犬はカニを食べても大丈夫!アレルギーやカニ味噌、殻など注意点を栄養管理士が解説

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カニ(蟹・かに)は加熱してあれば、犬が食べても大丈夫な食材です。ただし、生のカニや甲殻アレルギー、カニ味噌には注意が必要です。今回はカニの栄養素や注意点、カニカマは食べても大丈夫かなどペット栄養管理士が解説します。

カニは犬が食べても大丈夫

Photo by kumibbb0118さん Thanks!

カニはタンパク質のほか亜鉛やビタミンE、カルシウムを多く含み犬が食べられる食材です。ただし、生のままだとチアミナーゼという酵素がビタミンB1(チアミン)を分解してビタミンB1欠乏症につながる場合があります。必ず加熱したものを与えてください。

カニは熱を冷まし、炎症を鎮める効果があります。関節痛や筋肉痛の緩和にもつながりますが、与え過ぎると下痢など胃腸に悪影響となります。与える場合は適量にして、胃腸に不安があるときは避けるようにしてください。


タラバガニ ズワイガニ 毛ガニ
エネルギー 77kcal 65kcal 78kcal
水分 80.0g 82.5g 79.2g
タンパク質 17.5g 15.0g 18.4g
カリウム 230mg 240mg 280mg
リン 190mg 150mg 200mg
ビタミンB12 9.9mg 7.2mg 2.5mg
EPA(オメガ3脂肪酸) 240mg 100mg 98mg
※各茹で100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)

カニの栄養成分

カニは日本だけでも1000種類以上確認されています。たとえばズワイガニを例に成分の特徴をみてみましょう。ズワイガニはビタミンB12やカリウムを豊富に含んでいて、抗酸化作用も期待することができます。

タンパク質

良質なタンパク質を摂ることは代謝と免疫力を保つためにとても大切なことです。カニ身の部分は筋肉のため、高タンパクかつ脂肪がほぼないことが特徴です。

ビタミンB12

赤血球中のヘモグロビンの生成を助けたり、神経機能の正常化や睡眠リズムの正常化、そして鉄分と共に貧血を予防する働きがあります。

カリウム

カリウムは塩分を排出する働きがあるので、血圧を維持してくれます。利尿作用が体内の水分量を調整してくれるので代謝が良くなります。

アスタキサンチン

ビタミンCやビタミンEと同じような働きをし、ビタミンEの1000倍の抗酸化力があります。目や皮膚、細胞の健康を維持するのに欠かせない成分の一つです。アスタキサンチンはサプリメントで摂取することにも人気があります。

犬はカニ味噌を食べても大丈夫?

カニ味噌

お酒のツマミとして人気のカニ味噌を「カニの脳味噌」だと思っている方もいるかもしれませんが、正しくは「カニの内蔵(肝膵臓)です。犬が間違って食べてしまっても直ちに悪影響になることはありませんが、積極的に与えることはオススメしません。

その理由は、カニ味噌に高濃度のカドミウムが含まれる可能性があるためです。カドミウムは天然に存在する重金属で、人の場合、長期間にわたって摂取すると腎障害を引き起こします。四大公害病として知られる「イタイイタイ病」の原因物質が、カドミウムです。

ある調査ではカニ肉に含まれるカドミウムの平均濃度が0.08mg/kg程度だったのに対し、カニ味噌は100倍の8mg/kgもあったという結果が報告されています。体が人よりも小さい犬は、より強く影響を受ける可能性があります。犬にカニ味噌を与えることはやめましょう。


犬はカニカマを食べても大丈夫?

カニカマ

カニカマは色や食感、風味(カニエキスを使用)をカニに似せたカマボコで、ほとんどのカニカマはカニ肉を使っていません。PETOKOTO FOODSのフィッシュと同じスケトウダラの白身や卵白、食塩、着色料などが使われています。魚や卵にアレルギーがある犬は注意が必要です。

成分的に犬が食べてすぐ体に悪影響になるわけではありませんが、人間用の加工食品は犬の健康を考えて作られていません。カニカマを犬に与える場合は、必ず犬用のカニカマを選ぶようにしてください。

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カニを食べるときの注意点

毛蟹

カニは加熱をすれば犬に食べさせても大丈夫ですが、与える際はいくつか注意点があります。もし「愛犬にもカニをおすそ分けしたいな」と思ったら、注意点をしっかりと理解した上で与えるようにしましょう。

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。

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生では与えない! ビタミンB1欠乏症

生のカニに含まれているチアミナーゼという酵素は、ビタミンB1を分解してしまいます。ビタミンB1が不足してしまうと、後ろ足のふらつきなど神経症状を起こしてしまいます。

この症状は人間でいう脚気(かっけ)と同じで、江戸時代には多くの死者を出しました。生のカニは与えないようにしましょう。

甲羅や脚に注意

カニの甲羅や脚、腱を犬が食べてしまうと口内を傷つけてしまったり、胃腸内で消化不良を起こし嘔吐を引き起こしたりしてしまう可能性があります。基本的に硬いところは最初に取り除いてから与えるようにしましょう。

甲殻類アレルギー

人間と同じように犬によっては甲殻類にアレルギーを持つ場合もあります。アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。

以下は主な症状です。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 肌をかゆがる
  • 目の充血

食物性アレルギーの場合、原因となるものを取り除いてあげれば問題ありませんが、アレルギーは摂取後すぐに症状が現れる訳ではなく1カ月後という場合もあります。そのため何の食材が原因か分かりづらいことが多いので、アレルギー症状が疑われたら動物病院で検査をすることをおすすめします。


生のカニを食べてしまったときの対処法

蟹

犬が生のカニを食べてしまったとしても、直ちに問題になることはありません。しかし、アレルギー反応などいつもと違う様子が見られる場合は、「食べた時間」「食べた量」などを確認して動物病院で相談しましょう。決して自己流で吐かせようとしたり、楽観視したりしてはいけません。

まとめ

犬とカニ
Photo by chi_oo1111さん Thanks!

加熱したカニは犬が食べても大丈夫!
生のカニはNG! 神経異常を引き起こす可能性あり
おいしいものを食べていると愛犬にも味わわせてあげたいと思いますよね。少し与えるのは問題ないのですが、犬が「食卓に上がっているものは自分が食べてもいいものだ」と勘違いしてしまうと、食べてはいけないものでも勝手に食べてしまったり、いつも欲しがったりするようになってしまいます。与える際は犬の器に入れて与えるなど、人間と犬の食べ物の区別をつけられるようにしてあげましょう。


本稿は以下の情報を参照して執筆しています。


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