ワイアーフォックステリアの飼い方!性格や寿命、しつけなどを解説

ワイアーフォックステリアの飼い方!性格や寿命、しつけなどを解説

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ワイアーフォックステリアは、名前の通り針金のような硬い毛が特徴的なテリア犬種です。小型犬ですが、しっかりとした体つきで、キツネ狩りをしていた歴史を持っています。抜け毛が少なく、トリミングによるオシャレも楽しめることから人気の犬種です。今回は、ワイアーフォックステリアの性格や大きさ、かかりやすい病気などを紹介します。

ワイアーフォックステリアの基礎知識

英語表記 WIRE FOX TERRIER
原産国 イギリス
サイズ 小型犬
体高 38.5〜39.5cm前後
体重 7〜8kg前後
寿命 13~14歳

ワイアーフォックステリアの名前の由来は、キツネ狩りで活躍していたテリア犬種に由来する「フォックステリア」と、針金のような毛質に由来する「ワイアー」という名前が合わさって付けられました。

ワイアーの他に、毛の短い「スムースフォックステリア」という犬種もいます。

ワイアーフォックステリアの歴史

ワイアーフォックステリアの祖先犬は、イギリス・グレートブリテン島の採炭地方に生息し既に絶滅してしまった「ワイアーヘアードテリア」だと考えられています。

ワイアーフォックステリアは、貴族のスポーツとして人気だったキツネ狩りで活躍していた犬種で「フォックステリア」と呼ばれるようになったのは18世紀頃だといわれています。

当時はフォックスハウンドという犬種がキツネを追い掛け、フォックステリアは主に岩場や巣穴で活躍していたのですが、キツネ色の毛をしていたフォックステリアはキツネと間違えられ、射殺されてしまうこともあったそうです。

その後、獲物を追うためのハウンドとしての役目もこなせるようなテリアが求められ、ハウンドが交配されてスムースタイプが誕生しました。

交配が進み、ワイアータイプも生まれましたが、1862年にショーに出たフォックステリアは、スムースタイプだったといわれています。

ワイアーフォックステリアは20世紀に入り、世界的な人気犬種となりました。

ワイアーフォックステリアの大きさや寿命

体重は7~8kgほどで、体高は38.5~39.5cmほどです。寿命は13~14年前後といわれています。


ワイアーフォックステリアの毛色

ホワイトが優性で、ブラックやブラック&タン、タンのマーキングがあります。

ワイアーフォックステリアの性格や特徴

性格は積極的で怖いもの知らずです。

動きが俊敏で注意深く、ささいなことでも反応します。テリアらしく、強情でやや噛みつき癖があります。

ワイアーフォックステリアの特徴は、針金のような硬い毛です。

体は小さいながらもしっかりとした、骨格と筋肉を持っていてテリア種の理想的な形とされています。

ワイアーフォックステリアの育て方

ワイアーフォックステリア

小型犬ですが、体力があるため、散歩は1日60分以上してあげましょう。

賢いものの気が強いため、子犬の頃からのしつけが大切です。

ワイアーフォックステリアのしつけ方

気が強く、強情な性格のためしつけは思うようにいかないことも多いです。子犬の頃から、はっきりと「いいこと」と「悪いこと」を教えてあげることが大切です。

かわいくてつい甘やかしてしまいがちですが、気分でおやつをあげたり、要求吠えに応えたりするのは止めましょう。

いつもはしなくても一度許してしまうと、賢い犬種のためすぐに「こうしたら自分の要求が通る」と学習します。

家族内でもあらかじめきちんと、しつけや家庭でのルールを決めておきましょう。

ワイアーフォックステリアのお手入れケア

抜け毛は少ないですが、定期的なトリミングが必要な犬種です。

トリミングの方法によって毛質が変わるため、特徴的なワイアーヘアーを保ちたいならトリマーさんに相談しましょう。


ワイアーフォックステリアの体型・体重管理

健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。

ボディコンディションスコア(BCS)

YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは獣医師の佐藤先生が体重の測り方やボディコンディションスコアの確認方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。




ワイアーフォックステリアの食事

PETOKOTO FOODS

犬の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、犬も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。

1. 総合栄養食を適量与える

犬が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。

総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。


2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ

犬のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから犬のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。

そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子犬からシニア犬(老犬)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

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ワイアーフォックステリアがかかりやすい病気

ワイアーフォックステリアは「皮膚疾患」になりやすいです。普段から、かゆがっていないか、発疹はないかなど気にしてあげましょう。

その他、関節の病気である「膝蓋骨脱臼」や、目の病気である「白内障」、瞼が内側にめくれ角膜に刺激を与え炎症が起きる「眼瞼内反症」(逆さまつ毛)にも注意が必要です。

また、主に毛色の白い犬は、遺伝的な難聴障害が起こりやすくなっています。

ふいに驚いたり、何もないところで吠えたり、呼んでも来ないなど様子がおかしい場合には、難聴の可能性があるため、獣医師に相談してみましょう。


ワイアーフォックステリアの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

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ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

ペットショップに必ずいる犬種ではありませんので、地域やお店によってはいないこともあります。事前に確認してみることをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は15~30万円ほどです。

ワイアーフォックステリアと楽しい暮らしを!

アジリティーをするワイアーフォックステリア

猟犬として活躍していた歴史を持つ犬種ですが、現在では本来の能力を発揮することはありません。

体力があり、運動神経もいいワイアーフォックステリアと一緒にアジリティーなどのドッグスポーツにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。


参考文献