犬が食べていいものまとめ|野菜・果物・穀物など主な栄養素や期待される効果

犬が食べていいものまとめ|野菜・果物・穀物など主な栄養素や期待される効果

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犬は人との暮らしの中で雑食動物に変化していきました。そのため、人と同じく肉以外にも野菜や果物、穀物などをバランス良く食べることが大切です。総合栄養食としてのドッグフードを食べさせてあげることが基本ですが、手作りごはんを与えたい飼い主さんのために、魚介類や乳製品も含めて犬が食べてもいいものを紹介します。

犬が食べていい野菜 アスパラガス、カリフラワー、キャベツ、セロリ、豆苗、ブロッコリー、パクチー、枝豆、オクラ、かぼちゃ、きゅうり、ズッキーニ、とうもろこし、トマト、なす、ピーマン、ミント、レタス、カブ、ゴマ、さつまいも、干し芋、じゃがいも、大根、にんじん、パプリカ、山芋(とろろ)、レンコン、ごぼう、小松菜、白菜、チンゲンサイ、もやし、パセリ、バジル、里芋
犬が食べていい果物 スイカ、さくらんぼ、メロン、いちご、柿、桃、パイナップル、梨、洋梨(ラ・フランス)、キウイ、マンゴー、オレンジ、栗、レモン、バナナ
犬が食べていい穀物 大豆、枝豆、納豆、豆腐、米、パン、蕎麦、うどん、黒豆
犬が食べていい魚介類 鮭、マグロ、鯖、カツオ、サンマ、カニ、タコ、エビ、牡蠣、ホタテ、イカ、うなぎ、鯛
犬が食べていい乳製品 チーズ、ヨーグルト、ヤギミルク
その他、犬が食べていいもの ひじき、はちみつ、わかめ、寒天、ごま、海苔、卵

犬が食べて良いもの

フード

犬が食べていい野菜

野菜は肉食に近い雑食動物の犬にとっても重要な食材です。野菜からビタミンや食物繊維を摂取することで、皮膚の健康維持や便秘解消などの効果が期待できます。

アスパラガス
カリフラワー
キャベツ
セロリ
アスパラガス
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豆苗
ブロッコリー
パクチー
枝豆
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オクラ
かぼちゃ
きゅうり
ズッキーニ
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きゅうり
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とうもろこし
トマト
なす
ピーマン
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ミント
レタス
カブ
ゴマ
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カブ
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さつまいも
干し芋
じゃがいも
大根
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じゃがいも
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にんじん
パプリカ
山芋(とろろ)
レンコン
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山芋
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ごぼう
小松菜
白菜
チンゲンサイ
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もやし
パセリ
バジル
里芋
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犬が食べていい果物

犬に果物を積極的に与える必要はありませんが、栄養の補完に利用することはできます。果物にはビタミンや食物繊維が多く含まれることが多く、皮膚の健康維持や便秘解消などの効果が期待できます。

果物
主な成分
期待される効果
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ビタミンAなど 皮膚の健康維持、便秘解消など 詳細を読む
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さくらんぼさくらんぼ
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桃
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パイナップルパイナップル
チアミンなど 抗酸化作用、皮膚の健康維持など 詳細を読む
梨
ソルビトールなど 便秘解消など 詳細を読む
洋梨洋梨(ラ・フランス)
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キウイキウイ
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マンゴーマンゴー
ビタミンEなど 抗酸化作用、免疫力向上など 詳細を読む
オレンジオレンジ
食物繊維など 便秘解消など 詳細を読む
栗
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レモン
ビタミンCなど 抗酸化作用など 詳細を読む
バナナバナナ
ビタミンC、カリウムなど 抗酸化作用、利尿作用など 詳細を読む
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犬が食べていい穀物

穀物は大切なエネルギー源です。犬は肉だけでなく穀物からエネルギーを得ることで効率的な消化吸収が行えるようになりました。

最近は「グレインフリードッグフード」を見かけることが多くなりましたが、グレインフリーが犬の体に良いという科学的根拠はありません。逆に心臓病のリスクが指摘されています。気になる方は、以下の関連記事をご覧ください。


穀物
主な成分
期待される効果
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うどんうどん
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黒豆黒豆
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犬が食べていい魚介類

魚介類は鮭など豊富なタンパク質となる食材もありますが、生で食べるなど注意すべき点もあります。


魚介類 主な成分 期待される効果
DHA、EPAなど 網膜や神経組織の発達など
マグロ DHA、EPAなど 網膜や神経組織の発達など
ナイアシンなど 皮膚や粘膜の炎症防止など
カツオ DHA、EPAなど 網膜や神経組織の発達など
サンマ DHA、EPAなど 網膜や神経組織の発達など
カニ タンパク質、アスタキサンチンなど 目や皮膚、細胞の健康を維持持など
タコ カリウム、ビタミンEなど 利尿作用、抗酸化作用など
エビ ビタミンE、タウリンなど 貧血、視力の維持など
牡蠣 亜鉛、ビタミンB12など 皮膚や被毛の健康など
ホタテ ビタミンE、タウリンなど 貧血、視力の維持など
イカ DHA、EPAなど 網膜や神経組織の発達など
ウナギ ビタミンAなど 抗酸化作用など
DHA、EPA、ナイアシンなど 網膜や神経組織の発達など

犬が食べていい乳製品

牛乳などの乳製品は乳糖が多く、乳糖不耐症で下痢になってしまう可能性が高いですが、ヨーグルトやチーズ、ヤギミルクなどは乳糖が少ないため、健康的な飲料です。ただし、アレルギーなどを持つワンちゃんもいますので、それぞれ与える際は必ず様子を見守れるようにしてください。


乳製品 主な成分 期待される効果
チーズ βカロテン、ビタミン類など 抗酸化作用など
ヨーグルト 乳酸菌など 腸内環境を改善など
ヤギミルク カルシウム、ビタミン類、タウリンなど 心機能の健康を維持など

その他、犬が食べていいもの

きのこ類や海藻類など、犬にとって健康な食材もあります。一方で調理方法など気を付けるべき点もありますので、注意して与えるようにしましょう。

その他 主な成分 期待される効果
ひじき 鉄分、カルシウムなど 歯や骨の形成など
はちみつ ビタミン、ミネラルなど エネルギー補給など
わかめ 食物繊維、カリウムなど 便秘改善、利尿作用など
寒天 食物繊維、カリウムなど 便秘改善、利尿作用など
ごま ゴマリグナン、セサミンなど 老化抑制効果など
海苔 ゴマリグナン、セサミンなど 老化抑制効果など
タンパク質など 筋肉の成長など

犬にとって健康な食事とは

フード

犬は人が初めて家畜化した動物で、3万2000年〜1万8000年前頃には人と生活を共にするようになったと考えられています。もともと肉食動物でしたが、人と暮らす中で炭水化物の消化機能を高め、「肉食寄りの雑食動物」へと進化してきました。

肉以外も食べるようになったことで効率的にエネルギーを作れるようになり、栄養バランスも良くなりました。1980年代の平均寿命が5歳前後だったのに対し、現在は3倍の15歳近くです。要因はさまざまありますが、ドッグフードの質の向上が一因となっていることは間違いないでしょう。

若い時から栄養がしっかり摂れるごはんを食べる犬が増えたことで、平均寿命は今も少しずつ延びています。「何でも食べるから」「安くて経済的だから」だけでなく、「愛犬が長生きできるように」という視点でごはんを選んでいただくことが重要な意味を持つのです。

実際、従来のドッグフードと手作りごはんでは寿命に3年の違いがあったという調査結果もあります(※)。だからこそ新鮮な食材を調理して急速冷凍した、手作りごはんのようなフレッシュタイプのドッグフードがスタンダードになり始めています。

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犬の食事でよくある3つの誤解

犬の栄養学はまだまだ発展途上にあり、科学的な根拠のない流行が生まれがちです。家族の一員とは言っても「人は人、犬は犬」であることを忘れず、正しい知識で愛犬の健康を守ってあげてください。


1. グレインフリーは体に良いって本当?

ここ数年でグレイン(穀物)フリーのドッグフードが増えましたが、グレインフリーだから犬の体に良いという科学的な根拠はありません。逆に心臓病のリスクを高めるという調査結果もあり、アメリカの科学ニュースサイトではジャンクサイエンス(エセ科学)として紹介されています。


2. 犬は肉だけ食べていればいいって本当?

犬は肉だけのほうが体に良いという科学的な根拠はありません。特に生肉を中心とした食事はローフードとも呼ばれますが、管理が難しく飼い主さんにも感染症のリスクがありますし、犬の攻撃性が増すという調査結果もあります。犬は穀物や野菜も食べるバランスの良い食事で健康を維持できます。


3. アレルギー検査で陽性の食材は食べさせないって本当?

アレルギー検査で陽性が出たとしても、実際に症状が出ない限り食べさせて問題ありません。愛犬の食の選択肢を飼い主さんが狭めてしまわないようにしましょう。



犬にとってどんなに体に良い食べ物でも、食べ過ぎは良くありません。総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。

1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。

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それぞれ与え方に注意点がありますし、疾患を持つ犬によっては与えない方が良い食材もあります。各食材の詳細記事を読んだ上で与えるようにしてください。

まとめ

海で泳ぐ犬
どんなに体に良い食べ物も食べ過ぎれば毒になる
おやつやトッピング程度にあげましょう
疾患を持つ犬によっては与えない方が良いものもある
犬によってはアレルギーを発症する可能性もある
愛犬の健康は食生活が大きく影響します。そのため、飼い主さんが理解と知識を持って、正しい健康管理を提供してあげるようにしましょう。愛犬の健康は飼い主さんがつくります。


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