猫寺&猫神社に行こう♪ 東京エリアから福井の御誕生寺など全国エリアまで

猫寺・猫神社と呼ばれるお寺・神社をご存じでしょうか。猫が境内でのんびりしているさまはとても癒やされる光景ですね。猫はいなくても猫の彫り物や招き猫が飾られているところもあります。猫好きなら、猫が祀られているお寺・神社に行ってみたいですよね。今回は、全国の「猫に癒やされるお寺・神社」「猫が祀られているお寺・神社」を紹介します。

猫寺・猫神社とは

日本ではいつの間にか猫を飼う方が増え、昨年はペットの飼育頭数で猫が犬を追い抜いたというニュースもありました。猫好きが増える中で注目を集めているのが「猫寺」「猫神社」です。猫寺・猫神社とはその名の通り、猫に縁の深いお寺・神社のことを言います。猫が祀ってあるお寺・神社や猫がたくさんいるお寺・神社が全国各地に点在しています。


全国の有名な猫寺・猫神社

全国の有名な猫寺・猫神社を紹介します。

全国の猫寺・猫神社
御誕生寺(福井県) 龍泉寺(愛知県)
梅宮大社(京都府) 雲林寺(山口県)
東京の猫寺・猫神社
今戸神社(台東区・浅草) 豪徳寺(世田谷区)
蚕影神社(立川市) 自性院(新宿区・西落合)
美喜井稲荷(港区・赤坂) 住吉神社(青梅市)

猫寺「御誕生寺」(福井県)

猫寺としてとても有名な「御誕生寺」(ごたんじょうじ)は福井県にあり、年間3万人が訪れます。名前は曹洞宗の大本山である総持寺(そうじじ)を開いた瑩山(けいざん)禅師の誕生の地であるということに由来します。

Photo by kentake_25さん Thanks!

猫がたくさんいる理由

御誕生寺は1948(昭和23年)に建立され、廃院の後に2002年(平成14年)に再建されました。猫寺になったきっかけは寺の建立時に4匹の捨てられた子猫を助けたことからでした。一時は80匹以上を保護していましたが、現在は譲渡するなどして約20匹の猫が境内でのんびりと暮らしています。

動物保護団体に譲渡会場として場所を提供するなどの支援もされているそうです。猫好きとしては、お参りした際に寄付をしてきたいところですね。黒猫が描かれた御朱印長など猫をモチーフにしたアイテムもありますよ。

猫好きらしく参拝を

御誕生寺はメディアでもたくさん取り上げられたためにかなりの数の観光客が訪れるようですが、お寺に迷惑をかけないよう、ましてや猫が嫌がる行為をしないように注意しましょう。

御誕生寺からのお願い

  • 境内の猫に食べ物を与える行為
  • 猫じゃらし等を持ち込み、追いかけまわす行為
  • 寝ている猫をむりやり起こす行為
など、猫にストレスを与える行為は絶対にやめてください。


  • 所在地:福井県越前市庄田町32-1-1
  • 電話:0778-27-8821
  • 開館時間:時間は決められていませんが夜間はご遠慮ください(常識の範囲内で訪問しましょう)
  • アクセス:
    • 車:北陸自動車道の武生インターチェンジから3km程度
    • 電車:最寄のJR武生駅からバスまたはタクシー(バスは1日数本のみ)
  • Facebookページ:御誕生寺

龍泉寺(愛知県)

愛知県にある龍泉寺は、延暦年間(782〜806年)に創建された大変歴史のあるお寺です。こちらのお寺にも猫がいるということで、最近では猫が目当ての観光客増え、お寺のホームページには「龍泉寺の猫たち」として紹介されています。御誕生寺のように保護猫として管理されているわけではなく、野良猫が居付いているのを許しているという感じのようですが、ちゃんとご飯をもらい居場所を用意してもらっているようです。

龍泉寺
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  • 所在地:愛知県名古屋市守山区竜泉寺1-902
  • 電話:052-794-3647
  • 開館時間:日曜・祝祭日のみの開館です
  • アクセス:
    • 車:東名名古屋方面から名二環小幡IC.で下り北へ3分 IC.方面から松河戸IC.で下り東方面へ3分
    • 電車:大曽根駅より竜泉寺口下車 徒歩3分
  • 公式サイト:龍泉寺

梅宮大社(京都府)

梅宮大社は750年頃の奈良時代に建立されたとされる大変歴史のある神社です。酒解神(さかどけのかみ)、大若子神(おおわくこのかみ)、小若子神(こわくこのかみ)、酒解子神(さかどけみこのかみ)が祀られています。檀林皇后(嵯峨天皇の后)が梅宮大社に祈願したことにより皇子をもうけたとされ、子授けのご利益があると言われています。現在の宮司さんになってから猫を飼い始め、捨てられていた猫を保護したことなどから猫の数が増え、現在では15匹の猫が暮らしています。


雲林寺(山口県)

雲林寺萩藩の開祖である毛利輝元とその夫人、殉死者・長井元房の墓がある天樹院にゆかりのあるお寺です。主君の後を追って亡くなった長井元房にはかわいがっていた猫がおり、元房の死を悲しみ墓のそばから離れず、最後には主人の後を追ったとう言い伝えが残されています。雲林寺は猫がいるお寺ではなく、たくさんの猫の置物や「猫みくじ」「猫の絵馬」が有名なお寺です。御朱印帳もとてもかわいくて人気。また猫好きさん向けのイベントなどを開催しています。イベント情報などはFacebookページから確認できます。

猫寺・雲林寺 猫寺・雲林寺
猫寺・雲林寺 猫寺・雲林寺
Photo by rapi9291さん Thanks!

  • 所在地:山口県萩市吉部上2489
  • 電話:08388-6-0307
  • 開園時間:9:00〜17:00
  • アクセス:最寄駅はないので車でのアクセスになります。
    • 車:萩市街地から県道11号線、13号線を津和野方面へ約30分
    • 路線バス:防長バスを利用。萩バスセンターより吉部/津和野行きバス「吉部(きべ)」バス停下車、吉部バス停より御舟子(みふなご)行きバス「吉部市」バス停下車、徒歩約5分
  • 詳細:萩市観光協会公式サイト「雲林寺」

東京の有名な猫寺・猫神社

都内にもたくさんの猫寺・猫神社があるんです。

今戸神社(台東区・浅草)

今戸神社がある今戸は、まねき猫の発祥の地とされています。江戸時代に浅草に住んでいた老婆が貧しさのためにかわいがっていた猫を手放してしまいました。猫は老婆の夢枕に立ち自分の姿の人形を作れば福を授かると言ったため、老婆は言われた通りにして神社の境内で売ったところ大変な評判になったという言い伝えがあります。

今戸神社にはたくさんの招き猫がおり、招き猫と縁結びのパワースポットとして有名です。運が良ければ看板猫のナミちゃんに会えますよ。

今戸神社のナミちゃん
Photo by neconico.31さん Thanks!

今戸神社のナミちゃん
Photo by mamymamy23さん Thanks!
参拝者の声 以前、今戸神社の方がInstagramでごはんは与えないでほしいようなことを仰ってました。あげたい場合は今戸神社の方に渡しておくといいみたいです。時々、参拝者の方から頂いたごはんを食べてるナミちゃんがInstagramで紹介されています。(mamymamy23さん)
  • 住所:東京都台東区今戸1-5-22
  • 電話:03-3872-2703
  • 開園時間:9:00~17:00
  • アクセス:
    • 電車:各線浅草駅より 徒歩15分
    • 都営バス:浅草七丁目下車 徒歩5分  リバーサイトスポーツセンター前下車 徒歩1分
    • バス:台東区 北めぐりんバス リバーサイドスポーツセンター前下車 徒歩1分
  • 公式サイト:今戸神社

豪徳寺(世田谷区)

豪徳寺も招き猫の発祥の地として知られているお寺です。井伊直弼のお墓があることでも有名。近江彦根藩主・井伊直孝が、天候が崩れて困っているところ白猫が手招きして寺に案内し、難を逃れることができたから井伊家の菩提寺となったとされています。直孝が亡くなると招き猫観音が奉納され、それが招き猫の発祥となったとされています。実は滋賀県彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」は豪徳寺の招き猫観音がモデルです。境内にはたくさんの招き猫が奉納されています。

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Photo by tsumizoさん Thanks!

  • 所在地:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
  • 電話:03-3426-1437
  • 開園時間:9:00~16:00
  • アクセス:
    • 電車:小田急小田原線「豪徳寺」駅から徒歩約10分、東急世田谷線「宮の坂」駅から徒歩約5分
    • 車:首都高速「永福」ランプから約15分

蚕影(こかげ)神社(立川市)

蚕影神社は猫寺とは少し違いますが、「猫返し神社」と呼ばれ、愛猫の無事や健康を祈願するために訪れる方が多い神社です。ジャズピアニストの山下洋輔さんが飼い猫がいなくなり探し回っているときに、偶然通りかかった蚕影神社参拝したところ猫が戻ってきたという話を雑誌に書いたことから、「猫返し神社」と呼ばれるようになりました。猫専用の絵馬やお守りなども売られています。蚕影神社は阿豆佐味天神社の中にある神社の一つです。

蚕影神社 蚕影神社 蚕影神社
Photo by momo2868756さん Thanks!


自性院(新宿区・西落合)

自性院の参道には大きな招き猫の像があります。自性院も招き猫発祥の場所と言われているお寺です。江戸城を築城した武将であった太田道灌が戦で苦戦していたところ、1匹の猫が寺に案内してくれたことにより危機を脱して勝利することができたとされています。招き猫の片手をあげたポーズは、太田道灌を助けたときの手招きの姿勢からとられたものという説もあるようです。


美喜井稲荷(港区・赤坂)

ビルの中にある小さな神社です。狛犬ならぬ狛猫がおり、神社の拝殿の上の彫物も猫。そしてこの彫物が人間のようなものを抑え込んで魂をくわえているというかなり不思議なデザイン。さらに「京都の比叡山から御降りになりました霊の高い神様で この神様にお願いする方は蛸を召上らぬこと この神様を信仰される方は何事も心配ありません」という摩訶不思議な文言が書かれています。なぜタコを食べてはいけないのか。「猫はイカタコを食べてはいけないからだ」という説もありますが、真偽は確かではありません(※)。ビルの間にあるちょっと不思議な空間です。


※ペトこと編集部で理由を調査中ですが、ご存じの方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。


住吉神社(青梅市)

この神社にある小さな祠に「阿於芽猫(あおめねこ)祖神」が祭られています。大阪にある住吉神社では月初めに四つの神社にお参りする「初辰参り」で「初辰猫」という招き猫が参拝者に贈られるのですが、この初辰猫にご利益があり、水玉模様の裃(かみしも)を着ていて、とてもかわいらしいと人気です。阿於芽猫祖神は総本山の初辰猫の兄弟という説もあるようです。参道には存在感抜群の「大黒天猫」と「恵比寿猫」が鎮座しています。


お参りはマナーを守って

お寺や神社へのお参りはマナーを守って行きましょう。特に猫がいるお寺には猫好きな方が多く訪れますが、マナー違反が目立ち迷惑をかけているのも現実です。猫への勝手やエサやり、猫を追いかけ回す、猫を無理やり起こして写真を撮るなどの行為は猫にとってもとても迷惑です。真の猫好きのすることではないですね。猫を困らせない、猫の世話をしている人たちに不快な思いをさせないことは、自分自身が楽しむ以上にとても大切なことですよ。