猫の目の色は何種類? 性格への影響や色の変化について解説

猫の目の色は何種類? 性格への影響や色の変化について解説

猫の目は、体の大きさや毛の種類と同じように猫の独自性を左右する重要なパーツです。ときには、病気を見つける手がかりとなることもあります。そんな猫の目の色にはたくさんの種類があるのですが、色ごとに性格が異なったり、成長とともに色が変わったりするといわれています。子猫と暮らす人にとっては、いつ色が決まるのかも気になるところです。今回はそんな猫の目について、解説していきます。

猫の目の色にはどんな種類がある?

一口に猫の目といっても、色や表情はさまざまです。愛猫の目の色がどんな種類の色に属するのかを知りたい飼い主さんもいると思います。ここでは、代表的な目の色6種類をご紹介します。

  • ブルー
  • グリーン
  • アンバー
  • ヘーゼル
  • カッパー
  • レッド


ブルー

青い猫の目

「ブルー」に見える猫の目は、目そのものが青いわけではなく、メラニン色素をほとんど持っていない眼球に光があたることで、青く見える目です。

見方によっては、パープルっぽい輝きが見えることもあります。濃度がさまざまで、濃さによって「サファイアブルー」や「アクアブルー」と呼ばれることがあります。

グリーン

緑の猫の目

西洋の猫によく見られる目の色が「グリーン」です。日射量が少ない地域で暮らしていたことで、色素が薄くなった猫の遺伝を引いていることが多いです。

宝石のように美しい輝きを放つことから、ブルーと同じように「エメラルドグリーン」など、宝石の名前で呼ばれることもあります。


アンバー

猫の目アンバー

英語で琥珀色の意味を表す「アンバー」は、ゴールドやイエローの色を目を指します。グリーンよりも色素が多いアンバーは、日本で見かける機会もグリーンやブルーよりも多いです。

ヘーゼル

猫の目ヘーゼル

「ヘーゼル」は、グリーンよりも少しメラニン色素が多い目の色です。眼球に近い部分はグリーンで、それ以外の部分がブラウンに近い色になっています。

カッパー

猫の目カッパー

メラニン色素がもっとも多い目の色は「カッパー」と呼ばれています。光のあたり方によって赤みの強いブラウンに見えたり、暗めのブラウンに見えたりします。

レッド

遺伝子疾患で生まれるアルビノの猫に見られる目です。色素がまったくないため血管が透けて赤く見えます。


目の色は遺伝が影響する?

猫の目の色には、親猫から受け継ぐ遺伝子の特徴が現れることが多いです。もちろんその割合はまちまちなので、兄弟であっても色が異なるのは不思議なことではありません。

目の色はいつ決まるのか

子猫の目

遺伝的に目の色は決まっていますが、その色が現れるまでには少し時間がかかります。

生まれたばかりの子猫は体内に持っているメラニン色素の量が少ないため、その多くがブルーです。この時期の目の色を「キトンブルー」といいますが、生後1〜2カ月頃までは沈着したメラニンの働きが現れないため、ブルーのままです。

この色は成長とともに徐々に変わっていきますが、本来の色が現れるまでには半年程度かかります。


左右の色が違うオッドアイとは

猫の目オッドアイ

「オッドアイ」は、左右の目の色が異なる猫に使われる言葉で、「虹彩異色症」とも呼ばれています。左右どちらかがブルーで、別の目がイエローまたはオレンジ、ブラウン、グリーンのいずれかであるケースが多く見られます。猫種に関わらず発現する可能性がありますが、とくに白い猫での発生率が高いです。


ダイクロイックアイとは?

ダイクロイックアイの猫
Photo by cosora._.coumiさん Thanks!

ダイクロイックアイとは、1つの眼球に2色の色が混在している目のことを指し、特徴としてはグラデーションではない点が挙げられます。

先天性のもので、子猫から成猫になったからといってダイクロイックアイにはなり得ません。オッドアイよりも珍しいですが、白い猫での発生率が高いといわれています。

目の色によって性格が違う?

猫の性格は猫種による影響が大きいですが、同じ猫種の中でも目の色が異なれば、色ごとに性格の特徴が異なるという説もあります。

しかし、性格は環境などによっても変わってくるものなので、鵜呑みにするのも誤解を生む原因となります。参考程度の知識と思っておきましょう。

青い目の猫は恥ずかしがり屋?

目の色と性格の話でもっとも有名なのは、ブルーの目を持つ猫に関するものではないでしょうか。シャイでちょっと臆病な面があるといわれています。

しかし、実際にこれに当てはまる猫は多くても、現段階で科学的根拠はありません。色素が少ないという点から、アルビノのような体の弱さと、そこからくる心の繊細さが認められるかもしれませんが、色素が薄くてやんちゃな猫もたくさん存在します。

こんな色なら病気かも?

猫の目にはさまざまな色があるだけでなく、一生の間に美しい色の変化も見られるなどミステリアスな魅力があります。しかし注意したい色や変化もあるので、いつもと違う様子が見られた場合は獣医師に相談しましょう。

濁ったような白

「角膜炎」や「白内障」「角膜混濁症」を発症すると、目が白っぽく濁ることがあります。「白内障」などは、年齢とともに発症するリスクも高くなる病気です。

充血した赤

眼球だけでなく、目のきわや粘膜などが赤くなることがあります。「結膜炎」の症状に見られるように粘膜が赤くなっている場合には気がつきにくいので、痒がる様子などの行動が見られたら異変を疑ってください。

濁ったような緑

「緑内障」や、一部の猫種で傷がついたときに見られる症状です。「緑内障」の場合は進行すると目が大きく、飛び出してきます。

白目部分が黄色/黄土色

肝臓の疾患があると目の色が黄色っぽくなったり、黄疸ができたりすることがあります。


黒目の外が茶色/黒色

角膜が壊死する疾患や「メラノーマ」などにかかると見られる症状です。メラノーマは進行につれ合併症を引き起こすこともあります。検診で早期発見できることがあるので、定期的に獣医さんに見てもらいましょう。


人々を虜にする猫の目

顔の表情を大きく左右する猫の目は、見ていると引き込まれる魅力があります。愛らしく、ときに凛々しくミステリアスな目を持つ動物が、こんなに身近にいると思うと、なんだか不思議です。

ただ、人と目を合わせることがあまり得意ではない猫もいるので、初めて出会う猫とは時間をかけてゆっくりと、様子を伺いながら仲を深めていってくださいね。

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