猫はさくらんぼを食べても大丈夫!注意点や与え方を紹介

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猫にさくらんぼをあげてもいいのか気になったことはありませんか? さくらんぼは食べてもいい果物ではありますが、与え方には気をつけなければなりません。ネコちゃんと一緒にさくらんぼを楽しむため、安全な食べ方などを確認していきましょう!

猫はさくらんぼを食べても大丈夫

さくらんぼ

さくらんぼはカリウムやβカロテン、鉄分、葉酸、アスパラギン酸などを含み、猫が食べても大丈夫な果物です。

アメリカンチェリーも食べて大丈夫

アメリカンチェリー

さくらんぼは桜の中でも実が大きくなるミザクラ(実桜)から採れるもので、日本では「佐藤錦」、アメリカでは「ビング」が主な品種です。ビングは「アメリカンチェリー」や「ダークチェリー」とも呼ばれ、猫が食べても大丈夫です。

さくらんぼに含まれる栄養素

さくらんぼ アメリカンチェリー
エネルギー 64kcal
64kcal
糖質 13.0g 13.7g
カリウム 210mg 260mg
鉄分 0.3mg 0.3mg
葉酸 38μg 42μg
アスパラギン酸 540mg 640mg
※各100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)

栄養素
特徴
カリウム 過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。
鉄分 血液中で酸素を運んだり筋肉中で酸素を受け取ったりする働きを持ち、体を動かすために欠かせないミネラルです。不足すると皮膚や被毛のトラブル、イライラ感につながります。
葉酸 体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートするという大切な役割を持ち、「造血のビタミン」と呼ばれます。不足すると貧血や免疫力の低下につながります。
アスパラギン酸 エネルギー源として利用されやすいアミノ酸ですが、猫は必須アミノ酸ではありません。疲労物質である乳酸の分解を促進するため疲労回復効果もあり、カリウムやマグネシウムの吸収を高めてくれます。

猫にさくらんぼを与える際の注意点

見つめる猫

さくらんぼの葉や花にあるクマリンに注意

クマリンとは、桜餅の葉の香りでお馴染みの成分です。人間は桜餅の葉まで食べる人もいますが、実は肝毒性(肝臓に対して毒性を保有しており有害であること)を持っています。そのため猫に与えることは好ましくありません。

種や未成熟な実は食べさせない

さくらんぼを猫に与える時に気をつけなければいけないのは種です。種にはアミグダリンという青酸配糖体(シアン配糖体)が含まれていて、噛み砕かれた種が体内で分解されることによって青酸毒が発生し、中毒症状を引き起こしてしまいます。症状としては呼吸困難や虚脱、チック症状がを招く可能性があり、最悪の場合は死に至ります。

また、未成熟な実にもアミグダリンは含まれているのですが、基本的にお店で販売されているものは成熟しているので心配はいりません。アミグダリンは人間にとっても有害なので、もしさくらんぼ狩りなどに行くことがあれば農家さんの話をしっかりと聞き、猫にさくらんぼをあげる時は必ず種を抜いて、実だけの状態で与えるようにしましょう。


さくらんぼの与え方

さくらんぼは猫にとって栄養面で特筆すべき利点はありませんが、猫の水分補給には有効です。しかし「さくらんぼの実なら大丈夫」とたくさん与えてしまうと肥満の原因になります。

さくらんぼの平均の重さは5gほどで、猫に与えていいとされている量は15gといわれています。神経質に測る必要はありませんが、糖質も含んでいるため、与えすぎは肥満の原因になります。一度に何粒も食べさせるのは癖になってしまうのでやめましょう。

猫がさくらんぼの種を食べてしまったら

飼い主さんがさくらんぼを与える時に種は取ることを意識していても、目を離した隙に丸ごと食べてしまうなんてことも起こり得ますよね。種ごとさくらんぼを食べてしまった時は、まず病院に電話して状態を伝えましょう。種の有害な成分は種の内部にあるので、噛み砕かれていなければ排便とともに出てくる可能性が高いです。しかし丸ごと食べてしまった時は念のため病院に事情を話し、しばらく様子を見ていられるようにしましょう。

まとめ

見つめる子猫

さくらんぼの季節を猫と一緒に楽しむことができたら嬉しいですよね。そのためには、猫と人間の体の構造は異なることをしっかりと理解し、食べるものに関しては飼い主さんが気をつけてあげなければいけません。きちんと理解した上で、楽しいキャットライフを過ごしてくださいね!

参考文献

  • Cherry」(ASPCA)
  • Cherry」(PET POISON HELPLINE)