犬はほうれん草を食べても大丈夫? アレルギーや腎・泌尿器疾患にご注意

犬はほうれん草を食べても大丈夫? アレルギーや腎・泌尿器疾患にご注意

ほうれん草は栄養が豊富なので「愛犬にも与えたい」と思う方も多いかもしれませんが、実はいくつか注意点があります。ほうれん草を犬に与えることは「注意点を守れば与えても大丈夫」といえるでしょう。今回はほうれん草を食べたときに得られる栄養素の他、与え方や注意点などを紹介します。

ほうれん草を与える時に注意すべきこと

犬

総合栄養食にトッピングしたり、おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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生では与えない

ほうれん草は尿路結石の原因となる「シュウ酸」を多く含んでおり、生のまま与えるとそのまますべて摂取してしまうことになります。

シュウ酸は水に溶けやすいので、下処理としてほうれん草の茎部分を1分、葉の部分を10秒ほど茹でてアク抜きをし、水にさらしましょう。そうすることでシュウ酸を減らすことができます。

消化不良に注意

ほうれん草は犬にとって消化のしやすい食材ではありません。茹でたからと大きめのサイズであげてしまうと胃腸の負担になります。

与える時は小さく刻んで与えてあげるといいでしょう。

毎日は与えないで

栄養がたくさんある野菜ですが、上述のような理由により毎日与えることは避けましょう。

「栄養があるから」と多く与えてしまうと腎臓や胃腸の負担になります。ほうれん草はときどき与える程度にしましょう。

<尿路結石症とは?>

尿路結石症とは尿の通り道に結石という小さな石の塊のようなものができ、尿が体外へ排出できない状態を指します。

最悪の場合、腎臓に負担がかかり、尿毒症(腎臓が機能しなくなり、体外へ老廃物や毒素を排出できない症状)という病気になり死に至る可能性もあります。

腎臓の不調は気がつきにくいことで有名です。以下の症状が見られたら、動物病院で相談するようにしましょう。

  • 頻尿
  • トイレをする姿勢になってから、尿が出るまでに時間がかかる
  • おしっこをする時に痛そう(キャンと鳴く、震えるなど)
  • 食欲不振
  • おしっこに血が混じっている

ほうれん草に含まれる主な栄養成分

ほうれん草

ほうれん草はビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、犬にとっても有効な栄養素がたくさんあります。ほうれん草の持つ主な成分を紹介します。

ビタミンB

白内障予防や皮膚や被毛、爪などを綺麗に保ちます。ビタミンBが不足してしまうと口内炎や皮膚炎の原因になってしまうこともあります。


ビタミンC

犬は体内でビタミンCを形成することができますが、年齢や体質が原因で不足してしまうこともあります。ビタミンCは犬の体を若々しく保ちガンを抑制する働きがあります。


ビタミンK

健康な血液と骨の維持に欠かせない成分です。この成分が欠如すると血が止まりづらかったり、骨が弱くなってしまったりします。

ビタミンE

抗酸化作用があります。過剰な活性酵素を除去することで老化や免疫力の低下を防ぐ働きがあります。

βカロテン

皮膚や目の健康を保ち、免疫力を正常に働かせる効果があります。βカロテンはたくさん摂取しても必要な分だけ吸収されるので、体への悪影響がありません。

鉄分

鉄分は貧血を予防するために必要な栄養です。たんぱく質と一緒に摂ると吸収力が高まります。

シュウ酸

犬にとってシュウ酸は有害です。シュウ酸はシュウ酸カルシウム結石になり、尿路結石症などを引き起こします。水に溶けやすい成分なので、茹でた後で水にさらすとある程度は除去することができます。

まとめ

犬

生で与えず、茹でてアクを抜きましょう
消化しづらいので、小さく刻んでから与えましょう
栄養価が高い食材ですが、高頻度で与えると逆効果です

ほうれん草は栄養がたくさん入っていますが、事前処理(アク抜きや水にさらすなど)が大切です。

料理中に落としてしまったものを犬が食べてしまったからと慌てる必要はありませんが、犬の日頃の食事として取り入れるのは注意が必要です。飼い主さんがしっかりと気にかけてあげましょう。


参考文献





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