
シャキシャキ食感の葉物野菜「水菜」。クセがなくさまざまな調理法で楽しめるのが特徴で、サラダにはもちろん涼しくなってくると鍋料理などでも登場する機会が増えてきます。そんな水菜を愛犬と楽しみたいという人もいるのではないでしょうか。水菜は犬が食べても大丈夫な食べ物です。今回は水菜に含まれる成分と犬への与え方について紹介します。
目次
犬が食べても良い水菜の栄養成分

カリウム
過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。結石を作りにくくする作用もあります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。カルシウム
カルシウムは、別名「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。骨や歯を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートをする役割があります。βカロテン
βカロテンは、抗酸化作用がある栄養素です。免疫力を高めてくれるので、ガンや心臓病の予防などにも効果的といわれています。また、摂取することで、βカロテンがビタミンAに変換されます。ビタミンAは、皮膚のターンオーバーを調整するなどの役割を持っています。ビタミンC
人の場合、最も要求量の多いビタミンですが、健康な犬や猫の場合は体内でビタミンCを生成できるため、必須ビタミンとはいえません。しかし、抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節炎などに関連する病気の予防および治療に役立ちます。犬に水菜を与える際の注意点

01【犬に水菜を与える際の注意点】生でもOK
犬は水菜を食べても大丈夫です。また、水菜を犬に与えるときは、火を通しても通さなくても大丈夫です。ビタミンCのように、火を通すことで失われる栄養もあるので、あえて生のままで与えるというのもありでしょう。また火を通すことでβカロテンなどは、体内に吸収しやすくなるので、どちらで与えるかは愛犬にどんな成分を摂取してほしいのかによって選ぶと良いでしょう。
いずれにせよ、繊維質が含まれる水菜を与えるときは、消化がしやすいように細かく刻んであげるようにしてください。
02【犬に水菜を与える際の注意点】与え過ぎ
前提として、犬は総合栄養食のごはんを食べていれば、それ以外は与える必要はありません。おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
03【犬に水菜を与える際の注意点】甲状腺
水菜はアブラナ科の野菜ですが、実はアブラナ科に含まれるゴイトロゲン(グルコシノレート)という成分は、ヨウ素の吸収を阻害するといわれています。そのため、必要とする甲状腺ホルモンの分泌に影響し、甲状腺に負担をかける可能性も。愛犬に甲状腺の問題がある場合は、念のため水菜を与えるのはやめておきましょう。
04【犬に水菜を与える際の注意点】アレルギー

初めて食べる食材を与える際は少量からスタートさせてあげましょう。アレルギーには以下の症状になる可能性が挙げられます。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 元気がない
- 目の充血
上記のような症状があれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。一方で、アレルギーテストで陽性が出たから食べられないと思う飼い主さんも多いですが、それは間違いです。症状が出ていなければ食べさせても問題ありませんので、特定の食材を食べさせてアレルギー反応が出るか確認してみてください。
まとめ

犬は水菜を食べても大丈夫!
火を通しても通さなくてもOK 愛犬にどんな成分を摂取してほしいのかによって選びましょう
与える際はできるだけ細かく刻みましょう
アレルギーに注意しながら、まずは少量ずつ与えて愛犬と一緒に水菜を楽しみましょう。
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※お腹が弱いワンちゃんには、しっかり解凍してから与えるようにしてください。
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