【トレーナー解説】犬があごを乗せてくるのはなぜ?犬の気持ちや教え方を解説

【トレーナー解説】犬があごを乗せてくるのはなぜ?犬の気持ちや教え方を解説

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愛犬が自分のあごを、人の腕やベッドを枕のようにして乗せる仕草を見たことがある人も多いはず。時にはあごを乗せたまま寝ていることも。すごくかわいい仕草ですが、犬があごを乗せることには理由があります。今回は、犬があごのせるときの心理や、芸としての「あごのせ」の教え方を紹介します。

犬が飼い主にあごのせする4つの理由

飼い主にあごを乗せる犬

01【犬が飼い主にあごのせする理由】構ってほしい

犬が飼い主さんを遊びに誘っているサインかもしれません。そのほか、少し強めに鼻を押し付けてきたりすれば、構ってほしいことを意味しています。

しつこかったりエスカレートして吠える場合は、無視をすることも大切なしつけの一環です。毎回その誘いに応えず、わがままな行動が癖にならないように様子をみましょう。




02【犬が飼い主にあごのせする理由】甘えたい

飼い主さんのぬくもりを感じるため、あごを乗せているかもしれません。甘えん坊な犬によくみられます

飼い主にとっても嬉しい時間ですが、常にくっついているという場合には、分離不安を引き起こす原因になるため、離れる時間を作るのも忘れないようにしましょう。




03【犬が飼い主にあごのせする理由】信頼している

犬が眠いときや休みたいときに、安心できる場所として飼い主さんのそばに行くことがあります。その際、寝やすい場所に飼い主さんの腕や脚があれば、あごを乗せてきます。

遊んでほしいときと違って、押してきたり自分の存在を主張してきたりすることがありません。優しく撫でるなど、よりリラックスできる環境を作ってあげることをおすすめします。

04【犬が飼い主にあごのせする理由】おねだり

飼い主さんが食べ物を食べているときにあごを乗せてきたら、食べ物をわけてほしいサインである可能性が高いです。目を輝かせてしっぽも振っていれば、おねだりをするときの典型的な行動です。

この可愛らしさに耐えられず、人間の食べ物を与えることは、犬にとって良いとはいえません。犬用のごはんや、犬が食べても大丈夫とされている一部の野菜や果物以外は、基本的に与えるべきではありません。


犬がモノにあごを乗せる理由

モノにあごを乗せる犬

人ではなく、マットやクッションや段差にあごを置いている場合は「休むのにちょうどいい高さ」「その体勢だとリラックスできる」という理由が考えられます。

愛犬が一休みするサインのため、放っておくか優しく撫でて、リラックスできる環境にしましょう。

犬のあごのせチャレンジの教え方

手にあごを乗せる犬
飼い主さんの手の上に、犬が自分のあごを乗せる「あごのせ」という芸があります。とても可愛い芸ですが「おすわり」や「待て」などと比べれば必要性はとても低いです。

教える際は、コミュニケーションの一つと考え、芸を覚えることが得意でない犬にはストレスにならないように、ゆっくりペースを見ながら教えましょう

1. 人の腕や指を犬のあごにつける

飼い主さんが犬のあごに手をつけ、できたらおやつをあげる作業の繰り返しです。

あごに手をつけるのと同時に「あご」などのコマンドを言いましょう。何度も繰り返すうちに「あご」の合図で犬が手に自分のあごを乗せてくれるようになります。

2. おやつを手に持って呼ぶ

V字を作っている以外の指の中に、おやつを忍ばせておきます。犬に見せてから指を閉じてもOKです。

何度も繰り返すうちに犬がこの指の形を見るだけでおやつを食べに来るようになったら、おやつは別の手で持つようにします。そこからは、犬がおやつを探しにあごを手に置いたタイミングでおやつをあげて、繰り返しトレーニングをします。

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犬のあごのせは信頼の証!

手にあごを乗せる犬

犬が飼い主にあごを乗せることは愛情・信頼の証です
犬がモノにあごを乗せているときはリラックス状態です
芸として「あごのせ」を教える必要性は低いです
芸を教えるときは愛犬の様子を見ながらトレーニングしましょう

あごを乗せて上目遣いで見てくる可愛い愛犬の仕草ですが、シチュエーションによって少し意味が異なることを紹介してきました。意味は異なれど、共通して言えるのは「飼い主さんが大好き」ということです。

単純にあごの枕にされているだけの場合もありますが、それも信頼関係があってこそです。とはいえ甘やかしすぎず、愛犬との時間を楽しんでください。

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