
犬が家の中で暮らすことが一般的になってきた今日、部屋のレイアウトや滑りにくい床、消臭対策など課題も出てきました。今回は、犬と快適に暮らすための部屋作りのポイントを紹介します。子犬から老犬まで、愛犬が健やかに楽しく過ごせる部屋作りを目指しましょう!
この記事のまとめ
- 犬にとって快適な部屋は「安全」「安心」「健康」「清潔」の4つがそろった空間
- キッチンや階段など危ない場所は、置くだけ・つっぱり・扉付きのゲートを使い分けて仕切る
- フローリングにはマットを敷き、足裏の毛と爪の長さも整えて滑りを防ぐ
- 温度は犬が過ごす床の近くで測り、エアコンや暖房の風が直接当たらないようにする
- 子犬は過ごす範囲を狭くして誤飲を防ぎ、シニア犬は段差を減らして家具の配置を変えない
犬にとって快適な部屋とは

犬が一日の大半を過ごす部屋は、人の暮らしやすさだけで考えると、思わぬところに危険が残ります。まずは「安全」「安心」「健康」「清潔」の4つの視点から、愛犬にとって快適な部屋の条件を見ていきましょう。
1. 安全な空間
人にとっては安全な空間でも、犬にとっては危険な空間ということがあります。
例えば熱や火がある場所には犬が近づかないようにする必要があり、キッチンや暖房器具のあるリビングは特に注意が必要です。
コンセント・電源コードにも要注意です。かじって感電したりヤケドを負ってしまったりすることは決して珍しいことではありません。コードは家具の裏に通す、カバーをかけるなどして、犬の口が届かないようにしましょう。
ベランダ、階段、玄関なども落下や脱走につながりますので、仕切りをつけるなどの対策が必要です。
観葉植物にも気を付けてください。ユリ科の植物やポトスなど、犬が口にすると中毒を起こす植物は身近にたくさんあります。部屋に置く植物は、事前に種類を確認しておくと安心です。
2. 安心な空間
ダックスフンドやコーギーといった胴長短足の犬種は椎間板ヘルニアになりやすいため、フローリングには滑りにくい素材のマットを敷いたり、階段を上り下りさせないようにしたりといった対策を取りましょう。
また、角張ったものやでっぱりにぶつかってケガをする可能性を考え、愛犬が行動できる範囲にある家具の角にはコーナーガードなどのクッション材をつけておくと安心です。
そのほか、人間にとっては無害でも、犬が誤飲すると危険なものもたくさんあります。たばこや薬、化粧品はもちろん、人が食べる食べ物や、靴下・ヘアゴムといった小物も犬の手が届かない場所に置くようにしましょう。
3. 健康に過ごせる空間
閉め切った部屋の中で過ごす時間が長いと、犬もストレスが溜まります。
部屋の中には太陽光が十分に当たる場所を作り、こまめな換気を心がけましょう。ただし、外の様子や音を感じすぎると、それもまたストレスになる可能性があります。
ダイレクトに外が見える窓にはカーテンや目隠しのシートをするなどの工夫をしましょう。
犬が快適に過ごせる温度管理も必要です。適温を保ちつつ、犬がいる場所に暖房やエアコンの風が直接当たらないように配置をしてあげましょう。
冷たい空気は床の近くにたまるため、人が立って感じている温度と、床の上で過ごす犬が感じている温度は同じではありません。温湿度計は犬が過ごす高さに置いて確認すると、実際の環境がわかります。季節ごとの室温の目安は、夏のエアコン、冬の暖房の記事で詳しく紹介しています。
4. 清潔で整頓された空間
犬と一緒に部屋で生活すると、臭いや抜け毛など、気を使うべきことはたくさんあります。消臭対策や抜け毛の掃除をこまめに行いましょう。
犬のトイレの始末や、始末した後のごみの置き場所もしっかり考える必要があります。ごみ箱にはふたをするなどして、犬がいたずらをしないようにすることも大切です。
人間にとっても犬にとっても清潔な空間にすることを心がけましょう。
犬と暮らす部屋のレイアウト

快適な部屋の条件がわかったら、次は間取りの中で「どこに何を置くか」です。入ってほしくない場所を仕切ること、落ち着ける居場所を作ること、トイレを休む場所から離すことの3つがレイアウトの基本になります。
仕切りを活用する
玄関・キッチン・階段・ベランダなど、犬が入ると危険な場所には、ドアを閉めてロックするなど、しっかり仕切りをする必要があります。
ドアがないなど、物理的に隔離することが難しい場所には、ペットゲートやサークルで仕切るのがおすすめです。ゲートには主に次のタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 置くだけ | 工事なしで置けて、移動も簡単 | 料理中だけキッチンに入れたくないなど、一時的な仕切り |
| つっぱり | 壁の間につっぱって固定するので倒れにくい | 力の強い犬がいる家庭、小さな子どもがいる家庭 |
| 扉付き | 人がまたがずに通れる | 出入りの多い場所、階段の近く |
ジャンプ力がある犬は低いゲートを飛び越えてしまうことがあるので、愛犬の体格に合った高さのものを選びましょう。また、階段の近くでは人がまたいで通ると転倒の危険があるため、固定できる扉付きのタイプが安心です。子犬のうちに選ぶ場合は、成犬になったときの大きさも見越して選んでください。
愛犬が落ち着く場所を用意する
犬がストレスを感じたときや一人になりたいときにゆっくり休める場所を作ってあげましょう。
場所はリビングなど飼い主さんの目が届く場所でも構いませんが、「直射日光の当たらない場所」「部屋の隅」「人通りが少ない場所」が良いですね。
ケージやハウスなど、犬の好みに合わせた空間を設置してあげましょう。飼い主さんの存在を感じながらも安心して休める場所、身を隠せる場所にしてあげることが大切です。
トイレの場所
犬のトイレは、片付けや掃除がしやすい場所に設置しましょう。
ごはんや水の置き場所、眠る場所とはできるだけ分けて設置します。人間と同じように、排泄する場所は休む場所、食事をする場所とを分けて考えてあげる必要があります。
犬との部屋作りで気をつけること

レイアウトが決まっても、毎日の暮らしの中で気になってくるのが「におい」「床の滑り」「お留守番」の3つです。それぞれの対策を紹介します。
犬の部屋の消臭対策
愛犬と暮らすなかで、においが気になることもあるでしょう。しっかり消臭対策をしましょう。
まず体臭については、定期的なシャンプーや毎日のブラッシングなどのケアが必要です。
耳のお手入れやデンタルケア、肛門腺のお手入れ不足も体臭につながるので気をつけましょう。糞尿のにおいも布にしみつきやすいので、トイレの掃除や、犬が粗相をしてしまったときの布類の洗濯もこまめに行いましょう。
\おすすめグッズはこちら/
香料を使っていない除菌・消臭スプレーです。トイレまわりや粗相をした布製品、ケージなどに吹きかけて使えます。
犬の部屋は床の滑り止め対策を
ケガや転倒を防ぐためにも、できるだけ床にものが置かれていないフラットな状態を保ちましょう。
フローリングの床は犬が滑って転倒する恐れがあるため、絨毯やカーペットを敷くなどの対策をすると良いでしょう。滑る床で踏ん張る生活が続くと、関節や筋肉にも負担がかかります。
絨毯やカーペットは、犬の爪がひっかからないように毛足の短いものが望ましいです。布はにおいもしみつきやすく、不潔にしているとノミやダニもついてしまいます。
タイルカーペットやフロアマットなど部分的に交換できるものや、こまめに洗えるものを選ぶのもおすすめです。
あわせて、足裏の毛(肉球の間の毛)と爪の長さも確認しましょう。毛や爪が伸びていると、床にマットを敷いていても滑りやすくなります。
\おすすめグッズはこちら/
裏面の吸着加工で、床に置くだけでずれにくいタイルマットです。汚れた部分だけはがして洗えるので、トイレの失敗が多い子犬期にも使いやすいです。
犬を部屋でお留守番させる場合
飼い主さんがいくら安全に配慮していても、思わぬ事故が起こる可能性は常にあります。
特にお留守番のときは注意が必要ですので、できるだけケージやサークルに入れて行動できる範囲を限ってあげましょう。
犬が部屋の中で落ち着いてお留守番ができるように、普段からサークルやケージを安心してくつろげる場所にしておくことが大切です。お留守番の練習の進め方は留守番のしつけの記事で紹介しています。
最近では、お留守番中の様子をリアルタイムで見られるペットカメラ(見守りカメラ)もさまざまなものが販売されています。外出先から愛犬の様子を確認できるので安心です。
\おすすめグッズはこちら/
部屋の中を360°見渡せるドッグカメラです。スマホから話しかけたり、おやつを飛ばしたりできるほか、吠えなどの動きがあると通知で知らせてくれます。
子犬・シニア犬の部屋作りのポイント
快適な部屋の条件は、年齢によっても変わります。迎えたばかりの子犬と、足腰が弱ってきたシニア犬とでは、気を付けたいところが違います。
子犬の部屋作り
子犬は好奇心が強く、目に入ったものを何でもかじったり口に入れたりします。床や低い棚に小物を置かない、コードを隠すなど、「口が届く範囲に危ないものを置かない」ことを徹底しましょう。
最初はサークルなどで過ごす範囲を狭くし、慣れてきたら少しずつ広げていくと、事故も防げてトイレも覚えやすくなります。トイレの失敗が多い時期は、洗えるマットを敷いておくと掃除が楽です。
シニア犬の部屋作り
シニア犬は足腰の筋力が落ち、段差の上り下りや滑る床が大きな負担になります。ソファやベッドの前にはスロープを置く、階段には入れないようにするなど、家の中の段差を減らしましょう。
目や耳が衰えてくると、家具にぶつかりやすくなります。家具の配置はむやみに変えないようにし、家具の角にはクッション材をつけておくと安心です。また、後ろに下がるのが苦手になり、家具の隙間に入り込んで出られなくなることもあるので、隙間はふさいでおきましょう。
寝ている時間が長くなるので、ベッドはクッション性があり、清潔を保ちやすいものを選び、家族の気配を感じられる場所に置いてあげてください。
ペトコトスタッフの部屋を紹介
ここからは、実際に犬と暮らしているペトコトのデザイナー・中尾の自宅のこだわりを紹介します。YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、ルームツアーの動画も公開しています。
風の通り道

開放感のある吹き抜けで、効率よく換気できます。寝室にはたくさん窓があるため、暖かい日は窓をあけて風を通しています。
愛犬とくつろぐ場所

平らな座面と肘掛けに惹かれて選んだ「匠ソファ」。愛犬とくっついて座れたり、ゴロゴロできたりする大きさもお気に入りの様子です。
床にはラグを2枚重ねにして、ソファから愛犬が飛び降りたときも、なるべく足に負担がかからないように配慮しています。
かじられにくい家具

犬と暮らすことを考えて、「角がなくて、太くてかじられない」テーブルを選びました。
なかでも、天然の木のぬくもりを感じられるところが決め手になりました。
さいごに

犬と一緒に生活することは、気を付けることもたくさんありますが、喜びや幸せもたくさんあります。
愛犬の性格や年齢に合わせて部屋を少しずつ整えながら、お互いのペースを尊重して、素敵な日々を築いていきましょう。
日々の買い物やお出かけ中の支払いはペトコトカードで
愛犬・愛猫との毎日をもっと快適に、お得に過ごしたいなら、PETOKOTO × エポスカード「ペトコトカード」がおすすめ!
- ネットで申し込みOK
- 入会金・年会費は永年無料
- 新規入会で ペトコトフーズのお買い物が2,000円OFF
さらに、ペトコトカードの利用を通じてOMUSUBIの運営や登録保護団体への寄付・支援に貢献。
ペトコトカードを使うことで、あなたのペットのためだけでなく、保護犬・保護猫たちの未来のためにも役立ちます。
毎日の支払いが、ペットの暮らしと保護活動のサポートにつながる。
そんな特別な一枚を、あなたも始めてみませんか?


