猫にホタテはあげてもいいの? 貝を与えると耳が取れる噂は本当!?

猫にホタテはあげてもいいの? 貝を与えると耳が取れる噂は本当!?

「猫は魚を好むからきっとホタテも好きなはず!」と思っている人も多いのではないでしょうか。ホタテはお刺身やバター醤油などおいしい食べ方がたくさんある食べ物です。しかし実は「猫に貝を与えると耳が取れる」といわれています。食卓に並ぶお刺身を見つめる姿に少しならいいかなと思う人も多いと思いますが、猫にとって危険な食べ物であることもありますので、きちんと確認してからあげるようにしましょう。

猫はホタテを食べてもいいの?

ほたて

部位によりますが、猫はホタテを食べても大丈夫です! しかしホタテを含む貝類の中には猫に悪影響を及ぼす種類もあるので注意が必要です。

ホタテには、「ビタミン」や「亜鉛」「タウリン」が豊富に含まれており、高たんぱくで低カロリーな食材です。

適切な与え方をすれば猫の健康をサポートしてくれる食材です。ただ他の魚介類と同様に食べ方を気を付けることが前提です。

猫が食べてもいいホタテの部位は?

ホタテには、ウロ、貝柱、ヒモ(ミミ)、エラ、生殖巣の五つの部位があります。その中でも、猫が食べられるのは貝柱とヒモ(ミミ)の部分です。

その他の部位は毒性が強く人でも食べられなかったり、消化がしにくかったりするので、猫には与えないようにしましょう。

ホタテの成分について

ホタテには亜鉛、ビタミン、タウリンなどが多く含まれています。また、高たんぱくで低カロリーなのでダイエット中のおやつにも最適です。

しかし、カロリーが低いからといってホタテばかりあげるのはよくありません。与えすぎると栄養が偏り健康を害してしまう恐れがあるので気をつけましょう。

  • 亜鉛
  • 亜鉛はミネラルに分類される栄養素で、肝臓の尿素回路や神経伝達の働きや、皮膚や被毛の健康や回復に必要不可欠です。欠乏することで皮膚病になることもあります。

  • 葉酸
  • 葉酸は水溶性ビタミンの一つです。細胞内への蓄積に限度があり、排出されやすいビタミンです。葉酸は、緑草類の他レバーや卵黄、乳、肉に含まれています。欠乏することで、食欲不振、悪性貧血、白血球減少、舌炎などを引き起こしてしまいます。

  • ビタミンB12
  • 水溶性ビタミンでは珍しく、肝臓内に長期間保存されます。しかし体内に吸収されるのにも限度がありますので、限度を超えた場合は排出されるため過剰摂取による影響はないといわれています。

    肉や、レバーなどに多く含まれているため基本的には欠乏の心配はいりませんが、欠乏した場合は成長抑制、神経障害、活性化葉酸の欠乏による貧血などを引き起こします。

  • タウリン
  • 猫にとってタウリンは必須アミノ酸に含まれます。

    猫は体内でタウリンを作ることができません。キャットフードにも必ずタウリンが含まれています。

    もしキャットフードではなく手作りご飯をあげている飼い主さんはタウリンの含まれる食べ物を加えてあげましょう。動脈硬化や貧血、視力の低下などを予防する効果が期待されます。

ホタテをあげる時の注意点

猫

ホタテの調理法や与え方も大切ですが、猫によってはアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。

初めてあげる時は少量にして、嘔吐下痢、食欲不振、元気消失などの症状がでないか様子をみてあげましょう。

アレルギーによっては皮膚のかゆみなども起こりますが、食べてすぐ症状が出るわけではなく数日から数週間後にかゆみなどの症状がでることもありますので、いつどのくらい与えたかも記録しておきましょう。

生ではあげない

ホタテの貝柱はお刺身として食べることもありますが、愛猫に与える場合は生ではなく、加熱調理をしてから与えるようにしましょう。また、ホタテのエラやウロには毒性がたまりやすいのでしっかりと取り除きましょう。

ホタテのエキス

ホタテのエキスといった旨味成分の調味料などもありますが、味付けされたものは猫にとって塩分が多すぎるので与えるのはやめましょう。

ホタテのエキスを与える場合は、猫用のホタテの缶詰など味のついていないものや、貝柱やヒモのゆで汁を使いましょう。

貝を食べると耳が取れるって本当!?

見上げる猫

猫はアワビ、トリガイ、サザエ、トコブシなどの貝を食べると「光線過敏症」という病気になることがあります。

貝に含まれるピロフェオホルバイドαという毒性分が血中に溶け込み、日光に当たることで炎症が起きてしまいます。

そのため、毛の薄い耳にかゆみや腫れが生じ、最悪壊死することもあることから「猫が貝を食べると耳がとれる」といわれるようになりました。

他の貝も食べられるの?

もともと猫はタコイカ、甲殻類や貝などの消化が得意ではありません。

ホタテの他にもあさりやシジミは貝類の中でも猫が食べても大丈夫なものとされていて、猫用のおやつやレシピの材料として紹介されていることもあります。

しかし「アワビ」「トリガイ」「サザエ」「トコブシ」などは毒性のある成分を持っていて、猫に与えると「光線過敏症」という病気になることもあります。

猫に与えてよい種類はしっかりと確認し、「ホタテを食べられるから他の貝類も与えてOKなんだろう」という誤解をしないように気をつけましょう。

ホタテの貝柱やヒモのおやつ

猫

猫のための缶詰やおやつもあります。食欲がなくフードを食べてくれないときにホタテの缶詰を少し混ぜてあげたり、ゆで汁をフードにかけてあげるだけでも嗜好性が高くなるので食べてくれるでしょう。

ホタテの貝柱が入った缶詰やペースト状のおやつ、スープなどは、食欲がない時やお誕生日など特別な日のトッピングに最適です。調理の手間が省けますし猫用なので安心して与えることができます。

チャオ (CIAO) CIAOちゅーる とりささみ ほたて味
Amazonで見る

時期や調理法に気をつけましょう

猫

潮干狩りのようにホタテを海に捕りに行く人は少ないと思いますが、3月~5月は気温が上昇し毒性のプランクトンが多くなり、それらを食べる貝の毒性も強くなるといわれています。

お店で並んでいる場合は貝毒の検査がさせていますが、個人的に捕る場合は特に気を付けましょう。またホタテやヒモの部位別のものでなく、ホタテをそのまま買ってきた場合は部位などに注意が必要です。

Share!