【獣医師執筆】犬に醤油を与えるのはNG!理由や食べた際の対処法を解説

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】犬に醤油を与えるのはNG!理由や食べた際の対処法を解説

私たち日本人にとって身近な調味料「醤油」。犬が醤油を口にしても、すぐに健康に害を与えるわけではありませんが、塩分の過剰摂取になりますので、犬に与えてはいけません。今回は犬が醤油がNGの理由などを紹介します。

目次
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この記事のまとめ

  • 犬に醤油を与えるのは塩分過多となり腎臓に負担をかけるためNG
  • 塩中毒のリスクがあり、命に関わる心不全を引き起こす恐れがある
  • 醤油を使った加工食品も味付けや成分の問題で犬に与えてはいけない
  • 少量の摂取では大きな問題になりにくいが異変があればすぐに獣医師に相談
  • 大量に摂取した場合は無理に吐かせず動物病院に連絡して指示を仰ぐ

犬に醤油を与えてはいけない理由

醤油

犬に醤油を与えてはいけない理由01:塩分過多

塩分をたくさん摂取すると血圧は上昇し、塩分の排出を行う腎臓に負担がかかります。犬は人間のように発達した汗腺を持っていないので、塩分を上手に排出することができません。

犬に醤油を与えてはいけない理由02:塩中毒

塩分の過剰摂取により、血液の中に含まれるナトリウムの濃度が異常に高くなる状態のことをいいます。塩中毒を引き起こすと、脳や腎臓、心臓に負担をかけ、心不全につながり、命に関わる恐れがあります。

犬は醤油を使った加工品もNG

せんべい
醤油せんべいや佃煮など、醤油を使った味付けされた食品は身近に溢れています。

うっかり愛犬が口にしてしまうこともあるかもしれませんが、これらも犬に与えてはいけません。醤油に含まれる塩分はもちろん、それぞれ味付けがされていたり、中毒症状を引き起こす成分が含まれていたりする可能性もあります。

犬が醤油を食べた・舐めた際の対処法

飼い主さんが無理に吐かせるなどの処置をすると重病化する恐れもあります。少し醤油を舐めたりした程度で問題になることはありませんが、大量に摂取した場合は必ず動物病院に連絡して指示を受けてください。

食べた量が少なかったとしても、中毒を起こす量は体重や健康状態など犬ごとに変わります。いつもと違う様子が見られる場合は舐めた・飲んだ醤油の種類と量を把握した上で、すぐに動物病院に連絡してください。獣医師が的確な判断をするため、飼い主さんの説明が重要です。

犬と醤油に関するよくある質問

Q.
犬は醤油を食べても大丈夫?
A.
いいえ、醤油は塩分が多いため犬に与えてはいけません。少量でも腎臓に負担をかけたり体調不良の原因になることがあります。
Q.
犬に醤油を与えてしまったらどうすればいい?
A.
大量に摂取した場合は無理に吐かせず、すぐ動物病院に連絡して指示を仰ぐことが大切です。少量なら様子を見て異変があれば獣医師に相談してください。
Q.
醤油を使った加工品も犬に与えてはいけないの?
A.
はい。醤油自体の塩分に加え、味付け成分や中毒症状を引き起こす可能性のある成分が含まれることがあるため与えてはいけません。
Q.
塩中毒とはどんな状態でどう危険なの?
A.
血液中のナトリウム濃度が異常に高まる状態で、脳や腎臓、心臓に負担をかけ、心不全など命に関わる症状を引き起こす恐れがあります。

犬に醤油は命に関わる可能性があるので絶対NG

犬
塩分過多のため、犬に醤油はNG
醤油を使った加工品もNG
与え過ぎると、命に関わる可能性があります
犬が醤油を少々口にしたからといって、大きな変化が体に現れることは少ないでしょう。しばらくは様子を見て、何か気になる症状が現れたら獣医師に相談してください。

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