ドッグフードを変えたらうんちの色が変わったけど大丈夫？【獣医師監修】

ペトことでは、スタッフ自身の「愛犬のために健康的なごはんを食べさせてあげたい」という想いから、オリジナルのフード「PETOKOTO FOODS」を開発しました。

お買い上げいただいたお客さまからご好評を頂くと共に、よく「ドッグフードを変えたらうんちの色が変わったけど大丈夫？」という質問も頂きます。

なぜうんちの色は変わるの？

愛犬のうんちの色が急に変わったら、飼い主さんはびっくりしてしまいますよね。うんちの色が変わる理由は大きくわけて二つあります。

一つは「食事の変化」です。私たちも、イカ墨パスタを食べた後のうんちは真っ黒になりますよね。そこまで急激な変化は珍しいですが、犬もどんな食事をしているかで色の変化が見られます。今まで食べていた食事から変われば色も変化します。

もう一つは、「体調の変化」です。うんちが健康のバロメーターというのは私たち自身がよく知っていることですが、愛犬にとっても同じこと。うんちを観察することで、体内の異変を知ることができます。

まずは食事の変化から解説していきます。

うんちの色が黄色い・黒い理由

体調に問題のないときでも、うんちが黄色かったり黒かったりと色の変化が見られます。それには、どんな食事をしているかが関係しているんです。

野菜を食べることが多い子はうんちが黄色っぽくなり、お肉を食べることが多い子はうんちが黒っぽくなります。愛犬がいつも食べているドッグフードの中身は野菜とお肉のどちらが多いですか？　お肉の割合が多い子のほうが茶色が濃い黒っぽいうんちをしていると思います。

フードを変えてうんちの色が変わる理由

愛犬のごはんを「PETOKOTO FOODS」に変えた飼い主さんから、よく「うんちが黒くなった（濃くなった）」という反応を頂きます。中には心配される方もいらっしゃいますが、その理由は先ほど説明した通りで肉の割合が関係しています。

PETOKOTO FOODSには、「ビーフ」なら牛肉、「ポーク」なら豚肉、「チキン」なら鶏肉、「フィッシュ」なら魚（スケトウダラ）が多く含まれていますので、うんちの色は濃くなる傾向にあります。

特にとうもろこしや小麦粉など、穀類を多く含むフードからPETOKOTO FOODSに変えた子ほど、黄色っぽい色から黒っぽい色へと大きく変化したように見えるかもしれません。

原材料はパッケージで確認することができます。含まれる割合が多い順に表記されていますので、気になる方はチェックしてみてください。きちんとした形状であれば大丈夫です。

こんな色のうんちには要注意

茶色のうんちが黄色っぽい黒っぽいのであれば大きな問題はなさそうですが、中には病気のサインといえるうんちの色もあります。それぞれ説明しますので、愛犬の変化を見逃さないようにしましょう。

どす黒いうんち

黒いタール状のうんちは血便の可能性があります。特に胃や小腸など消化管の上部での出血の可能性がありますので、続く場合は注意が必要です。

黄色いうんち

消化不良を起こしている可能性があります。一時的なものであれば問題ありませんが、続く場合は肝臓や膵臓の疾患が疑われます。

白いうんち

胆管が胆泥・胆石やがんによって詰まり、胆汁が腸に出ない時や膵外分泌不全により脂肪が分解吸収されないと白いうんちが出る場合があります。

赤いうんち

赤いうんちはいわゆる血便で、大腸や肛門付近での出血が考えられます。どす黒いうんちよりは緊急度が高くないと言われることもありますが、大腸がんの可能性もありますので油断は禁物です。

いずれにしても、普段と明らかに違う色のうんちが出ている場合は、何かしらの異変が起きています。飼い主さんが安易に判断せず、かかりつけの病院で診てもらうようにしてください。

愛犬にいつまでも元気でいてもらうために

うんちがなぜ茶色いのか、なぜ黄色っぽかったり黒っぽかったりするかおわかりいただけましたでしょうか？　飼い主さんが愛犬に何を食べさせるべきか、食べるとどんな変化が出るかを知ることは、愛犬の健康に直結します。愛犬にいつまでも元気でいてもらうために、健康的で美味しいごはんを食べさせてあげてくださいね。

【動画解説】ドッグフードの切り替え方

YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、獣医師の佐藤先生がドッグフードの切り替え方について解説した動画を公開しています。あわせてご覧ください。