猫はりんごを食べても大丈夫 りんご酢やりんごジュース、皮についても紹介

猫はりんごを食べても大丈夫 りんご酢やりんごジュース、皮についても紹介

りんごは日本人の果物の年間消費量の中でもでもトップ5に入る果物です。猫はりんごを食べても大丈夫なのでしょうか? 今回は、りんごの栄養や効果、皮や芯など部位ごとに気を付けたい注意点、りんごジュースやりんご酢の注意点など幅広く紹介します。

猫はりんごを食べても大丈夫

りんご

私たち人間と同様、猫もりんごを食べても大丈夫です。りんごにはビタミンC、食物繊維、カルシウム、リンが豊富に含まれていて、甘いながら安全で健康的なフルーツです。りんごに含まれる有機酸は、肉類などの消化を助けたり、腸内細菌バランスを整えたりすることで、便秘を解決してくれます。また有機酸のうちクエン酸は疲労回復効果や、尿石症の予防効果があります。ただし、猫はクエン酸など酸味を苦手とするので、りんごが嫌いな猫ちゃんもいるかもしれません。

シュウ酸カルシウム結石とは

シュウ酸カルシウム結石とは、尿中のカルシウムがシュウ酸と結合し、結石になることで痛みを伴う疾患です。りんごに含まれるクエン酸は、このカルシウムと結合し体外に排出させることで、シュウ酸カルシウムの生成を阻害してくれます。そのため、クエン酸は、猫に多い腎・泌尿器の疾患予防になるのです。

参照:「尿路結石症診療ガイドライン 2013年版」(日本医療機能評価機構)

心臓病予防にも

イギリスやフィンランドの研究者の発表により、人間がりんごを食べるとりんごに含まれるポリフェノールが高い抗酸化作用を発揮することで、肺がんや心臓病のリスクを低下させることが分かりました。現在、猫に限定した研究発表はされていませんが、同様の効果が期待されています。

りんごの栄養

りんご

りんごには、クエン酸、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれており、胃腸の働きを良くするため、殺菌作用などの効果があります。消化も良く、カリウムやペクチンも多く含まれており、皮にはコレステロールや活性酸素を抑える働きであるポリフェノールが豊富です。

カリウムとは

カリウムは、細胞が正常に機能するために必要不可欠なミネラルです。神経刺激の伝達やエネルギー代謝に重要な役割を果たしていて、心機能においても大きな働きをします。腎臓のサポートや心臓のサポートが期待できます。

ビタミンCとは

人の場合、最も要求量の多いビタミンであるが、健康な犬や猫の場合は体内でビタミンCを生成できるため、必須ビタミンとは言えません。しかし、抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節炎などに関連する病気の予防および治療に役立ちます。ほとんどのペットフードは十分な量が含まれていますが、病気等で肝臓での生成が十分でない場合、ビタミンCをフードに添加する必要があります。

猫にりんごを与える際の注意点

バンダナを巻いた猫

愛猫にりんごを与える場合は、愛猫が食べやすいサイズに細かく切って食べさせてあげましょう。また、消化を良くするために、すりおろしたり、りんごジュースにして与えてあげると良いでしょう。市販のりんごジュースの場合は過度な糖分やその他添加物が入っている可能性があるため、家で作って与えてあげることをオススメします。その際に砂糖や塩など調味料は入れず、そのままのりんごを食べさせてあげましょう。

丸ごと与えるのはNG

りんごをそのまま与えると大きなりんごを丸飲みしてしまう可能性があります。誤飲してしまうと、嘔吐下痢、りんごが体内に詰まってしまい腸閉塞になってしまう可能性があります。その場合は早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。また、りんご酢は酢の成分が猫にとっては刺激が強いため、与えない方が良いでしょう。

種や芯に注意

りんごの種にはシアン化物などの中毒成分が含まれている可能性があるため、避けて果肉や皮を与えてあげましょう。また、茎や芯も同様、与えないようにしましょう。皮を与える場合は、農薬物質が残留している可能性があるため、無農薬フルーツか、きちんと洗ってから与えるようにしましょう。

アレルギーには注意

りんごにはアレルギーの可能性もあります。りんごなど与えたことのない食材を与える場合、もし与えてから皮膚に痒みなどが見られた場合、動物病院に相談するようにしましょう。

与えすぎは肥満や糖尿病の原因に

りんごには多くの糖質が含まれるため、食べ過ぎは肥満や糖尿病の原因になります。人間と同じく、りんごを食べすぎると腹痛や下痢になると言われているため、普段のごはんのご褒美として少しだけ与えるようにしましょう。

適量をおやつ程度に与えましょう

テーブルに寝そべる猫

りんごは猫が食べても安全な食べ物でしたが、メロンスイカなど、他の果物はどうなのでしょうか? 人間にとって美味しい食材でも、猫にとっては危険な食べ物もたくさんあります。それらをきちんと理解した上で、楽しいペットとの食ライフを過ごしてくださいね!


参考文献

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