ドッグフードを変えてうんちが増えた・減った理由を解説します。【獣医師監修】
こんにちは、ペット栄養管理士の山本です。連載「犬の食育」では、愛犬の食に関する悩みや疑問にお答えしていきます。今回はフードを変えた際に起こる「うんちが増える・減る」といった変化について佐藤貴紀獣医師監修のもと解説していきます。
ペトことでは、スタッフ自身の「愛犬のために健康的なごはんを食べさせてあげたい」という想いから、オリジナルのフード「PETOKOTO FOODS」を開発しました。既にお買い上げいただいたお客さまからご好評を頂くと共に、質問もたくさん頂いております。
中でも、「PETOKOTO FOODSに変えたらうんちの量が減ったけど問題ないの?」という質問が多い印象です。結論からお伝えすると、うんちの量が減ること自体に問題はありません。むしろフードを変えたことで良い結果が得られている証拠とも言えます。
飼い主のみなさんは普段、愛犬のうんちが正常か正常でないかをどのように判断しているでしょうか。うんちの回数が少ない「便秘」の状態やゆるい「下痢」の状態であれば、正常でないことに気付きやすいでしょう。
しかし、うんちの量が「多い・少ない」で正常か正常でないかの判断をするのは難しいと思います。まずは、なぜうんちが出るのかを知ることから始めてみましょう。
それよりも、「食欲が無くなった」「うんちのポーズをしているのに出ていない」「トイレではない場所でしてしまう」といった変化に注意が必要です。
中でも、「PETOKOTO FOODSに変えたらうんちの量が減ったけど問題ないの?」という質問が多い印象です。結論からお伝えすると、うんちの量が減ること自体に問題はありません。むしろフードを変えたことで良い結果が得られている証拠とも言えます。
正常な犬のうんちって何?
飼い主のみなさんは普段、愛犬のうんちが正常か正常でないかをどのように判断しているでしょうか。うんちの回数が少ない「便秘」の状態やゆるい「下痢」の状態であれば、正常でないことに気付きやすいでしょう。
しかし、うんちの量が「多い・少ない」で正常か正常でないかの判断をするのは難しいと思います。まずは、なぜうんちが出るのかを知ることから始めてみましょう。
犬のうんちって何?
みなさんは犬のうんちって何だと思いますか? 「食べて吸収できなかったもの」と考えている方が多いと思います。もちろんその通りなのですが、うんちに含まれる「食べかす」の量は実は少なく、80%は水分です。残りの20%には食べかすだけでなく、腸粘膜の老廃物や腸内細菌の死骸も含まれます。犬のうんちは何回が正常?
いつも1日3回していた愛犬が今日は1回しかしていないとなると、飼い主さんは便秘の心配をされるかもしません。一般的に犬は1日に1〜3回ほどうんちをしますが、回数は犬によって異なります。何回だから正常・異常とは一概に言えません。それよりも、「食欲が無くなった」「うんちのポーズをしているのに出ていない」「トイレではない場所でしてしまう」といった変化に注意が必要です。
犬のうんちが増減する理由
うんちの量が多いと快便で、少ないと心配と考える飼い主さんは多いと思います。しかし実際は逆の心配をしたほうがいいでしょう。うんちの量が多いということは、消化できていないものが多いということだからです。
質の悪いフードには安価なかさ増し食材が使われていることが多く、うんちの量は多くなる傾向にあります。気になる方は、フードの原材料を見てみてください。原材料は含まれる割合が多い順に書かれています。最初が肉類ではなく、とうもろこしや小麦粉など穀類になっているかもしれません。
ただし、ダイエットフード・低カロリーフードは意図的に消化しにくい穀類などの食物繊維を配合しているため、うんちの量は増える傾向にあります。逆に消化しやすい食材でできたフードを食べるとうんちの量は減っていきます。うんちの量が減るのは、良い消化ができている証拠なのです。
PETOKOTO FOODSでうんちの量が減る理由
愛犬のフードをPETOKOTO FOODSに変えた方から一番多く聞くのは、「いつもごはんを残すのに全部食べてくれた」「ごはんに興味がなかったのに、美味しそうにガツガツ食べた」といった声です。
次に多いのが、「うんちの量が減った」という声。実は社員たちの愛犬でも同様の変化が見られました。これはPETOKOTO FOODSに含まれる栄養がしっかり愛犬の体に吸収されている証拠です。
PETOKOTO FOODSにはさまざまな新鮮食材が含まれていますが、多く含まれているのは「ビーフ」なら牛肉、「ポーク」なら豚肉、「チキン」なら鶏肉、「フィッシュ」なら魚です。それらがうんちとして出てしまっては困りますよね。愛犬の健康に役立っているからこそ、うんちの量は少なくなるのです。
愛犬にいつまでも元気でいてもらうために
人も犬も健康のためには、「良い食事」をすることが大切です。では、「良い食事」のバロメーターは何でしょうか? 犬の食事は長らく「美味しく食べてくれる」ということが「良い食事」のバロメーターとされてきました。
しかし、例えば大好きなラーメンやポテチ、ケーキを美味しく食べ続ける人は良い食事ができていると言えるでしょうか? 絶対に違いますよね。「何を」美味しく食べてくれるのかが大切なのです。
飼い主さんが愛犬に何を食べさせるべきか、食べるとどんな変化が出るかを知ることは、愛犬の健康に直結します。愛犬にいつまでも元気でいてもらうために、健康的で美味しいごはんを食べさせてあげてくださいね。