【獣医師執筆】犬はそら豆(ソラマメ)を食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】犬はそら豆(ソラマメ)を食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

そらまめ(そら豆)は大きめの種子が特徴で、塩ゆでやさやごと焼いたりして食べられる野菜です。お酒のつまみとしてよく食べる方も多いのではないでしょうか。そんなそらまめは、犬が食べても大丈夫です。今回はそらまめの成分や犬に食べさせる場合の注意点を解説します。

目次
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犬はそら豆(ソラマメ)を食べても大丈夫!

ソラマメ
そらまめはビタミンB1やビタミンB2、葉酸などビタミン類やアスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含み、犬が食べても大丈夫な食材です。ただし、リンも多く含まれているため、腎疾患の犬や結石の心配がある犬には与えないようにしましょう。

エネルギー 103kcal
タンパク質 10.5g
脂質 0.2g
リン 230mg
カリウム 390mg
ビタミンB1 0.22mg
ビタミンB2 0.18mg
アスパラギン酸 1100mg
グルタミン酸 1600mg
葉酸 120μg
食物繊維 4.0g
※100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)

栄養素
特徴
リン 骨や歯の形成、エネルギー代謝に重要な役割を果たしています。腎臓病の犬ではリンの排出が正常に行われず腎臓病を悪化させてしまうため制限が必要です。
カリウム 過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。
ビタミンB1 ビタミンB1はチアミンとも呼ばれ、補酵素として糖質のエネルギー変換をサポートします。不足すると神経や心臓に障害が起こります。
ビタミンB2 リボフラビンとも呼ばれ、補酵素として脂質のエネルギー変換をサポートします。「発育のビタミン」と言われるように、不足すると成長障害や皮膚疾患、被毛のトラブルにつながります。
アスパラギン酸 新陳代謝を促し免疫力UPや疲労回復効果が期待され、アンモニアの解毒作用があります。
グルタミン酸 脳の神経伝達物質として働き、脳の機能にダメージを与えるアンモニアを解毒してリラックス成分GABAを生成します。腸のバリア機能を促進する効果もあり、炎症を予防したり腸内環境を改善したり、抗がん作用も期待されています。不足すると免疫力が低下して感染症のリスクを高めます。
葉酸 体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートするという大切な役割を持ち、「造血のビタミン」と呼ばれます。不足すると貧血や免疫力の低下につながります。
食物繊維 腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善したり、食後の血糖上昇をゆるやかにして糖尿病を予防したりします。水溶性は満腹感の持続や下痢の改善、不溶性は便秘の改善などの効果が期待できます。
ソラマメ

カリウム

カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要なナトリウムを輩出してくれます。疲労回復にも良い効果を与えてくれ、欠乏すると「低カリウム血症」を発症することも。とても大事な成分であることに間違いはないのですが、過剰に摂取すること「高カリウム血症」の原因にもなるので、注意が必要です。

カルシウム

カルシウムは、別名「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。骨や歯を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートをする役割があります。

リン

リンは歯や骨を丈夫に保ったり、神経や筋肉を正常に保ったりする効果があります。一方で、過剰に接種すると結石ができやすくなったり腎疾患のもとになったりします。

食物繊維

食物繊維には、便質を改善し便通を促す不溶性繊維と、腸内の不要なものを排出する水溶性繊維があります。

犬にそら豆(ソラマメ)を与える際の注意点

01【犬にそら豆を与える際の注意点】与え過ぎ

前提として、犬は総合栄養食のごはんを食べていれば、それ以外は与える必要はありません。

おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
PETOKOTO FOODS

ペトコトフーズが提供する「食事量計算機(無料)を使っていただくと、1日の最適カロリー量を知ることができます。

例えば1日の最適カロリー量が125kcalのワンちゃんに100gあたり400kcalのドッグフードを与えている場合、1日の最適な食事量は31gとなります。

なお、生後4ヶ月以上、1歳未満の子犬の場合は食事量計算機で表示された1〜1.5倍の量を、生後4ヶ月未満の場合には2倍の量を与えてくださいね。

02【犬にそら豆を与える際の注意点】アレルギー

食物アレルギーには、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることで発症する後天性アレルギーがあります。

初めて食べる食材を与える際は少量からスタートさせてあげましょう。アレルギーには以下の症状になる可能性が挙げられます。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の痒み
  • 元気がない
  • 目の充血

上記のような症状があれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。一方で、アレルギーテストで陽性が出たから食べられないと思う飼い主さんも多いですが、それは間違いです。症状が出ていなければ食べさせても問題ありませんので、特定の食材を食べさせてアレルギー反応が出るか確認してみてください。

03【犬にそら豆を与える際の注意点】加熱して柔らかく

そらまめの皮やさやには特に食物繊維が多く含まれています。犬にとっても食物繊維は大切な成分ですが、さやは硬いことが多く、犬にそら豆を与えるとしても茹でたり細かくしたりして犬が飲み込める状態であげるようにしてください。

04【犬にそら豆を与える際の注意点】味付けはNG

人がそらまめを食べる際は塩茹でしたり、塩や砂糖で味付けしたりします。人の味付けは犬にとって塩や砂糖の過剰摂取となります。愛犬に食べさせたい場合は、必ず味付けしていない犬用のものをあげるようにしてください。

05【犬にそら豆を与える際の注意点】そらまめ中毒

原産地域の北アフリカや西南アジアなどでは「そらまめ中毒」が知られています。ただ、遺伝的な要因や主食として食べている食生活の要因も多く、日本ではあまり報告がありません。

犬の場合も特に問題とされていませんが、食べ過ぎた場合のリスクは否定できません。主食として日常的にあげたり、おやつとしてたくさんあげることは避けるようにしてください。

犬はそら豆(ソラマメ)を食べても大丈夫だけど気をつけて

犬
犬はそらまめを食べても大丈夫!
ただし腎疾患や結石の心配がある犬には与えないで
さや・皮は茹でて細かく刻んであげましょう
味付けしてあるそらまめはNG
犬はそらまめを食べても大丈夫です。ただし、腎疾患や結石の心配がある子には避けたり、皮やさやのあげ方や与える量などを注意したりと、気を付けてほしい点もあります。栄養も豊富で健康的な食材ですので、適切にあげるようにしてください。

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