さんの膝の上でお昼寝をしたり、なでてもらったりしたいという、甘えたい気持ちからお膝に乗ってくるのです。

4. かまってほしいから

猫は1人で過ごしたいときもありますが、猛烈に飼い主さんにかまってほしいときもあります。

飼い主さんにかまって欲しいとき、自分に集中してほしいときに猫が膝に乗ってくることがあります。

膝の上が嫌いな猫もいる

猫

猫がみんな膝の上が好きかといえば、そういうわけではないのが現実です。

そもそも膝の上に乗るということは、猫にとっては自然な行動ではありません。

膝の上に乗ってみたところ、心地良かったので膝の上が好きなったのであり、その経験がなければ膝の上が好きにはならないでしょう。

膝の上は飼い主さんと密着できるという利点がありますが、居場所としては不安定です。膝の上で熟睡してしまう子もいますが、冷静に考えてみれば膝の上は居心地があまり良さそうではありません。

また猫の中には、飼い主さんのことが好きであっても、そんなにベタベタしたくない子もいます。そのような子は飼い主さんと同じ空間にいたいとは思っても、膝に乗りたいとは思わないかもしれませんね。

猫は膝の上に乗る人を選んでる

猫

そもそも膝の上に乗らない猫もいますが、人の膝の上に味をしめた猫は乗る人もきちんと選んでいます。

1. 信頼できる・世話してくれる人

密着する場所のため、信頼できる人ではないと体を預けることはないでしょう。

普段お世話をしてくれているからこそ、信頼できる母親同様な存在になっているはずです。

2. 座り心地がいい人

その猫にとって座り心地が良いと膝の上に乗ってもらえます。

「あまり動かない」「ふかふかのブランケットを膝に置く」など、猫にとって居心地の良い環境を作っている人を好みます。

夏の暑いときでも猫が膝の上に乗ってくる

子猫

猫は砂漠出身なので暑さには比較的強く、暖かい場所に居たがります。

猫が気持ちよいと感じる気温は、人間や犬に比べると高めで25~28℃程度とされています。

日本の高温多湿の夏には猫がいる部屋にもクーラーが必須ですが、クーラーの冷たい風邪が苦手である猫ちゃんは少なくないでしょう。

猫はかなり日差しが強い日にも、ひなたぼっこが大好きです。夏に膝に乗って来られると、人間としては「暑い」と思いますが、猫にとっては快適な温度なのでしょう。


猫が膝の上で爪を立ててしまう理由

アビシニアン

猫がひざの上に乗ってきたときに、爪を立てられたり、爪とぎをされたりして痛い思いをしたことがある飼い主さんもいるでしょう。

猫は悪意を持って爪を立てているのではありません。猫は人間の素肌には極力爪を立てないように気をつける動物です。

しかし服の上からは爪を立ててしまうことがあり、これは猫が触れているのが素肌ではないため、その服のすぐ下に飼い主さんの肌があると分かっていないからだと考えられます。

猫には「服を着る」という概念はなく、服は猫が日常的に接している他の布地と変わりありません。爪を立ててはいけないものだと認識しにくいのです。

猫に膝の上に乗ってもらうには

猫

猫に膝の上に乗ってもらう方法を紹介します。無理に乗せる必要はありませんので、自然な範囲でトライしてみましょう。

1. おいしいおやつをあげる

猫にひざの上に来てほしいときは、膝の上でおいしいおやつをあげるようにすると乗ってくれます。

はじめは飼い主さんの膝の上に前足を乗せるところからはじめましょう。

膝の上に乗るのが苦手な猫は、いきなり体全部を乗せるのはハードルが高いです。膝の上に来たらいいことがあると覚えてもらいましょう。

2. フワフワのひざ掛けを利用する

フワフワしたものが好きな子は多いです。

フワフワの膝掛を膝の上にかけて膝の上を居心地がいい場所にしてあげると、膝の上に来てくれることがあります。

あぐらをかくようにして、膝の間に丸いくぼみを作ってあげると猫ちゃんが入りたくなりますよ。

猫が膝の上に乗ってもらうためには気の向くままが一番

椅子の上の猫

猫に膝の上に乗ってもらえたら嬉しいですが、案外、膝の上が苦手な猫は多いものです。

膝の上に乗ってもらう方法を紹介しましたが、これら方法でも膝に乗るのが嫌な子もいますし、無理強いは良くありません。

猫には気の向くまま好きなように暮らしてもらいましょう。