猫はピーナッツ(落花生)を少しなら食べて大丈夫。脂質過多、消化不良に注意!

人間にとってピーナッツ(落花生)は手軽においしく食べられる食品。おつまみや、おやつとしても欠かせない存在ですよね。ピーナッツが含まれる加工食品も多く猫と一緒に気軽に食べられたら、と思うこともあるかもしれませんが、ピーナッツは脂質が多く猫にたくさんの量をあげることは控えた方がいいでしょう。今回はピーナッツの成分や、猫に食べさせる場合の注意点を解説していきます。

猫はピーナッツを少量なら食べられます

猫

ピーナッツは、脂質が多く含まれていますので無塩・無添加であっても、与える場合は少量に留めておく方がいいでしょう。もちろん、人向けに味付けされたピーナッツは塩分や糖分が多く含まれていますので猫にあげてはいけません。消化不良、下痢嘔吐の症状が出る可能性があります。

また、ピーナッツにはアレルギー成分も含まれていますので初めて与える場合は数粒だけに限り、異変が起きないか様子を見てあげるようにしてください。以下では、ピーナッツを加工した食品についても解説していきます。

ピーナッツバター

パンとピーナッツバター

ピーナッツバターはピーナッツの成分だけでなく、大量の糖分、塩分が含まれているため猫にはあげてはいけません。

ピーナッツパン

少量でもピーナッツの成分が含まれるため、アレルギーがある猫にとっては危険です。パン自体に塩分が多く含まれていることもありますし、消化にもよくないので、人向けのパンは猫には与えないでください。

猫にパンを与える場合は、猫用のものをあげるようにしましょうね。

ピーナッツの殻

ピーナッツ(落花生)の殻はもちろん猫に与えてはいけません。間違って床に落としたかけらを猫が食べてしまったり、机に置いておいたものを食べてしまったりすることがあるかもしれません。

たくさん食べてしまっていたらすぐに動物病院に相談するようにしてください。猫は殻を消化できませんので、腸閉塞になってしまう場合もあります。

ピーナッツの成分

ピーナッツ

ピーナッツ(Peanut)は落花生や南京豆(ナンキンマメ)とも呼ばれるマメ科の植物で、南アメリカが原産地です。ピーナッツにはどのような成分が含まれているのか紹介します。

ピーナッツ(らっかせい大粒・煎り)の成分 ※可食部100g当たり
エネルギー(kcal) 585
水分(g) 2.1
たんぱく質(g) 26.5
脂質(g) 49.4
炭水化物(g) 19.6
ナトリウム(mg) 2
カリウム(mg) 770
カルシウム(mg) 50
マグネシウム(mg) 200
リン(mg) 390
食物繊維(g) 7.2

カリウム

カリウムは細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要な塩分を輩出してくれます。カリウムを必要以上に摂取しても通常は迅速に排泄されますが、腎機能低下によりカリウム排泄能力が低下することもあるので注意が必要です。

食物繊維

食物繊維には、便質を改善し便通を促す不溶性繊維と、腸内の不要なものを排出する水溶性繊維の二種類があります。ピーナッツには水溶性繊維よりも不溶性繊維が多く含まれています。

リン

リンはカルシウムとともに骨を構成する重要なミネラルです。欠乏すると骨が弱くなるなど、成長に悪影響が出てしまいますが、過剰に摂取すると腎疾患のもとになることもあります。

猫がピーナッツをたくさん食べてしまったら

ピーナッツ

猫はピーナッツを少量であれば食べても大丈夫ですが、脂質が多いのでたくさんの量を食べさせることは控えた方が良さそうです。また、ピーナッツの加工食品は塩分や糖分などの過剰摂取になりますので与えないようにしてください。

殻を誤飲してしまった場合は、念のため動物病院に相談するようにしましょう。飼い主さんが把握していないところで、猫が勝手に食べないように気を付けるようにしましょうね。

※本記事は猫にピーナッツを積極的に食べさせることを推奨するものではありません。猫に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのキャットフードです。雑食動物の人と違って猫は肉食動物です。人の体に良いからといって猫にも良いとは限りません。逆に悪影響となったり、必要な栄養の吸収を阻害したりすることもあります。

ただ、食事は飼い主と愛猫の絆を強くする大切な時間でもあります。同じものを食べたいと思ったり、欲しそうにしている愛猫に少しわけてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。そんなときは必ず与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量(あくまでおやつとして)を守り、様子を見ながら与えるようにしてください。