
犬に柑橘類はダメと思う人もいるかもしれませんが、犬はオレンジを食べても大丈夫です。ビタミンCやカリウム、食物繊維を多く含み、甘みもあるため好んで食べる子も多いでしょう。ただし、皮には中毒症状を引き起こすソラレンやリモネンを含むため注意が必要です。オレンジの栄養成分や与えていい量、注意点について解説します。
目次
この記事のまとめ
- 犬はオレンジを食べても問題ないが、積極的に与える必要はない
- オレンジにはビタミンCやカリウム、食物繊維が含まれているが、犬はビタミンCを体内生成できる
- 皮や薄皮、種には中毒の原因となる成分があるため必ず取り除く
- 与える際は小さめにカットし、1日の適正カロリーの10%以下にすることが望ましい
犬はオレンジを食べても大丈夫

オレンジはビタミンC、βカロテン、カリウムを多く含み、犬が食べても大丈夫な果物です。
| オレンジ | りんご | バナナ | いちご | |
|---|---|---|---|---|
| エネルギー | 39kcal | 61kcal | 86kcal | 34kcal |
| 水分 | 88.7g | 83.1g | 75.4g | 90.0g |
| ビタミンC | 40mg | 6mg | 16mg | 62mg |
| βカロテン | 120μg | 27μg | 56μg | 18μg |
| カリウム | 140mg | 120mg | 360mg | 170mg |
| 糖類 | 6.9g | 12.7g | 15.5g | 5.9g |
※各100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)
ビタミンC
オレンジはアスコルビン酸とも呼ばれるビタミンCが豊富で、体内の異物を解毒する作用や、免疫機能を向上させる作用があります。 犬はビタミンCを体内で生成することができます。そのため、健康的な犬であればオレンジでわざわざビタミンCを補給する必要はないでしょう。不溶性食物繊維
便秘改善に効果的ですが、与えすぎると消化しきれず下痢をしてしまう可能性があります。犬へのオレンジの与え方

与える際は外皮をむき、薄皮や種を取り除いたうえで、食べやすいように小さめにカットして与えましょう。特に小型犬の場合は細かくカットすることをおすすめします。
おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
犬へオレンジを与える際の注意点
犬へオレンジを与える際の注意点01:皮や種は取り除く
オレンジの皮・薄皮、種は犬にとって消化しづらく農薬残留の危険性があるため、必ず取り除いてから与えるようにしましょう。犬へオレンジを与える際の注意点02:オレンジジュース・アイスはNG
市販のオレンジジュースやオレンジ味のアイスは加糖されているものが多いため、絶対に与えないようにしましょう。犬へオレンジを与える際の注意点03:アレルギー
アレルギーを持っている子もいるので最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。アレルギー症状の中には嘔吐や下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 元気がなくなる
- 目の充血
オレンジに限らず、犬にとって初めての食べ物を与える際は、摂取後しばらく様子を見られる時にしましょう。
もし、オレンジを食べて体調を崩した場合は、早めに動物病院に連絡をしてください。その際に、「いつ・どの程度」食べたかをきちんと説明するようにしましょう。
犬とオレンジに関するよくある質問
Q.
犬はオレンジを食べられますか?
A.
はい、犬はオレンジを少量であれば食べても大丈夫です。 オレンジはビタミンCや水分が豊富で、適量ならおやつとして与えることができます。ただし、与え方と量には注意が必要です。
Q.
犬にオレンジをどのくらいの量で与えるのが適切ですか?
A.
1日の最適カロリー量の10%以内を目安にしましょう。小型犬は特に小さくカットして与えてください。
Q.
犬にオレンジの皮や種は与えても大丈夫ですか?
A.
皮や種は消化しづらく、ソラレンやリモネンなどの中毒成分が含まれるため必ず取り除いてから与えてください。
Q.
オレンジジュースやオレンジ味のアイスは犬に与えてもいいですか?
A.
加糖されていることが多いため、与えないようにしましょう。
さいごに
積極的に与える必要はありません
消化しにくい食材です
与える際は外皮、薄皮、種を取り除き、小さく1カットにしましょう
正しい情報を理解した上で、愛犬がずっと健康で長生きできるように大切に育ててあげてください。
参考文献
- American Kennel Club『Can Dogs Eat Oranges』
- Slim「オレンジ」
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この記事の監修者
ニック・ケイブ(Nick Cave)獣医師
米国獣医栄養学専門医・PETOKOTO FOODS監修
マッセー大学獣医学部小動物内科にて一般診療に従事した後、2000年に獣医学修士号を取得(研究テーマ:犬と猫の食物アレルギーにおける栄養管理)。
2004年にはカリフォルニア大学デービス校で栄養学と免疫学の博士号を取得し、小動物臨床栄養の研修を修了。同年、米国獣医師栄養学会より米国獣医栄養学専門医に認定。
世界的な犬猫の栄養ガイドラインであるAAFCOを策定する WSAVA の設立メンバーであり、2005年より小動物医学および栄養学の准教授としてマッセー大学に復帰。
家族とともに犬2匹・猫・ヤモリと暮らしながら、犬猫の栄養学の専門家として研究・教育に携わっている。