犬にとって卵や卵の殻は大丈夫? 生卵やアレルギーには要注意

犬にとって鶏卵は食べても安全な食べ物です。卵には、タンパク質やアアミノ酸、脂肪酸が多く含まれています。一方で生卵やアレルギーなど、与える際に気を付けたい注意点も多いです。今回は卵の栄養やアレルギー症状などの注意点を紹介します。

なお、本稿は以下の情報を参照して執筆しています。

犬は卵を食べても大丈夫!

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犬は卵を食べても安全です。タンパク質が豊富で筋肉の成長をサポートしたり、皮膚や毛質を良くしてくれます。一方で、鶏卵のカロリーは1個91kcalと高めです。脂質も多く、飽和脂肪酸は摂り過ぎると血液内のコレステロールを増やすため、食べ過ぎは肥満につながってしまいます。また、卵豆腐などの加工品には、犬にとって有害な成分が含まれる可能性もありますので注意しましょう。

卵を与える時の注意点

生卵

もし、生卵を与える場合は気を付けたい点があります。

サルモネラ菌

生卵と言えば、サルモネラ菌を思い浮かべる方も少なくないかと思いますが、日本においては生食を想定されて販売されているため、市販されている生卵にサルモネラ菌が含まれている可能性は極めて低いと言えます。日本以外では生卵で食べることが少ないため、サルモネラ菌には注意が必要でしょう。

ビオチン不足

卵の白身(卵白)にはアビジンという物質が含まれており、腸内でビオチンと結合します。これが水に溶けないため、腸管から吸収されずに排泄物と一緒に排泄されます。こうしてビオチンが不足すると、以下のような症状を起こす可能性があります。

  • 皮膚のトラブル
  • 疲労の激化
  • 脂肪の代謝障害

前述した症状が起こることは非常に稀ですが、一般的には卵は加熱した状態で与える方が良いでしょう。

卵の殻

卵の殻自体に害はありません。ただ、念のため卵の殻も基本的にはボイルしてから与えてあげましょう。怪我をしないように、ミキサーなどで細かく砕いてあげてから与えてあげると良いでしょう。

調味料は一切使わない


卵をボイルするなどして加熱して与える場合、バターや塩、その他調味料は使用せず、そのままの状態で与えるようにしましょう。健康を害する成分が含まれているためです。

アレルギー

犬に卵を与える際に気を付けたいことは、アレルギーです。卵にはアレルギー成分が含まれており、アレルギーの犬が卵を食べるとアレルギー反応を起こしてしまう可能性などもあるので、犬に与える時には少し注意してあげる必要があります。アレルギーの有無は動物病院で2~3万円ほどでチェックできますので、もし卵を食べさせる場合は事前に理解しておくと良いでしょう。実際に、ペトこと編集部のスタッフの愛犬も卵アレルギーです。

アレルギー結果一覧表
犬の卵アレルギー

初めての食事は少しずつ

また、初めての食べ物を食べた場合、体調を壊すこともあります。そのため、最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。

卵に限らず、犬にとって初めての食べ物を与えるのは、摂取後はしばらく様子を見られる時にしましょう。食べさせた後に一緒にいられない場合は、その後の様子を観察することができないので、試す機会をずらした方が適当です。

喉に詰まらないように注意

卵を丸ごと与えると犬に、勢いよく食べて喉に詰まったり、咀嚼が足りず胃腸の負担になったりしてしまう可能性があります。そのため、ダイス状にカットしてあげたり、細かくしてあげて与えてあげましょう。特に小型犬の場合は小さく切ってから与えてあげるとよいでしょう。

与える頻度や量

タンパク質や脂質が多いため、与え過ぎは肥満やメタボリックの原因になります。そのため、主食ではなくおやつなどで1日多くても1個くらいが目安でしょう。毎日食べさせても悪影響があるわけではありませんが、最初は少量からスタートし、ワンちゃんにとってどのくらいの量が適量なのかを知る必要があります。

卵を使ったレシピ


日常的に犬のご飯を卵の手作りでまかなってしまうと、栄養バランスの偏りが心配されます。ドッグフードにトッピングしてあげるようにすると犬の嗜好性、栄養面ともにプラスになります。

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※本記事は犬に卵を積極的に食べさせることを推奨するものではありません。犬に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのドッグフードです。犬と人では体の作りが違いますので、人の体に良いからといって犬にも良いとは限りません。逆に悪影響となったり、必要な栄養の吸収を阻害したりすることもあります。
ただ、食事は飼い主と愛犬の絆を強くする大切な時間でもあります。同じものを食べたいと思ったり、欲しそうにしている愛犬に少しわけてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。そんなときは必ず与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量(あくまでおやつとして)を守り、様子を見ながら与えるようにしてください。

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