猫はシクラメンを食べても大丈夫?危険な症状や食べた時の対処法を紹介

猫はシクラメンを食べても大丈夫?危険な症状や食べた時の対処法を紹介

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冬に愛らしいピンクの花びらで華やかな雰囲気を感じさせてくれる「シクラメン」。冬の花とはいえ霜に弱いため、花が咲く時期は日当たりが良い窓辺など屋内に鉢を置いている人もいると思います。しかし、猫と一緒に暮らすおうちは注意が必要。きれいな花を咲かせるシクラメンは、猫が誤って食べるととても危険な花の一つです。その理由や食べた時の症状を紹介します。

猫がシクラメンを食べてはいけない理由

シクラメン

きれいな花を咲かせることで人気のシクラメンですが、猫が食べてしまうととても体調にさまざまな異変が現れます。時には命にかかわるほど危険なため、猫はシクラメンを食べてはいけないのです。

猫がシクラメンを食べることで現れる症状

猫がシクラメンを誤って食べてしまった場合、嘔吐や下痢、胃腸炎といった消化器系の症状が現れる可能性があります(※1)

口内炎や皮膚炎、痙攣などの危険もあり、最悪の場合、命を落とすケースもあります(※2)。シクラメンの花は少量でも、誤って猫が口にしないように十分注意する必要があります。また花の部分だけでなく、根や葉も危険なので誤って食べた場合は速やかに獣医師に相談する必要があります。

※2:Hiromi Karagiannis『JAPANESE ARTICLES』(Manhattan Cat Specialists )

猫がシクラメンを食べてしまったときの対処法

誤って猫がシクラメンを食べた場合、飼い主さんが無理に吐かせることは危険です。少量でも食べてしまった場合は、まずは動物病院に連絡し、獣医師の指示を仰ぎましょう。獣医師が的確な判断をすることが重要ですので、飼い主さんが正しく説明する必要があります。

動物病院へ向かうときは、残っていれば食べたシクラメンの残りを持っていき、花や葉っぱ、茎、根などどの部分をいつ・どれくらい食べたかを説明できるようにしましょう。

シクラメン以外に猫が食べてはいけない花や植物

カーネーション

シクラメンは人気の花で、身近な植物の一つですが、これ以外にも猫が食べてはいけない花や植物というのは多くあります。シクラメンと同じく、冬に屋内に飾られることが多いポインセチアや母の日の定番であるカーネーション、豪華さを演出してくれるユリなど……。

思っている以上に身近に多くあるので、猫を飼っている家で、ガーデニングや花を飾ることが趣味という人は、猫にとって危険な花や植物を事前に調べておくようにしましょう。

愛猫がシクラメンを食べた場合は獣医師に相談を

猫がシクラメンを誤って食べると、ときには命にかかわる症状が現れる危険があります。猫がおうちにいる場合は、庭や自宅にシクラメンを持ち込まないことが誤食を防ぐ一番の対策となります。

どうしてもシクラメンを自宅で楽しみたい場合は、猫が出入りしない部屋などにシクラメンを置くようにし、誤って猫が口にしないように管理を徹底するようにしてください。また、もし猫がシクラメンを食べてしまったら、すぐに獣医師に相談し、的確な指示を仰いでください。