猫がバターを舐めても大丈夫? 便秘解消の効果やアレルギー、肥満の注意点を解説

朝食にバターを塗ったトーストを食べたり、お菓子づくりにバターを使ったりする方も多いと思います。よく使うものだからこそ「気づいたら愛猫がバターを舐めてた!」なんてときは心配になりますよね。猫はバターを食べても問題ないのでしょうか? 今回はバターの成分や注意点などを紹介します。

猫がバターを食べても大丈夫?

猫

飼い主さんが意図して猫にバターを与えることはおすすめしませんが、目を離していた隙に食べられてしまったからといって、すぐに対処しなければいけないものではありません。

しかしミルクを原料とするバターは、乳製品アレルギーを持つ猫や乳糖不耐症の猫が食べてしまうと下痢嘔吐などの症状を引き起こします。コレステロール値も高いため肥満の原因にもなりやすく、日常的な摂取は避けなければいけません。

バターの成分

バターは食塩タイプや無塩タイプなど、用途に合わせていろいろな種類が販売されています。猫には肥満やアレルギーのほか、塩分過多にも注意が必要ですので、手作りのご飯やおやつを作る場合は、必ず無塩タイプのものを選びましょう。

バターには以下のビタミンも含まれています。

  • ビタミンA(レチノール)
  • ビタミンAには主にレチノールとβカロテンの2種類あるのですが、動物性食品に含まれるビタミンAはレチノールという効力の早い種類です。「目のビタミン」とも言われ、白内障の予防や角膜の健康維持に重要です。また、皮膚や被毛の健康状態を保つ効果もあります。

  • ビタミンE
  • ビタミンEは抗酸化作用があります。細胞膜トラブルの原因となる活性酸素、過酸化物に対抗し守ってくれます。細胞膜が壊れてしまうと皮膚病やガン、消化器疾患などさまざまな病気になってしまう可能性があります。

マーガリンは与えてもいいの? バターとの違い

バター

バターとマーガリンは似ていますが、風味や形状の違いだけではなく、原料や成分にも違いがあります。バターは生乳から、マーガリンは植物性・動物性の油脂からできています。

どちらも料理によく使われていますが、マーガリンには「トランス脂肪酸」という不飽和脂肪酸が添加されています。

トランス脂肪酸が健康に害を及ぼすという話を聞いたことがある方も多いと思いますが、実際にアメリカでは多くの食品関連企業がトランス脂肪酸の含量の少ない油脂への切り替えを始めています。猫にとっても注意が必要といえるでしょう。

バターやマーガリンは便秘解消に良い?

バターやオリーブオイルなどの脂質を与えることで、猫の便秘を解消する方法を取られている飼い主さんも多いようです。

しかし実際の便秘への効果は定かではありません。便秘が気になる場合は病院で獣医師の指示に従いましょう。

乳製品アレルギー

猫によっては食物アレルギーで乳製品に反応してしまう子がいます。

初期症状として皮膚の疾患が現れる可能性が高いので、フケが出たりずっと肌をかゆがっていたりしていたら、早めに病院に相談してあげましょう。

食物性のアレルギーの場合、原因となるものを取り除いてあげれば問題はありません。

乳糖不耐症

人間でも牛乳などの乳製品を摂るとお腹の調子が悪くなる人もいると思いますが、猫にも同じ理由で同じような症状が起こります。

牛乳ほど多くはありませんが、バターにも「乳糖」が含まれており、体の中で乳糖を分解するためには「ラクターゼ」という消化酵素が必要です。

しかし猫は乳糖を分解できない体質のため、人間用の牛乳などを飲むと胃腸が不調になり、下痢嘔吐を引き起こしてしまう可能性があるのです。

肥満

バターにはたくさんの脂質が含まれています。人間にとっては一口程度の大きさでも、猫には過剰摂取になりかねません。

日常的にバターを摂取すると太ってしまい、健康にさまざまな悪影響が出てきてしまいます。少し舐めただけですぐに影響が出るものではありませんが、積極的に与える必要はないでしょう。

猫にバターを与える必要はない

猫

バターはアレルギーや乳糖不耐症などの注意点はありますが、少しなめてしまったからといってすぐに健康被害を引き起こすわけではありません。

しかし与えることが癖付いてしまうと肥満のリスクが高まり、さまざまな病気の原因になってしまいます。人間が食べているものは基本的に与えないようにし、健康的な食生活を送らせてあげましょう。

なお、本稿は以下の情報を参照して執筆しています。


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