猫用爪とぎを手作りしよう!ダンボールや麻縄などで作るDIYアイデアを紹介

猫用爪とぎを手作りしよう!ダンボールや麻縄などで作るDIYアイデアを紹介

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猫用品の中でも爪とぎは手作りしやすいグッズです。ダンボールや麻縄(麻紐)、カーペットなど、入手しやすい素材で作れるので手作り初心者でも挑戦しやすいですよ。本稿では、猫用爪とぎを手作りしやすくなるよう、DIYアイデアや実例を紹介。100均用品でも作れるので、比較的安価な爪とぎも作れますよ。

猫が爪とぎをしたくなる素材

爪とぎを作る際に重要なのが、猫が爪をとぎたくなるような素材でできているかどうかです。

猫が爪をとぎたくなるような素材はいくつかあります。

ダンボール

ダンボール

ダンボールは猫が特に好む素材です。

ダンボールの表面は粗い繊維でできているので、爪が引っ掛かりやすく、爪を引っ掛けても痛くなりにくいという特徴があります。

安価で入手しやすく加工もしやすいので、手作り向きの素材です。ただ、破れやすい素材なので、猫が誤飲しないように注意してください。

麻縄(麻紐)

麻縄

麻縄は繊維が密集している素材なので、猫の爪が引っ掛かりやすく爪をとぎやすいです。さらに、植物の麻から作られた天然繊維なので、猫にとって自然な環境に近い形で爪とぎができます

耐水性や耐久性、伸縮性にも優れているので加工がしやすく、爪とぎとして使用しても長持ちしやすいです。

麻布

麻布

麻縄と同様に植物の麻から作られた素材なので、耐久性や通気性、吸湿性などに優れているのが魅力的です。

麻縄と比べると表面が粗くないので、猫がしっかりと爪をとげるでしょう。

カーペット

カーペット

カーペットも繊維質なので猫が爪をとぎやすいです。

ただし、カーペットによっては繊維が密集していたり、短かすぎたりするものもあるので、猫が爪を引っ掛けにくい場合もあります。

木製

木の表面は猫の爪にとって適度な硬さなので、猫が爪をとぎやすいです。ただ、加工をするには特殊な工具が必要だったり、手間がかかったりする場合もあります。

猫の爪とぎを手作りする際に木材を使用する場合は、ホームセンターを活用すると加工しやすくなるでしょう。

爪とぎの手作りアイデア

爪とぎを手作りする際に、形状や素材などをどうするか迷ってしまうかもしれません。

そんな人でも手作りがしやすくなるよう、手作りでどんな爪とぎが作れるのか参考になるアイデアもまとめました。

爪とぎができるダンボールハウス


ダンボール製の爪とぎを組み合わせてダンボールハウスを作れば、くつろげて爪とぎもできるハウスを作れます。

ダンボールを重ねてくっつけることでダンボール製の爪とぎも手作りできるので、ダンボールをたくさん用意できる人におすすめです。

なお、ダンボール製の爪とぎを作るのが大変な場合は、既製品のダンボール製爪とぎを使用してもいいでしょう。

麻縄を編んで作るハンモックスツール


麻縄やロープを編むことでハンモック状の爪とぎを作れます。通気性がいいハンモックが作れるので、寝転んで休憩するのにもピッタリ。

なお、土台は100均で販売されているクラフトラックを使用すれば簡単に組み立てられます。耐久性や耐荷重を重視したい場合は、木材を加工して土台を作ってもいいでしょう。

DIY上級者向けの木製の爪とぎ


木製の爪とぎを作る場合は特殊な工具が必要になりますが、シンプルでおしゃれな爪とぎが作れます。

DIY初心者の場合は、ホームセンターの木材カットサービスや加工室の貸し出しを利用すると作りやすくなりますよ。

壁に設置する爪とぎ


壁で爪とぎをするのが好きな猫の場合は、壁に設置するタイプの爪とぎがいいでしょう。

家具にもよく使われる中質繊維板にカーペットや麻布を貼り付け、それを壁に設置すれば壁でも爪とぎができます。

壁に穴を開けられない場合は、ラブリコやディアウォールで支柱を作り、その支柱に爪とぎ素材付きの中質繊維板を設置してもいいでしょう。

キャットタワーにもなる爪とぎ


長めの木材に麻紐を巻き付ければ、登り棒のように登れる爪とぎキャットタワーが作れます。

木材の長さを短めに調節すれば、平置きタイプの爪とぎとしても使用可能です。

おしゃれなカラーコーン爪とぎ


カラーコーンを支柱にし麻縄を巻きつけることで、おしゃれな縦型の爪とぎを作れます。

麻縄を巻き付けただけだと安定性にかけるので、カラーコーンの内部におもりを付けると爪をとぎやすくなるでしょう。

材料はほぼ100均用品!安価で作れる猫用爪とぎ


すのこを土台に麻紐を巻いた木製の支柱を立てれば、立った状態で爪がとげる爪とぎを作れます。

すのこや麻紐、木材をつなぎ合わせるダボなどはダイソーでも販売されているので、安価で入手しやすいです。

土台のすのこにカーペットを貼り付ければ、麻紐とカーペットの2種類で爪とぎができますよ。

猫用爪とぎの手作り実例

実際に手作りした猫用爪とぎを見てみたい人も多いのではないでしょうか。実例として、猫用の爪とぎを手作りした人の写真や感想を紹介します。

chima_takiさん

手作り爪とぎに入る猫
Photo by chima_takiさん Thanks!

工夫点やこだわりについて

<工夫した点>
ベッドとしても使って貰えるように、爪とぎの周りにフレームを付けた。

<こだわり>
すぐにへたってしまう爪とぎ部分。フレーム部分は繰り返しつかえるように、中の爪とぎ部分を取り外しできるようになっています。そのため、爪とぎだけを作り直せばまたベッドとして使えます!(chima_takiさん)


marikokko.13さん

爪をとぐ猫
Photo by marikokko.13さん Thanks!

爪とぎから顔を出す猫
Photo by marikokko.13さん Thanks!
工夫点やこだわりについて

爪とぎとしてだけでなく、少しでも遊べるように顔出しパネルを付けました。(marikokko.13さん)


pau_shippoさん


手作りの猫用爪とぎ
Photo by pau_shippoさん Thanks!

ダンボール製の猫用爪とぎがボロボロになったらどうする?

猫

ダンボール製の猫用爪とぎは、爪をとぐ部分がボロボロになりがち。

ボロボロになってくると猫が爪をとぎにくくなったり、とぎカスが出やすくなったりするので、新品に交換するか、爪をとぐ部分を削って新品のような表面にすることをおすすめします。

削り方は簡単。カッターナイフやはさみ、やすりを用意すればできますので、以下の手順で試してみてください。

  1. カッターナイフやはさみを使ってダンボールのボロボロの部分を削る
  2. 削った部分をやすりで磨いて滑らかにする
  3. ブラシや掃除機で削りカスを除去して完成

なお、ダンボールは耐久性が低いので、定期的に新品の爪とぎに交換することをおすすめします。

猫好みの素材と形を事前に確認しておこう

猫

猫により爪とぎの素材の好みは異なります。そのため、愛猫が好む素材を確認してから爪とぎの素材を決めることをおすすめします。

また、猫は爪とぎの形状にもこだわりがある場合があるので、猫がよく使用する爪とぎの形にも注目して手作りしてみるといいでしょう。