猫にスイカをあげても大丈夫? あげるメリットや注意点を解説

猫にスイカをあげても大丈夫? あげるメリットや注意点を解説

猫にスイカを食べさせても大丈夫なのかどうか、ネコちゃんの熱い視線を感じると気になりますよね。実はスイカは猫にとって大切な栄養も入っていて、かつ糖分が少ない果物なのです。また暑い夏の夏バテ対策として、水分補給にも役立ってくれます! しかしスイカを猫に与える時にいくつか注意すべきこともあるので、確認してみましょう。ちなみにスイカは果物か野菜かの論争はありますが、この記事では果物として紹介します!

猫にスイカをあげても大丈夫?

結果からお伝えすると、猫にスイカを与えても問題ありません。むしろスイカが持つ栄養は猫にとっても好都合である場合が多いです。夏は暑さのせいで食欲がなくなってしまったり、水をあまり飲んでくれなかったりする時があると思います。

そんな時にスイカをおやつ代わりにあげると、水分補給や食欲も促進することができます。具体的にどんなメリットがあるのか、アレルギーの心配はないのか、どんな方法で与えればいいのか、などを知っていきましょう!

スイカをあげるメリット

猫や犬に果物を与える時に気になることの一つとして、糖分の多さがあります。糖分をたくさん摂ってしまうと肥満の原因になってしまい、健康被害を招いてしまいます。しかしスイカは他の果物に比べて糖分が少なく、水分量が多い果物です。お腹を冷やし、胃腸の負担にならないよう一度にあげる量などは注意は必要です。

  • 水分が全体の90%以上を占めている

  • 糖分が少ない

  • ミネラルやカリウムが豊富


ウリ科のアレルギーに注意

スイカはウリ科です。時々ウリ科のアレルギーを持っている子もいるので最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、下痢自体はお腹の冷えや水分過多など、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。
  • 下痢嘔吐

  • 皮膚をかゆがる

  • 元気がなくなる

  • 目の充血
スイカに限らず、猫にとって初めての食べ物を与えた後は、しばらく様子を見るようにしましょう。食べさせた後に一緒にいられない場合は、その後の様子を観察することができないので、試す機会をずらした方がよいです。

猫は甘さがわからない?

人間の味覚ではスイカを食べて「甘くて美味しい」と判断をします。しかし人間と猫の味覚の構造にはかなり大きな差があります。

人間を含め、動物は舌にある味蕾(みらい)というもので口に入れた食べ物の味を判断しています。そして猫はその味蕾を人間の約20分の1しか持っていません。また甘味や酸味、旨味などの中で猫は甘味を感じづらい構造になっています。

猫の味覚では酸味に敏感に反応するようで、それは猫は本来肉食動物で肉が腐敗していないかを把握するためだったのではないかと言われています。

犬と猫の嗜好性の違いが気になる方は「放置すると心臓病や糖尿病の原因にも!? 犬猫の歯周病対策は歯磨きとペット用サプリメントの併用で!」記事内にある動画を見てみてください。犬にはちみつが入ったジェルサプリのペロワンを与えると、我先にと自分からなめている様子から嗜好性の高さが伺えます。しかし猫に舐めさせるためには口の周りに塗り、舐め取らせるようにする必要があります。犬は甘味を感じやすいので食いつきましたが、猫は甘味を食の好みに反映させていないため、犬と猫は味覚の違いによって嗜好性が異なることを示していますね。

猫に心臓、腎臓に問題がある場合は注意

健康な猫には問題はないのですが、スイカには利尿作用のあるカリウムが含まれています。そのカリウムを分解排出する役割を担う腎臓に何らかの問題がある猫の場合は注意が必要です。腎臓の機能が低下している場合は、カリウムを分解排しきれない可能性があり、高カリウム血症になってしまう可能性があるのです。

猫に心臓や腎臓の問題がある場合、少量のカリウムにも反応してしまう恐れがあるので、念のため避けてあげるとよいでしょう。

スイカの種や皮は大丈夫?

スイカの種や皮は食べさせないようにしましょう。種や皮を猫は消化することができません。胃腸に負担をかけ、最悪の場合腸閉塞を引き起こしてしまう可能性があります。

一粒食べてしまったからと慌てる必要はありませんが、食べさせる前に種は取ってあげるようにすると安心です。

スイカの成分

スイカ

スイカに含まれる栄養素

スイカは猫にとっても嬉しい栄養素を持っています。ビタミンやミネラルが豊富で、しかも水分量の多さ、形態、食感などに猫が興味を持たれやすい食べ物です。夏の暑さにバテてしまった猫や、食欲がない猫、ダイエット中の猫にも最適な食べ物です。

それぞれの栄養素の特徴を見てみましょう!


ビタミンCで免疫力UP

ビタミンCは主に疲労回復や免疫力を高める効果があります。実は人間とは違い、猫は体内でビタミンCを作ることができます。しかし老猫や病気の猫は必要な分を作り出せていない可能性もあるので、食べ物から補ってあげることに何ら問題はありません。

シトルリンで血管を若々しく

シトルリンはアミノ酸の一種です。シトルリンは血管を若返らせ、血行を促進する効果があるので、積極的に摂っていきたい栄養素の一つです。実はスイカの中でシトルリンが一番含まれている部分は皮のところなのです。

皮に近い部分であれば中心のところよりも糖質は低く、シトルリンがたくさん含まれています。スイカを猫と一緒に食べる際、猫には皮に近いところを与えてあげるとよいでしょう。

リコピンで脂肪燃焼

スイカやトマトの色はリコピンの色だということをご存じでしたか? リコピンは活性酵素を抑え、悪玉コレストロールからの酸化を予防し、老化防止を助けてくれます。肥満や視力低下の予防にも役立ってくれます。また、スイカにはトマトの約1.5倍のリコピンが含まれています。

カリウムで疲労回復

カリウムには利尿作用があるため、体内の不要な塩分などの排出を助けてくれます。そのためカリウムを摂ると疲労回復にも非常によい効果を与えてくれます。

ただ摂りすぎると高カリウム血症になってしまう恐れもあります。そもそもスイカを大量にあげてしまうのは下痢の原因になってしまうこともあります。あげるときは少量からスタートし、様子を見ながら与えていきましょう。

与えてもいいスイカの量

最初は少量のスイカ

お腹が弱い子もいれば、ウリ科の食べ物にアレルギー反応を出してしまう子もいます。なので初めて与える時は一口だけにし、そのあとで様子を見ていられる時に限りましょう。

問題がなければ猫の場合、体重4kgあたり一口分を目安にしてみてください。かなり少なく感じるかもしれませんが、最初はこのくらいの量からスタートさせると安心です。人間とはかなりの体格差があるので、私達からすると「少ないかな……」と思うような量でも、猫たちにはとっては適量だということを覚えておきましょう。

水分量の多いスイカでも、与えすぎると肥満の可能性もあり、下痢嘔吐などの健康被害を招いてしまうかもしれません。カロリーが低いからと一度に大量にあげるのはやめましょう。

糖分が少ないところを選ぶ

スイカは比較的糖分の少ない果物ですが、スイカの中心から皮の部分にかけて糖分が少なくなっていきます。また皮に近い白い部分には、血管を若返らせる作用のあるシトルリンが多く含まれています。なので皮に近い部分を猫に与えてあげると、ローカロリーかつ血管にもよい影響を与えることができるので一石二鳥です。

スイカを味方にする夏を!

スイカのよい点など、ご理解いただけたでしょうか。心臓や腎臓に問題がある場合は注意が必要ですが、スイカは暑い夏に水分補給の役割も担ってくれます。少しずつ与えてみて、ネコちゃんに適した量を見つけてあげてください!
Share!