犬に煮干しをあげても大丈夫? 食べ過ぎると嘔吐や結石の可能性も

犬に煮干しをあげても大丈夫? 食べ過ぎると嘔吐や結石の可能性も

煮干しは少量程度であれば、犬に与えても問題ありません。煮干しが原因で中毒を起こすことはありませんが、与え過ぎると健康に害を及ぼす可能性があります。一般的に煮干しとは魚介類を煮て干した食材の総称ですが、今回は私たちが普段よく口にするカタクチイワシの栄養素や与え方等の気をつけておきたいポイントについて紹介します。

煮干しの適切な与え方

犬

総合栄養食にトッピングしたり、おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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煮干しに含まれる主な栄養素

DHA

オメガ3の不飽和脂肪酸の一つで、皮膚粘膜の健康を保ち脳の働きを活発にする役割があります。認知症予防にもなるので、積極的に取り入れたい栄養素の一つです。

EPA

魚に多く含まれている不飽和脂肪酸です。EPAが血中に血栓ができるのを防ぐことで、血栓の詰まりが原因となりやすい心筋梗塞や脳梗塞になる確率の減少が期待できます。

カルシウム

煮干しに含まれるカルシウムは牛乳の約20倍といわれています。カルシウムは骨や歯を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートしてくれます。

犬に煮干しを与える際の注意点

煮干し

大量に与えることはNG

煮干しを犬に与え過ぎると、過度なミネラルの摂取により「尿路結石症」や「黄色脂肪症」のリスクが高まります。

尿路結石症

尿路結石症とは尿の通り道に結石という小さな石の塊のようなものができ、尿が体外へ排出できない状態を指します。

最悪の場合、腎臓に負担がかかり、尿毒症(腎臓が機能しなくなり、体外へ老廃物や毒素を排出できない症状)という病気になり死に至る可能性もあります。

腎臓の不調は気がつきにくいことで有名です。以下の症状が見られたら、動物病院で相談するようにしましょう。

  • 頻尿
  • トイレをする姿勢になってから、尿が出るまでに時間がかかる
  • おしっこをする時に痛そう(キャンと鳴く、震えるなど)
  • 食欲不振
  • おしっこに血が混じっている

黄色脂肪症(イエローファット)

黄色脂肪症とは、主に青魚(マグロ、カツオ、ぶり、サンマ等)にたくさん含まれている不飽和脂肪酸を過剰に摂取することで発症する病気です。

不飽和脂肪は少量なら、コレステロールを下げて血液をさらさらにしますが、与えすぎると脂肪を酸化させ、以下の症状を発現させます。

  • 毛のツヤがなくなる
  • お腹の下の方に、脂肪の固いしこりができる
  • 突っ立ったような、ぎこちない歩き方をする
  • お腹を触られることを極度に嫌う


アレルギーに注意

初めて与える時は少しの量にして、以下の症状がないか様子を観察しましょう。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の痒み
  • 体の震え
  • 元気がない

上記のような症状があれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。その際に、どの程度の量をどのような調理法で与えたか、詳しく説明することが大切です。


まとめ

犬

与える量は一度に1〜2匹まで
与える際は細かくちぎってから与えましょう
一度与えたら数日間は与えないで
与え過ぎは尿路結石症や黄色脂肪症の原因に

犬に煮干しを与えても大丈夫ですが、過剰摂取は健康に害を及ぼす可能性があります。

煮干しだけたくさん食べさせることはせず、普段食べているドッグフードの上などに、ときどきトッピングしてあげるといいでしょう。


参考文献

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