【獣医師執筆】犬はバジルを食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】犬はバジルを食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

ジェノベーゼソースやマルゲリータなど、人気のイタリアンに欠かせないバジル。ほんのり甘さを感じる香りと爽やかな味わいが人気のハーブの一種です。スーパーで購入できるだけでなく、自宅でも比較的簡単に栽培できるので、気軽に食卓に取り入れることができます。バジルの香り漂う食卓に、愛犬も興味津々!少量であれば、犬がバジルを食べても大丈夫です。今回は、犬にバジルを与えるメリットや注意点などを紹介します。

目次
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この記事のまとめ

  • 犬にバジルを少量与えても大丈夫
  • バジルは細かく刻んで生でも加熱しても問題ないが刺激が強いため過剰摂取は避ける
  • バジルシードも少量であれば犬に与えてもよいが水でふやかすことが大切

犬にバジルを与えるメリット

バジル
バジルはシソ科の植物で、香りに特徴があります。イタリアンに欠かせないバジルですが、実は原産はインド、インドシナ半島、モルッカ諸島です。そこからヨーロッパに広がり、料理に使うスパイスとして知られるようになりました。

免疫力アップ

バジルには、抗酸化作用があるβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは免疫力を高めてくれるので、ガンや心臓病の予防などにも効果的といわれています。これは、人間だけでなく犬にも同様のことです。

また摂取することで、βカロテンがビタミンAに変換されます。ビタミンAは、皮膚のターンオーバーを調整するなどの役割を持っています。

歯や骨の形成のサポート

バジルに含まれるカルシウムには、歯や骨の形成を助ける働きがあります。ただし、過剰摂取は尿路結石(尿石症)の原因にもなるので注意が必要です。

血圧の維持・代謝アップ

バジルに含まれるカリウムには、塩分を排出する働きがあるので、血圧を維持してくれます。また利尿作用が体内の水分量を調整してくれるので代謝が良くなります。

止血・丈夫な骨の形成

バジルにはビタミンKが含まれています。ビタミンKは出血した際に血液を固めて止血したり、骨にあるタンパク質を活性化して丈夫な骨を形成したりする働きをします。

犬にバジルを与える際の注意点

バジル
バジルを与える際は、消化しやすいように細かく刻んであげましょう。生でも加熱しても、どちらでも大丈夫です。前述の健康効果に加え、香りによる食欲促進の効果も期待できます。

しかし、与え過ぎには注意が必要です。バジルなどのハーブ類は、犬にとっては刺激が強い場合があるので、与えるのは少量にしておきましょう。

犬にはスーパーフードのバジルシードも大丈夫

バジルシード
バジルシードとは、バジルの種のことです。芽が出る前の種には、植物の生命力がぐっと詰まっていて、栄養も豊富です。αリノレン酸や不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、人の場合は便秘解消やダイエット効果が期待されています。しかし、犬にも同様の効果があるかどうかはわかっていません。

バジルシードを犬に与える場合は、人が食べるときと同様、しっかりと水を含ませたものを与えてください。量は少量にしておきましょう。

犬とバジルに関するよくある質問

Q.
犬にバジルは生のまま与えても大丈夫ですか?
A.
はい、生でも加熱しても問題ありません。ただし少量を守ることが重要です。
Q.
犬にバジルを与えるときの注意点は何ですか?
A.
少量を細かく刻んで与えることが大切で、ハーブ類は刺激が強い場合があるため過剰摂取は避けてください。
Q.
バジルを食べた後に犬が下痢をした場合はどうすればよいですか?
A.
バジルを与えるのをやめて様子を見てください。必要な食材ではないため無理に与える必要はありません。
Q.
バジルシードを犬に与えても安全ですか?
A.
少量であれば水でふやかして与えても大丈夫ですが、犬への効果はまだ十分に解明されていません。

さいごに

犬
免疫力・代謝アップ、丈夫な骨の形成といった効果が期待できる
犬に与える際は少量を細かく刻んで
バジルシードも少量なら与えてもOK
手に入りやすいハーブの一つ、バジルは犬が食べても大丈夫な食材です。とはいえ、ハーブは犬にとって刺激が強過ぎる場合もあり、犬によっては下痢や消化不良につながることもあります。

愛犬に与えるときは、少量からはじめてください。必ず必要な食材ではないので、もしバジル入りのご飯を嫌がったり、食べた後に不調がみられたりしたら、無理にバジルを与えることはやめましょう。

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