株式会社PETOKOTOは10月より、正社員・アルバイト/インターンの採用をスタートしました。新連載「PETOKOTOで働く人たち」では、PETOKOTOのスタッフがどのような仕事をしているのか、どのような想いで働いているのかを紹介していきます。
第1回はPETOKOTO代表の大久保が、取締役副社長CVO(最高獣医責任者)に就任したばかりの佐藤貴紀獣医師と「PETOKOTOの目指す未来」について語ります。
大久保:佐藤先生とは創業時の出逢いからスタートしましたよね。ペット産業のことが右も左も分からない僕が腰をすえて事業に取り組むなら、獣医師のサポートは欠かせないと思いました。そこで100名以上の獣医師リストを作っていて、佐藤先生の写真を見て「この人と働きたい」と直感的に思ったんです。すぐにお問い合わせフォームから「話をさせてほしい」と連絡しました。
佐藤:最初は突然の連絡で、よくある問い合わせだなと思っていたのですが、大久保さんと会って話を聞いて、「この人となら一緒に面白いことができるかもしれない」「ペット産業に新しい風を吹かせるかもしれない」と感じたのを覚えています。
大久保:あれから佐藤先生には社外取締役としてサポートいただいてきました。これからは社内の取締役として、今まで以上に経営・事業にコミットしていただきます。PETOKOTOを一緒に成長させていきましょう。
佐藤:やりましょう。社外取締役になってからちょうど6年たちましたね。事業を続けるだけでも大変なことですが、PETOKOTOは「人が動物と共に生きる社会をつくる」というミッションをぶらさずに続けているのがすごいなと思って見てきました。
大久保:ビジネスのやり方はその時々で柔軟に変化しますが、目指すゴールは一つ。コロナ禍でリモート作業も増えましたが、一人ひとりがやるべきことをやって成果を出し続けているのはミッションへの想いを一つにしているからだと思います。
佐藤:普通はミッションを浸透させるために苦労したり、みんな見ている方向が違って組織がバラバラになったりするものです。スキルも大切ですけど、それ以上に大切にし続けたいPETOKOTOの良いところですね。
大久保:そうですね。ちょうど採用もスタートしましたが、「ただ能力が高い」「ただ犬や猫が好き」ではないところで共感し合える仲間を探しています。
佐藤:これから経営陣も強化していかなければいけませんから、私自身もミッションを体現しながら一緒に仲間探しができればと思います。
大久保:ありがとうございます。先生は最近、大学院で経営の勉強もされてるんですよね。
佐藤:慶應大学のビジネススクールで「EMBA(Executive MBA)」という学位を取得するプログラムを受けています。獣医師は大学でしっかり経営を学ぶことはありませんが、院長として人を雇った時点で経営者になります。そして病院が大きくなるにつれて、経営の難しさを痛感するんです。
大久保:それは獣医師に限らず、動物業界全体で言えることかもしれませんね。動物への想いが先行してしまって、事業運営や収入面で苦しむ方が少なくないように思います。
佐藤:その通りだと思います。ペットも従業員も幸せにするためにはサステナブルな経営を行う必要がある。そう考えて入学しました。しっかり学んで、PETOKOTOで実践していきますし、動物業界をより良くするために還元していければと考えています。
大久保:先生は初めて会った時も大学で循環器の勉強を継続されてましたよね。常に学び続ける姿勢は、すべてのスタッフが見習わなければいけないと思っています。
第1回はPETOKOTO代表の大久保が、取締役副社長CVO(最高獣医責任者)に就任したばかりの佐藤貴紀獣医師と「PETOKOTOの目指す未来」について語ります。
関連記事
ミッションに共感し合える仲間と働く
大久保:佐藤先生とは創業時の出逢いからスタートしましたよね。ペット産業のことが右も左も分からない僕が腰をすえて事業に取り組むなら、獣医師のサポートは欠かせないと思いました。そこで100名以上の獣医師リストを作っていて、佐藤先生の写真を見て「この人と働きたい」と直感的に思ったんです。すぐにお問い合わせフォームから「話をさせてほしい」と連絡しました。
佐藤:最初は突然の連絡で、よくある問い合わせだなと思っていたのですが、大久保さんと会って話を聞いて、「この人となら一緒に面白いことができるかもしれない」「ペット産業に新しい風を吹かせるかもしれない」と感じたのを覚えています。
大久保:あれから佐藤先生には社外取締役としてサポートいただいてきました。これからは社内の取締役として、今まで以上に経営・事業にコミットしていただきます。PETOKOTOを一緒に成長させていきましょう。
佐藤:やりましょう。社外取締役になってからちょうど6年たちましたね。事業を続けるだけでも大変なことですが、PETOKOTOは「人が動物と共に生きる社会をつくる」というミッションをぶらさずに続けているのがすごいなと思って見てきました。
大久保:ビジネスのやり方はその時々で柔軟に変化しますが、目指すゴールは一つ。コロナ禍でリモート作業も増えましたが、一人ひとりがやるべきことをやって成果を出し続けているのはミッションへの想いを一つにしているからだと思います。
佐藤:普通はミッションを浸透させるために苦労したり、みんな見ている方向が違って組織がバラバラになったりするものです。スキルも大切ですけど、それ以上に大切にし続けたいPETOKOTOの良いところですね。
大久保:そうですね。ちょうど採用もスタートしましたが、「ただ能力が高い」「ただ犬や猫が好き」ではないところで共感し合える仲間を探しています。
佐藤:これから経営陣も強化していかなければいけませんから、私自身もミッションを体現しながら一緒に仲間探しができればと思います。
大久保:ありがとうございます。先生は最近、大学院で経営の勉強もされてるんですよね。
佐藤:慶應大学のビジネススクールで「EMBA(Executive MBA)」という学位を取得するプログラムを受けています。獣医師は大学でしっかり経営を学ぶことはありませんが、院長として人を雇った時点で経営者になります。そして病院が大きくなるにつれて、経営の難しさを痛感するんです。
大久保:それは獣医師に限らず、動物業界全体で言えることかもしれませんね。動物への想いが先行してしまって、事業運営や収入面で苦しむ方が少なくないように思います。
佐藤:その通りだと思います。ペットも従業員も幸せにするためにはサステナブルな経営を行う必要がある。そう考えて入学しました。しっかり学んで、PETOKOTOで実践していきますし、動物業界をより良くするために還元していければと考えています。
大久保:先生は初めて会った時も大学で循環器の勉強を継続されてましたよね。常に学び続ける姿勢は、すべてのスタッフが見習わなければいけないと思っています。
獣医として正しい情報を伝える。それが自分の存在意義
大久保:先生にはこれから事業にも直接関わっていただきますが、どんなことに取り組んでいきたいですか?
佐藤:まずはメディアですね。ここ数年で飼い主さんから「ネットではこう書かれてましたけど本当ですか?」といった質問をされることが増えました。勉強熱心なのはとても良いことですが、調べた情報が間違っているケースも多々あります。
大久保:僕自身、犬の病気のことを調べて出てきた情報に疑問を持ったのがきっかけで信頼性の高いメディアを作ろうと思いました。
佐藤:大久保さんと初めて会った時もこの話をして、「正しい情報を伝えましょう」と意気投合しましたよね。当時はIT系のスタートアップが珍しかったので「この業界にもようやくデジタルの風が吹く」と喜んだのを覚えています。
大久保:先生にはたくさんの専門家をご紹介いただいて、専門家の数では最大規模のメディアを作ることができました。
佐藤:やっぱり専門家が書いている安心感は強いですね。私自身も最近は何か聞かれたときに「PETOKOTOの記事が参考になりますよ」と答える機会が増えてきました。でも、事業として見るとまだまだ道半ばですね。
大久保:はい。「ペットライフを豊かにするメディア」として、まだまだ信頼性・専門性・網羅性を高められると思っています。
佐藤:やりましょう。獣医療はこれまで「病気を治すこと」に力を入れてきましたが、これからは「いかに病気にならないようにするか」に取り組む必要があります。そのためにも正しい情報発信は欠かせませんし、PETOKOTOはそれが担えるメディアであり組織だと思っています。
今回、CVO(最高獣医責任者:Chief veterinary officer)という役職も拝命しましたので、獣医療に関する情報は責任を持ってアップデートしていきます。獣医として正しい情報を伝えることこそが、私のパーパス(存在意義:Purpose)だと思っています。
次の挑戦は、新鮮で美味しい療法食
大久保:PETOKOTOはメディアだけでなくオリジナルのドッグフードの開発や保護犬猫のマッチングサイトを運営していますが、それらについてはいかがでしょう。佐藤:PETOKOTO FOODSでは療法食を出したいですね。人も犬猫も、ごはんを食べなければ治る病気も治りません。病気になると食欲は落ちてしまいますし、療法食はしばしば犬や猫にとって魅力的なごはんではないようです。
何も食べないくらいならPETOKOTO FOODSでも食べてもらったほうがいいですが、原則として療法食を与えてもらいたい。PETOKOTO FOODSなら、新鮮で美味しい療法食が実現できるのではないかと考えています。
大久保:お問い合わせでも「療法食の代わりに与えていいですか?」「療法食を食べないので与えていいですか?」と聞かれることが多いですよね。今は「療法食の指示が出ている場合は療法食を与えてください」と答えるしかありません。健康な時も病気の時も、しっかりサポートしてあげられるPETOKOTOでありたいですね。
佐藤:獣医師としても「療法食を食べてくれない」というのは悩みどころでしたので、選択肢が増えるのは間違いなく喜ばれることだと思います。
大久保:OMUSUBI(※)についてはいかがですか?
※OMUSUBI(お結び):2016年にスタートした保護犬・保護猫と迎えたい人のマッチングサイト。保護団体の登録は審査制で、登録数は審査制マッチングサイトとして日本最大。
佐藤:しっかり伸ばしていきたいですね。サービスリリースの際に記者発表会で登壇させていただいたのが懐かしいです。あの時、記者の方から「スタートアップが利益の出ない事業を始めて大丈夫なんですか?」と心配されたのを覚えていますが、本当によくここまで続けて来たなと思いますね。
大久保:OMUSUBIは僕たちの存在意義を象徴するような事業です。保護活動をされているみなさん、著名人のみなさん、飼い主のみなさん、たくさんの方々に支えられてここまで来れました。規模としては日本最大級になりましたけど、根本的には保護犬・保護猫を生み出さず、OMUSUBIなんて必要のない社会にしなければいけないと思っています。
佐藤:間違いないですね。殺処分の問題は昔からあったわけですから、業界として解決できずにここまで来たことは反省しなければいけません。私としてもこれまで獣医師やドッグトレーナー、トリマーと協力しながら取り組んできました。OMUSUBIをもっと発展させて、ペット業界の健全化につなげていきたいと考えています。
世界中の人と動物を幸せに
大久保:PETOKOTOの経営メンバーとして夢はありますか?
佐藤:事業をやる以上は大きな目標を持ちたいですね。まずはPETOKOTOらしさを大事にしつつ、アジアNo. 1を目指しましょう。アジアのペット市場は急速に伸びていますので、日本が経験してきた問題が同じように顕在化してくると予想されます。
大久保:中国は市場規模が5兆円と言われています。すでに日本の3倍ですが、まだまだ成長の余地があります。市場規模が大きいということは、それだけ動物がいて、動物と暮らす人がいるということ。チャンスであると同時に、売り上げを伸ばすことに固執すれば品質や理念が後回しになる恐れもあります。ミッションとのバランスを保った成長を続けていきたいですね。
佐藤:そうですね。「ただ市場規模が大きくなればいい」とか、「ただ飼育率が上がればいい」ということでは不幸になる動物が増えてしまいます。人も動物も幸せに暮らせる良い環境を世界中に広げていきたいですね。そのためにはPETOKOTOだけでなく、業界全体で手を取り合いながら進めていく必要があると考えています。
大久保:上場準備も始め、やるべきことは山積みです。組織も事業も次から次へとやらないといけないことが出てきます。その中で経営としては「やらない選択肢」をしっかり見極め優先順位を付けフォーカスしていくことが大切です。
それでも、やるべきことはたくさんあります。解決しないといけない問題を、ただ「誰かが解決してくれる」と待っているのではなく、自分ごと化して自分で解決していく、そんな当事者マインドの方と一緒に働きたいです。「失敗してもOK、成果が出るまで諦めない!」そんな泥臭い方が大好きです。
佐藤:同感です。ミッションに共感した上で、「我こそは」という方の応募お待ちしています。
大久保:PETOKOTOは10月から採用をスタートしました。募集ポジションをご確認いただき、Wantedlyよりご応募いただければと思います!
>> 採用情報の詳細はこちら <<