犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫!メリット・デメリットや与え方を栄養管理士が解説

犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫!メリット・デメリットや与え方を栄養管理士が解説

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犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫です。犬に牛乳を与えるとお腹を壊しやすいことから、代替品として人気です。ヤギミルクは栄養価が高く、胃や肝臓にあまり負担をかけずに栄養を消化・吸収できるので、水分補給やご飯のトッピングに適しています。ヤギミルクのメリット・デメリットや与え方の注意点について、ペット栄養管理士が解説します。

犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫

水を飲む犬

ヤギミルクは犬が飲んでも下痢になりにくく、栄養価も高いため、牛乳の代替として人気です。嗜好性も高いため、水分補給が必要な犬や食欲がない犬にもオススメです。まれにアレルギーを起こすこともありますので、初めて与える際は少量にして嘔吐や下痢が起きないか確認しましょう。

問題なければ、1日の最適カロリー量の10%以内で与えてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断(無料)で簡単に計算することができます。

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栄養価が高いヤギミルク

ヤギミルク

ヤギミルクにはタンパク質やカルシウム、アミノ酸などたくさんの栄養が含まれています。

ヤギミルク 牛乳
エネルギー 57kcal 61kcal
タンパク質 3.1g 3.3g
脂質 3.6g 3.8g
炭水化物 4.5g 4.8g
カリウム 220mg 150mg
カルシウム 120mg 110mg
トリプトファン 38mg 46mg
シスチン 40mg 26mg
※各100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)

特徴
カリウム 過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。
カルシウム カルシウムは骨や歯の材料になるだけでなく、神経の情報伝達にも重要な役割を持ちます。カルシウムは不足したときだけでなく、過剰摂取でも整形外科疾患のリスクを高めます。
トリプトファン 犬の必須アミノ酸で、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンや「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンの材料になります。
シスチン 犬の被毛や爪を構成するタンパク質「ケラチン」の材料になります。不足すると被毛の艶が無くなったり、切れやすくなったりします。


ヤギミルクを与えるメリット

カフェにいるチワワ

アレルギーを起こしにくい

牛乳のアレルギーを引き起こすのはαカゼインというタンパク質が原因です。しかしヤギミルクの場合はβカゼインというアレルギーになりにくいタンパク質が主体になっています。そのため、犬や猫にミルクを与える際は牛乳ではなくヤギミルクを推奨されています。


ヤギミルクが下痢になりにくい理由

牛乳を飲むと下痢になるのは、乳糖を分解する酵素が少ない「乳糖不耐症」が原因だと考えられています。小腸で分解できなかった乳糖は大腸へと移動し、腸内の水分量を高めることで下痢を誘発します(浸透圧性下痢)。

ヤギミルクは乳糖の量が少ないので下痢になりにくいと言われることもありますが、実はヤギミルクと牛乳で乳糖の量はほとんど変わりません(※1,2)。乳糖の量ではなく「脂肪球の大きさ」と、その処理方法に違いがあります。

乳糖の量の違い
ヤギミルク 牛乳 イヌ乳
乳糖(%) 4.5 4.4 4.0

搾りたての牛乳は脂肪球(脂質)の粒子が大きく、静置すると固まって生クリームの層を作ります。この変化は飲む牛乳としては不都合なため、多くの商品では脂肪球を砕いて小さくする「均質化」(ホモジナイズ)と呼ばれる処理が行われます。

その結果、牛乳自体の消化は良くなるのですが乳糖が大腸に届くスピードも速くなるため、乳糖の消化酵素(ラクターゼ)が少ない人や犬の多くがお腹を壊して下痢になります(乳糖不耐症)

一方、ヤギミルクは脂肪球がもともと小さいため均質化を行わずに出荷されるのが一般的です(※3)。脂肪球がゆっくり消化されるため乳糖もゆっくり大腸に届き、下痢が起こりにくい(症状として出にくい)のです。

※参照1:参照:『ペット栄養管理学テキストブック』(日本ペット栄養学会)、参照2:「食品成分データベース」(文部科学省)、参照3:『Size Distribution of Fat Globules in Goat Milk』(Journal of Dairy Science)

まとめ

犬
ヤギミルクはアレルギーや下痢を引き起こしにくい
犬にとって嬉しい栄養素が豊富
水分補給やご飯のトッピングに適しています
食欲がない犬、量を食べられない老犬にオススメ
ヤギミルクは比較的アレルギーや乳糖不耐症の症状は現れにくいものですが、犬の体質によっては苦手な子もいます。初めて飲ませる時はひと舐め程度にして、様子を見てあげましょう。

参考文献



PETOKOTOFOODS
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