犬のおすわりの教え方!できない場合や教えるタイミングなどをトレーナーが解説

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愛犬に教える最初のコマンドは「おすわり」でしょう。犬のしつけや訓練は「おすわりに始まり、おすわりに終わる」と言われるほど、重要なコマンドのひとつです。おすわりができると、犬自身も気持ちを落ち着かせることができるようになるため、問題行動を解決しやすくなります。今回は、愛犬に「おすわり」を教えるポイントを、ドッグトレーナーの西岡が動画を交えて解説します。

犬におすわりを教えるメリット

おすわりする犬

信頼関係が築ける

「おすわり」に限ったものではありませんが、愛犬と一緒にトレーニングを行うことで、正しい信頼関係を築くことができます。

おやつがなかったり屋外にいたり、周りがどんな状況でも、飼い主が「おすわり」のコマンドを出したら、すぐにおすわりができるようになること。

これが飼い主と愛犬の間に信頼関係がある状態です。

事故を未然に防げる

散歩中、トラブルにより愛犬がパニックになっても、コマンドが入っていると、すぐに落ち着きを取り戻すことができます。

また、興奮して飛びつきやすい犬種の場合は、急な飛び出しを防ぎ、他人に迷惑をかける心配がなくなります。

犬のおすわりはいつから教える?

トイプードルの子犬

愛犬に「おすわり」を教え始める時期は、愛犬を迎え入れ、落ち着いてきたらいつでも良いです。

子犬のほうが覚えやすい傾向にありますが、何歳からでもトレーニングは可能です。

犬のおすわりの教え方

\動画を見てチャレンジ!/



用意するもの

教え方として一般的なのは、おやつを使う方法です。嗜好性の高いおやつのほうが有効なので、ジャーキーなどを小さくちぎって使うと良いでしょう。

子犬の場合はあまりおやつをたくさん与えるとお腹を壊すリスクがあるため、普段与えているフードを一粒ずつ使っていくことをオススメします。

多く使った場合は、その分ご飯の量を減らすなど、気を付けてあげてください。

おやつに興味がない子には、ボールなどのおもちゃを使ったトレーニングも可能です。

Step1. おすわりの姿勢をつくる

おすわりの教え方

最初のうちは、愛犬と目を合わせやすい距離感のほうが教えやすいため、腰を下ろし、目線を合わせた状態から始める。

フードやおやつを指先でしっかりと持ち、犬に舐めさせながら「おすわり」と声をかけつつ、座った姿勢になるように誘導する。

Step2. おすわりができたタイミングでおやつをあげる

おすわりの教え方

「おすわり」ができたらその瞬間におやつをあげることで「おすわり」ができればおやつがもらえることを覚えさせる。

\One Point!/できなければお尻をプッシュ
なかなか「おすわり」の姿勢ができないときは、お尻を軽く押さえてあげて座る姿勢へと誘導する。

Step3. 頭の少し上に持っていく

おすわりの教え方

慣れてきたら、おやつを舐めさせずに「おすわり」と言いながらおやつを少し上にかざし見上げさせることでおすわりの姿勢を作る。

Step4. おやつの前に少し間をあける

「おすわり」ができてから、少し時間をあけてからおやつをあげる。

こうすることで、「おすわり」の姿勢をきちんとキープできるようになる。

Step5. ジェスチャーを加える

おすわりの教え方

指を一本立てるなど、ジェスチャーをセットにすることで声かけがなくてもジェスチャーで「おすわり」ができるようになります。

Step6. 声だけでチャレンジ

おやつをやめて「おすわり」の声かけだけでできるかチャレンジしましょう。

\One Point!/コマンドは英語でもOK
コマンドは「おすわり」でも「すわれ」や「Sit(すわれ)」でも、なんでも良いです。

気を付けなければならないのは、コマンドをかけるたびに「おすわりでしょ!」「Sitは?」「すわれ」などと、異なる言葉でコマンドすることです。

コマンドを出す時はなるべくシンプルに、落ち着いて声を掛けてあげてください。

Step7. 立った姿勢でやってみる

おすわりの教え方

立った姿勢で指示を出したり、慣れてきたら少し離れたところから指示を出してもできるかチャレンジしてみましょう。

外に出ている時など、周りに気になる音や物があっても「おすわり」ができるようになります。

\One Point!/おもちゃでも代用可
おやつに興味がない子や、食べ過ぎが心配な子は、お気に入りのおもちゃでも代用可能です。

ボールなど少し動きがつけやすいおもちゃだと、楽しんで学ぶことができるでしょう。

犬がおすわりをできない理由と対処法

おすわりする犬

犬に「おすわり」を教えるポイントは、できなくても怒らず、焦らず、気長に教えていくことです。なるべく犬のほうから自主的にできるように誘導していきましょう。

ご褒美が魅力的ではない

ご褒美としておやつをあげる場合は、愛犬が大好きなおやつを使うことがポイントです。

おやつに執着がない子は、愛犬が好きなものや好きなことを、ご褒美としてあげると良いかもしれません。

例えば、好きなモノとしては「おもちゃ」や「ぞうきん」など、好きなこととしては「一緒に走ること」をご褒美としても良いでしょう。

安心できない環境にある

「おすわり」は「待て」を教える場合よりも環境が大切な要素となります。

屋外といった犬が落ち着けない場所だと、最初は難しいでしょう。反対に、サークルの中やリビングなど、家の中の落ち着ける場所で「おすわり」を教えることで、犬も安心してできるようになります。

さらに、犬が正面にいる状態で教えるのではなく、脚側(きゃくそく)といって、隣で少し体が触れている状態で教えることで安心してくれることもあります。

犬のおすわりは焦らずゆっくり楽しんで!

おすわりするビーグルと柴犬

どんな状況下にいても「おすわり」ができるようにすることが大切です
愛犬を迎え入れ、落ち着いてきたタイミングからトレーニング開始しましょう
嗜好性の高いおやつを使うのがオススメですが、与え過ぎない工夫をしましょう
おやつに興味がない子は、おもちゃでのトレーニングも可能です

「おすわり」は、しつけの基本となる重要なコマンドです。

すぐにできるようにならなくても、愛犬とコミュニケーションを取りながら、焦らずじっくり教えてあげてくださいね。