猫に迷子札を付けるのは常識! おしゃれ・軽い・小さい・手作りなどオススメを紹介

猫の飼い主さんの中には、「うちの子は室内飼いだから迷子札なんて必要ない」と思っている方がいるかもしれませんが、愛猫のために迷子札は絶対に必要です。首輪を付けていれば大丈夫? いえいえ、それだけでは不十分です。今回は、「なぜ迷子札を付けなければいけないのか」を説明します。また、軽くて小さい迷子札や、手作りでおしゃれな迷子札まで、ペトこと編集部おすすめの迷子札も紹介します。

迷子札って必要なの?

猫は室内飼いが当たり前になりましたが、皆さん脱走対策はちゃんとできているでしょうか。「うちの子は外に興味が無いみたいだから」と油断していると、たまたま玄関の扉や窓を開けていたときに飛び出し、パニックになってどこかに行ってしまうかもしれません。室内飼いだからこそ、一度外に出たら生きていくのは困難です。もしかしたら初めて見る車にびっくりして動けなくなり、轢かれてしまうかもしれません。室内飼いでも、日頃から備えておくことがとても大切です。

首輪で飼い主さんは見つかりません

地震などの災害が起きると、家が壊れて猫が自由に外に出られるようになってしまうかもしれませんし、一緒に避難できればいいですが、状況によっては愛猫を残して避難しなければいけないかもしれません。災害がきっかけで猫が迷子になり、行政や個人に保護されたものの、どこの子なのか分からず元の飼い主さんに戻れないといったケースは珍しくないのです。

東日本大震災での事例

2011年に起きた東日本大震災で、飼い主と離れ離れになってしまったペットが、どれだけ飼い主の元へ戻れたかを調査したデータを環境省が公開しています。

10県市(自治体A)対象 装着頭数 装着により飼い主が判明した頭数
首輪のみ 39 0
迷子札 0
マイクロチップ 0
首輪のみ 614 3
迷子札 4 4
鑑札・狂犬病注射 81 81
マイクロチップ
※マイクロチップを装着していたもののAIPO(動物ID普及推進会議)に未登録だったために飼い主が見つからなかった事例あり。
出典:「東日本大震災における被災動物対応記録集」(環境省)

東日本大震災では、動物愛護センターなどに保護された犬猫のうち、猫39匹、犬699匹がペットであると予測できるもの(首輪や迷子札など)を装着していました。そのうち迷子札や鑑札を付けていた犬猫は100%の確率で家族と再会することができましたが、首輪のみを着用していた犬猫は1匹も家族に再開することができませんでした。

マイクロチップを装着している犬もいましたが、AIPO(※)への登録がされていなかったために家族に再開できなかった事例も報告されていますし、保護した人が一般人だった場合はマイクロチップの情報がわかりませんし、マイクロチップを装着していても存在に気付かれないかもしれません。首輪だけでは飼い主さんの情報はわかりませんので、必ず飼い主の名前や住所、電話番号などが書かれている迷子札を付けなければいけないのです。

※全国動物愛護推進協議会や日本獣医師会から構成される、マイクロチップによる犬、猫などの動物個体識別の普及推進を行っている組織。

行政も迷子札の装着を呼び掛け

迷子の犬や猫を減らすために、各自治体も独自の取り組みを行っています。一つ一つの取り組みが広がることで迷子札の重要性が伝わればいいですね。

沖縄県のポスター活動

沖縄県で2016年度の9月9日までに県動物愛護管理センターに収容された犬465匹のうち、飼い主が特定できる迷子札などを身に着けていた犬はわずか8匹だったそうです。そこで、県は迷子札はペットの命綱であるとして、迷子札を着けている犬や猫が非常に少ない現状や迷子札の必要性をポスターなどを通して訴えかけました。

迷子札装着を促す沖縄県のポスター

迷子札装着を促す沖縄県のポスター

熊本県の取り組み

全国でいち早く殺処分ゼロを実現した熊本県は、HP上で迷子札の装着を呼びかけ、迷子札を自分で手作りする方法なども公開しています。

熊本市動物愛護センター

おすすめの迷子札7選

迷子札はさまざまなデザインの商品が出ています。個性を求めたい人は自作やオーダーメイドという選択肢もあります。迷子・災害対策になるのはもちろん、デザインの種類やサイズも豊富で、迷子札がおしゃれアイテムにもなりますので、この機会に皆さんもお好みの迷子札を見つけてみませんか?

軽くて小さいネームタグ式の迷子札

名前や住所などの必要な情報を、普段付けている首輪にネームタグとして貼るという選択もあります。「迷子札を付けていると猫の首の負担になってしまうのではないか?」と不安になっている飼い主さんも、このタイプなら安心ですよね。

 

手作りのプラ板製の迷子札

愛猫のためにプラスチックの板(プラ板)で手作りの迷子札を作ってあげることもいいですね。作材料は100円ショップなどで揃えることができます。ただし、マジックペンで直接書く場合は文字が滲(にじ)んでしまったり、消えてしまう恐れがあることを覚えておきましょう。

カプセル型の迷子札

住所や電話番号など必要な情報を書いた紙を格納することができる、カプセル型の迷子札もあります。

 

迷子札付きの首輪

迷子札付きの首輪の着け心地は一般的な首輪と全く同じです。そのため、他の迷子札に比べると猫が慣れるまでに時間がかからないのが特徴です。

 

GPS機能を利用した「ねこもに」

「ねこもに」はお手持ちのiPhoneの位置情報検索システムを用いて、猫の居場所を調べることができます。「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」が付いているので、猫が万が一どこかに行ってしまっても一人で探す必要はありません。

Bluetooth機能を搭載した「wistiski

wistiskiは、スマホやタブレットなどのBluetooth機能を用いて、猫の居場所を教えてくれます。呼出ベル機能も搭載されているため、広いお家の中ではぐれてしまった場合も簡単に見つけることができます。

wistiski

オーダーメイドの迷子札

個性を求めたい人はオーダーメイドという選択肢もあります。オーダーメイドなのにも関わらず、1000円台で販売しているものもたくさんあります。

 

これからの常識はマイクロチップ

マイクロチップは直径2mm、長さ10mm前後の電子標識器具です。チップ内には世界で唯一の番号が登録されており、その番号は専用の読み取り機で読み取ることができます。利便性と負担の少なさからヨーロッパやアメリカでは利用者が急増しており、日本でもマイクロチップを選択する飼い主さんが増えてきています。

猫にマイクロチップを埋め込むのメリットとデメリット

体内に埋め込まなければならないことから、抵抗感を持つ方も多いです。しかしマイクロチップは埋め込む際に過度な痛みを生じるわけでもなく、体に悪影響があるわけでもありません。専用の読み込みリーダーは全国の動物愛護センターや保健所、動物病院に配備されています。そのため迷子や交通事故にあっても、データの紛失の心配がないため飼い主の元に戻ってくる可能性が高くなってきます。ただし、愛護センターや保健所などの行政ではなく、マイクロチップの情報を読み取る機械を持っていない個人の方に猫が拾われた場合、マイクロチップの装着は見た目で有無が分からないため迷子札に比べてマイクロチップはあまり効果がありません。

メリット

  • 半永久的に使える
  • 紛失の心配がない
  • ほとんどの動物に使える
  • 過度な痛みはない
  • 迷子や災害、盗難や事故の時に有効

デメリット

  • 多少なりとも装着する時に痛みあり
  • MRIの画像が乱れる場合がある
  • 読み取る機械を持っていない人に猫が拾われた場合、無意味

埋め込む場所は動物によって異なりますが、首の後ろの皮下が一般的です。猫は生後4週齢、犬は生後2週齢から埋め込みをすることが可能です。

参照:日本獣医師会

マイクロチップ装着後の落とし穴

マイクロチップ装着をしたらそれで終わりではありません。AIPOへの登録を必ずしましょう。登録をしていないと愛護センターに保護された時に、埋め込まれているマイクロチップの情報を読み込んでも、飼い主の情報はわかりません。東日本大震災の時もせっかくマイクロチップが埋め込まれているのに、AIPOへの登録がされていなくて飼い主さんが見つからなかった子もいるようです。また、飼い主や住所が変わった場合でもAIPOに変更届けをしないと無意味になってしまいます。

話すことができない我が子のために万全の準備を

犬が着けているイメージがある迷子札ですが、室内飼いの猫も万が一の事態に備えて準備をする必要があります。飼い猫が脱走してしまった飼い主さんがFacebookやTwitterなどのSNSで情報提供を呼びかける姿を見たことがある人もいると思います。「うちの猫は脱走しないから大丈夫」と安易に考えず、万が一の事態に備えて迷子札を猫のために用意することをおすすめします。

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