もう動物病院で待たなくてOK!ペットの往診・オンライン相談予約サイト「ジュイクル」をご紹介
こんにちは、編集長の山本です。新型コロナウイルスの影響で動物病院に行きにくくなった飼い主さんが多いと思います。でも獣医師さんは必要不可欠な存在ですから、愛犬・愛猫の健康を考えると心配なことは多いですよね。そこで獣医療の分野でも、インターネットを活用して困っている飼い主さんをサポートする動きが出ています。その一つが、獣医さんの往診予約サイト「ジュイクル」です。
元風呂 晃先生:経堂どうぶつ病院 院長。獣医腫瘍科認定医。
箱崎 加奈子先生:アニマルクリニックまりも 院長。トリマー、トレーナー。
葛野 莉奈先生:かどのペットクリニック院長。三児の母。
コロナ禍で獣医療もオンライン化の流れ
以前、ペトことで読者アンケートを実施した際はコロナの影響で4割の方が「病院には行きたいけど行きづらい、行けない状態である」と回答し、9割以上の方がオンライン相談を利用したいと回答されていました。
今回のインタビューもオンラインにさせていただいているのですが、ジュイクルで「往診」や「オンライン相談」をされている先生方は、コロナの影響を受けて何か変化がありましたでしょうか?
病院を予約制に切り替えたくらいで、あまり変化はないです。ワクチンを打つだけ、とかなら往診でもいいかもしれないですね。
人のオンライン診療が規制緩和されましたが、獣医療もその流れが来ています。特に猫ちゃんの飼い主さんは病院に行くか迷う方が多いので、薬を郵送してもらうとか、相談だけならオンラインで十分ですよね。
うちに保護してる猫がいるんですが、シャーシャーしてるのをキャリーに押し込んで、病院で大暴れしておしっこ漏らして、僕は嫌われて……先生からは「様子見で」だと猫も僕もつらいです(笑)。
それこそ往診が選択肢になりますね。例えば、予防接種だけなら玄関で打てば済みます。事前に何をするか決めておくことで、病院に行くより飼い主さんの利便性が高くなると思います。
往診で、最後まで家族と一緒に
往診を利用するのはどういう方が多いのでしょうか?
多頭飼いの方や車が無い方、小さいお子さんがいる方など飼い主さん自身の事情で利用されることが多いです。
ペット側の事情もありまして、他のワンちゃんや猫ちゃんが苦手とか、高齢で連れて行くのが大変という場合もあります。
こういう病気での利用が多いみたいな傾向はありますか?
大きく偏りはないですが、例えば高齢の猫の腎疾患の子で継続的な治療の必要な子や中から大型犬の寝たきりの子などを診させていただくことが多いです。「入院ではなくおうちでケアしたい」という飼い主さんが定期的に往診を頼まれます。
やはり高齢の子が多いんですね。
そうですね。終末期の高齢の子の場合、介護の大変さで飼い主さんは安楽死まで考えてしまうケースもありますが、後悔のないよう、その前に往診という選択肢をお話しさせていただくこともあります。
そのようにされた飼い主さんに後から、「安楽死させなくて良かった」「負担が軽くて良かった」と言ってもらえました。往診だからこそ飼い主さんに寄り添うことができたのかなと思います。
私も心臓が悪く肺水腫になってしまう子を往診で診たことがあります。最初は入院して酸素室に入れていたのですが、出せる見込みがないということで家に酸素室を設置して往診にしました。
ご家族の気持ちに配慮しながら、最後まで家族と一緒にいることができたのは良かったと思います。末期になると病院に連れて行くこと自体が危険という場合もあります。そういうとき、往診で細かいケアができるのは良いと思います。
往診でできること・できないこと
往診を利用したい場合の注意点はありますか?
ワンちゃん猫ちゃんを捕まえて診察できる状態にしておいてもらいたいです。あと往診でできること・できないことがあるのを知ってもらいたいです。往診で何でもできて何でもわかりますって思われてしまうと、それはちょっと違いますので。
病院だと緊張して固まってしまう子が多いんですけど、おうちだと割と強気に出られる子もいます。どんな子なのか事前情報を頂けるといいですね。
男性が苦手なら、押さえるのは女性がしますとか、逆に男性がしっかり抑えてササッと終わらせるとか。段取りができるのはすごく助かります。
診られる状態になってないと先生も困ってしまいますね。往診ではどこまで調べることができるのでしょうか?
往診を専門に行っている先生なら、ポータブルな超音波検査機や血液検査機を持っていて病院内と同じような検査ができるんじゃないかなと思います。目の検査も持ち運べる機器が多いですね。病院もある場合は、持ち帰って血液検査をすることもできます。
レントゲンやエコー検査の機械は持ち運べないので、病院に連れて行くことになります。何も検査せずに「元気が無いから往診お願いします」というのは点滴くらいしかできませんのでお勧めしません。高齢の子は特にそうです。
飼い主さんのお話だけだと客観性に欠ける部分がありますので、調べてみると大きな病気が隠れていたということはよくありますね。
そうですね。もう診断が終わってやることが決まっていて、定期的なチェックで済む場合が往診に適していると思います。
犬や猫が健康で良い生活を送るために
今後、往診やオンライン相談のニーズは増えてくると思いますか?
最近では動物との暮らしが良い意味で敷居が低くなって、例えばマンションでもワンちゃん猫ちゃんが飼いやすくなったなどの背景があると思います。
そうすると飼い主さんの出産とか、病気になられたとか、ライフステージで病院に行きづらいタイミングが出てきますね。動物を迎えやすくなった分、病院へ行けない理由が幅広くなっているのかなという印象があります。
うちのクリニックは「0.5次医療」を掲げて予防を重視しています。普通の病院だと病気が治って感謝されるんですけど、うちだと元気でいることに感謝されるんです。
オンラインを活用して飼い主さんが獣医師と話す機会を増やすことで、そもそも元気で治療の必要が無い子を増やすことができます。そういうことが獣医師として実現できるのは、良い仕事だと思っています。
そうですよね。往診というと「具合が悪いときにお願いする」というイメージがあると思うんですが、私としても病気以外の予防や健康診断とかでどうしても病院に行けないときの選択肢の一つとしても考えていただけたらと思っています。ワンちゃん猫ちゃんがより健康で良い生活を送るために、広がるといいですね。
オンライン相談の場合は飼い主として注意することありますか?
動物病院内なら診察しやすい環境を病院側が作れるんですけど、テレビ電話だと飼い主さんが作ってくれないと情報が伝わりません。そこ次第ですが、コロナで飼い主さんもテレビ電話の作業に慣れてきましたね。
オンライン相談も往診も、何か処置をしてほしいというよりセカンドオピニオンとしての利用が増えるかもしれません。病気について知りたいとか、病院に行くまででもないけど聞いてみたいことがあるとか。直に話が聞きたい場合は往診を利用していただければいいですし。
往診の先生たちがよく診察5分、茶飲み1、2時間って言うんですが、治療のみならず、ちょっとした悩みや不安に寄り添うことのできるホスピタリティーの高さも往診の魅力です。
僕の愛猫が歯周病になって、知り合いの先生に相談したら「抜くしかないよ」と言われたことがありました。めちゃくちゃ信頼してる先生なんですが、「本当に? 他に方法ないの?」と疑ってしまって。
歯科に詳しい先生にも聞いたら、「抜くしかないですね」と即答されて、すぐ抜いてもらいました。相談した先生には疑ったことを謝りました(笑)。
そうなんです。飼い主さんは獣医師が出した治療方針に必ずしも満足できるわけではありません。最初は納得いかなくても2人目、3人目と同じことを言われれば、どこかで諦めもつきますよね。ですから、オンライン相談は可能性を感じています。
飼い主さんと獣医師だけではなく、獣医師と獣医師で、かかりつけの先生が専門科を持つ先生に「今こういう状況ですが次の処置どうしたらいいでしょう?」と判断を求めることも良いと思いますし、うちではトリマーさんと獣医師の連携にも挑戦しています。
往診というと限られた用途で利用するイメージしかなかったのですが、新しい生活様式の中では、犬や猫だけでなく飼い主さんも健康でいるために良い選択肢なんだなという可能性を感じました。
先生方、本日はお忙しい中ありがとうございました。
獣医さんの往診予約サイト「ジュイクル」とは
今まで遠い存在だった往診が、少し身近に感じられたのではないでしょうか。「ジュイクル」ではオンライン相談もできますので、気になることがあれば気軽に聞いてみるのもいいと思います。まずは相談という形でお話しすることで、往診を利用する際に安心して迎えることができるのもメリットになりますね。「ジュイクル」がどんなサービスか気になった方向けに、簡単にサービス内容を説明します。
ジュイクルは愛犬・愛猫にぴったりの往診獣医さんが探せる獣医さんの往診予約サービスです。オンライン相談の予約も可能です。
飼い主さんは往診掲示板か一覧、検索から獣医さんを探すことができます。掲示板では、飼い主さんが往診の希望内容を掲載し、それを見た獣医さんがチャット形式で飼い主さんと連絡を取ります。投稿内容が見られるのは獣医さんだけです。
往診予約時に各種クレジット決済が使えますので、往診時に現金でのやり取りが発生しません。往診後に追加診療費や薬代が発生した場合は、ジュイクルの申し込みページから追加クレジット決済ができます。
【終了しました】Amazonギフト券プレゼントキャンペーン実施中
ペトこと読者限定で、往診予約をして往診を行った方、先着100名にAmazonギフト券1000円分をプレゼントするキャンペーンを実施中です。
キャンペーン期間は2020年8月3日~9月30日まで。ジュイクルでお好きな獣医さんに「往診予約」か「オンライン相談予約」をしてください。往診掲示板を利用して予約を入れた方も対象です。
記事をご覧いただきありがとうございました。ぜひ感想をお聞かせください。
提供:株式会社ウィズペティ 掲載内容有効期限:2020年9月3日 |