
ブリティッシュショートヘアってどんな猫?性格や体重・寿命の特徴や里親の迎え方などを紹介!
ブリティッシュショートヘアは、その名の通りイギリス生まれの短毛種で、短毛種の中でも特に人気があり、『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫のモデルとしても知られています。犬とも仲良くできる寛容さを持ち、定期的なブラッシングを必要としないため非常に飼いやすい猫種です。ブリティッシュショートヘアの性格や毛色の種類、かかりやすい病気などを紹介します。
ブリティッシュショートヘアの基礎知識
ブリティッシュショートヘアは短毛種の中で最も人気があり、イギリスの猫血統登録団体GCCFによると、毎年登録される子猫の4分の1をブリティッシュショートヘアが占めるそうです。筋肉質な見た目通り体力がありますが性格は温厚で、「優しい巨人」と評されることもあります(メインクーンも同様のニックネームで呼ばれることがあります。ブリティッシュショートヘアの歴史
ブリティッシュショートヘアの歴史は古く、その祖先はローマ帝国の時代にイギリスに持ち込まれ、イギリス最古の品種だと言われています。当時はネズミ捕りの役目を持つワーキングキャットとして船に乗せられ、帝国の拡大とともにヨーロッパ全土に広がっていきました。そして1871年にイギリスで開催された世界初のキャットショーでブリティッシュショートヘアとしてお披露目され、人気を博しました。またアメリカにイギリス移民と共に海を渡り、メイフラワー号に乗っていたという記録が残っています。このとき海を渡ったブリティッシュショートヘアの祖先からアメリカンショートヘアが生まれたと言われています。
ブリティッシュショートヘアの特徴
顔は、大きな丸い目と短い鼻、耳は離れていて先端が丸いのが特徴です。胴は短いもののがっしりと筋肉質かつ骨太で、足は短めです。しっぱも短めで根元から先端にかけて細くなりますが、先端は丸い形です。そして、何よりも特徴的なのが他の猫種よりも圧倒的に密度の高い短毛の豪華な被毛です。ブリティッシュショートヘアの体重
ブリティッシュショートヘアはオス猫のほうがメス猫より大きく、オス猫は4〜8kgほどで、メス猫は3〜5kgほどです。成長は遅く5歳ほどでようやく成猫となります。ブリティッシュショートヘアの寿命
ブリティッシュショートヘアの寿命は14〜20歳ほどで長命な猫種です。ブリティッシュショートヘアの販売価格
ブリーダーやペットショップなどでは20〜40万円で販売されています。ブリティッシュショートヘアの性格
穏やかな性格で、他のペットとも仲良くできる寛容さを持ちます。物静かであまり活動的ではありませんが、遊ぶのは大好き。それほどおしゃべり(鳴く)をするタイプではありません。飼い主には愛情深く接しますが、知らない人には無愛想かもしれません。ブリティッシュショートヘアの毛色
ブリティッシュショートヘアの被毛は高密度で硬めです。アンダーコートはありません。毛色はもともとブルー(グレー)でしたが、現在はさまざまな色が生まれています。ブルー
ブラック(黒)
ホワイト(白)
バイカラー(ブルー&ホワイト)
頭の上側と背中側はブルーですが、胸やお腹、そして足は白く、綺麗なコントラストになっています。シルバータビー
ヨーロッパの短毛種がアメリカに渡ってアメリカンショートヘアが誕生したと言われているのもうなずけるほど、ブリティッシュショートヘアのタビー(縞模様)柄はよく似ています。ブラック・スモーク
アンダーコートが白やシルバーで、オーバーコートが黒という珍しいタイプです。動くとアンダーコートが見え隠れしてさまざまな表情を見せてくれます。そのほか、渦巻き模様のマーブルド・タビーやヒョウ柄のような水玉模様のスポッテッド・タビーなどがあり、それぞれカラーもさまざまでバリエーション豊かです。
ブリティッシュロングヘアとペルシャ猫の違いは?
イギリスでは長く短毛種をブリティッシュショートヘア、長毛種をペルシャ猫として扱ってきましたが、現在ではペルシャ猫とブリティッシュショートヘアの長毛種は別種となっているとして、アメリカの猫血統登録団体TICAはブリティッシュショートヘアの長毛種をブリティッシュロングヘアとして登録しています。ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気
古くからワーキングキャットとして重宝されていただけあって身体能力が高い種類ではありますが、代謝が悪いため適度な運動をしないと肥満になりがちです。遊ぶのは大好きですので、体重コントロールの意味も含めてよく遊んであげてください。遺伝的に肥大型心筋症(HCM)が見られます。主に左心室の心筋が肥大し、心室の機能に障害が発生します。予防はできませんので、定期健診が大切です。
そのほか、猫は泌尿器疾患になりやすいと言われています。猫は体調が悪くてもそれを隠す習性がありますので、気付いたときには手遅れということが少なくありません。日頃から健康診断に行ったり、体のチェックをしてあげましょう。
泌尿器疾患
おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。ブリティッシュショートヘアの迎え方
保護猫の里親になる

保護され新しいおうちを探しているブリティッシュショートヘアもいます。血統書を持っている猫は犬以上に少ないですが、雑種の中にはブリティッシュショートヘアの特徴を持った子もいます。PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬猫のマッチングサイト「OMUSUBI」ではたくさんの家族を待つ犬や猫がいます。保護猫から迎える選択肢も考えてみてください。
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