犬があごのせする理由とは? その意味や教え方も解説

犬があごのせする理由とは? その意味や教え方も解説

愛犬が自分のあごを、人の手や足、ベッドやおもちゃなどにも乗せる仕草を見たことがある人も多いはず。時にはあごを乗せたまま寝ていることも。すごくかわいい仕草ですが、実はこのあごのせには理由があることをご存知ですか? 今回は、犬があごのせるときの気持ちや意味のほか、芸としての「あごのせ」の教え方についてもご紹介します。

犬の人に対するあごのせにはどんな意味がある?

犬のあごのせ

「あごのせ」は、されるだけで幸せな気持ちになるという飼い主さんも多い、愛犬の可愛い行動の一つです。犬のあごは犬種によって長さが大きく異なりますが、どの犬にも共通して「あごのせ」の仕草は見られます。

一般的にあごを乗せる犬たちの心理にはいくつかのパターンがあるので、シチュエーションなどを見て、どんなことを考えているのか想像してみてくださいね。

遊びたい/構ってほしいから

犬が飼い主さんを遊びに誘っているサインかもしれません。おもちゃなどを口にくわえていたら、一目瞭然ですね。また、少し強めに鼻を押し付けてきたりすれば、自分の存在に気づいてほしいことを意味しています。

構ってほしいという誘いを応用して捉えれば、外に連れて行ってほしいなどの目的も見受けられることがあるかもしれません。

仕事中などにしつこかったりエスカレートして吠える場合は、無視をするのも大切なしつけの一環です。毎回その誘いに応えるのは難しいので、わがままな行動が癖にならないように様子をみましょう。


「大好き」が溢れている/甘えたいから

とにかく飼い主さんが大好きな犬は、飼い主さんのぬくもりを感じるためにあごを乗せているかもしれません。甘えん坊な犬によくみられます。

撫でるともっと密着しようと近づいて来るなど、飼い主にとっても凄く癒される瞬間です。しかし24時間常に一緒にいてくっついているという場合には、分離不安を引き起こす原因にもなるので、離れる時間を作るのも忘れないようにしましょう。


リラックス/信頼しているから

犬が眠いときや休みたいときに、安心できる場所として飼い主さんのそばに行くことがあります。信頼感の現れです。その際、寝やすい場所に飼い主さんの腕や脚があれば、あごを乗せてきます。

遊んでほしいときと違って、あまり押してきたり自分の存在を主張してきたりすることがありません。優しくなでるなど、よりリラックスできる環境を作ってあげるのもおすすめです。


おねだり/食べ物がほしいから

飼い主さんが食べ物を食べているときにあごを乗せてきたら、食べ物をわけてほしいサインである可能性が高いです。目を輝かせてしっぽも振っていれば、おねだりをするときの典型的な行動です。

また、毎日決まった時間にご飯やおやつをあげているなら「そろそろぼくのご飯の時間だよ。忘れないでね。」の合図かもしれません。

この可愛らしさに耐えられず、人間の食べ物をあげてしまうのは犬にとって必ずしも良いとはいえません。犬用のフードや、犬が食べても大丈夫とされている一部の野菜や果物以外は、基本的に与えるべきではありません。調味料を使って調理されたものは全てNGです。どんなに可愛くてもあげないようにしてください。


ものにあごを乗せているときの心理は?

犬あごのせ

人ではなく、クッションや段差にあごを置いている場合は「休むのにちょうどいい高さ」という理由が考えられます。そのほか、もし同時に誰かを見つめている場合には、心のどこかでそこへ上ってはいけないとわかっていながらも「この段差に上りたい」ことのアピールである可能性もあります。

食べ物と同様に可愛らしさで訴えてくるので、犬のヘルニア予防など上らせたくない理由があるなら、許可してしまわないように強い意志を持って対応しましょう。


犬にあごのせを教えるには?

あごを乗せるトイプードル

SNSなどで流行っている犬のあごのせといえば、飼い主さんの手の上に、犬が自分のあごをのせるという芸ではないでしょうか。

これを愛犬とやりたいと願う飼い主さんもたくさんいるので、今回は愛犬への教え方をご紹介します。ただし「おすわり」や「待て」などと比べれば必要性はとても低いです。

コミュニケーションの一つと考え、芸を覚えるのが得意でない犬にはストレスにならないように、ゆっくりペースを見ながら教えましょう。

  1. 人の手を犬のあごにつける
  2. おやつを手に持って呼ぶ

人の手を犬のあごにつける

飼い主さんが犬のあごに手をつけ、できたらおやつをあげる作業の繰り返しです。あごに手をつけるのと同時に「あご」などのコマンドを言いましょう。何度も繰り返すうちに「あご」の合図で犬が手に自分のあごを乗せてくれるようになります。

おやつを手に持って呼ぶ

V字を作っている以外の指の中に、おやつを忍ばせておきます。犬に見せてから指を閉じてもOKです。何度も繰り返すうちに犬がこの指の形を見るだけでおやつを食べに来るようになったら、おやつは別の手で持つようにします。そこからは、犬がおやつを探しにあごを手に置いたタイミングでおやつをあげて、トレーニングをします。


飼い主さんへの信頼の表れです

あごを乗せる黒いトイプードル

あごを乗せて上目遣いで見てくる可愛い愛犬の仕草ですが、シチュエーションによって少し意味が異なることを紹介してきました。意味は異なれど、共通して言えるのは「飼い主さんが大好き」ということです。

単純にあごの枕にされているだけの場合もありますが、それも信頼関係があってこそです。とはいえ甘やかしすぎず、愛犬との時間を楽しんでくださいね。
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