
猫はみかんを食べて大丈夫!与える量や栄養、注意点を解説
みかんといえば、雪がしんしんと降る冬の夜、こたつでぬくぬくしている時に食べたくなる果物ですよね。飼い主さんが美味しそうに食べるのを見つめる愛猫……。猫はみかんを食べても大丈夫なのでしょうか? 猫にとってもみかんはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で食べても大丈夫な食材ですが、猫は酸味を拒絶する動物なので好き嫌いがあるかと思います。今回は、みかんに含まれている栄養素や与える量、アレルギーやみかんの皮など与える際の注意点を紹介します。
猫はみかんを食べても大丈夫!でも酸味は苦手

みかんはビタミンCやβカロテン、カリウムなどを多く含み、猫が食べても大丈夫な果物です。ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、風邪の予防に効果的です。
肉食動物である猫は酸味を好まず甘味を感じないため、好んで食べる子は少ないかもしれません。ただ、みかんは水分量が多く夏バテ防止にもなりますので、好きな子にはおやつとして少量を与えてあげるといいでしょう。
みかんには、「きんかん」や「ブラッドオレンジ」「デコポン」「いよかん」「甘夏」「はっさく」「ポンカン」などさまざまな種類があります。栄養素はほとんど変わらず、猫が食べても大丈夫です。
猫はみかんの皮や種を食べても大丈夫?

みかんの皮は硬く、消化に悪いため、きちんと皮をむいてから与えてあげましょう。間違って食べると消化不良で胃腸炎や下痢、嘔吐を起こすこともあります。皮にはリモネンという猫が分解できない中毒成分が含まれますので、与えないようにしてください。
みかんの白い薄皮には、ヘスペリジンと呼ばれるポリフェノールの一種である成分が含まれ、アンチエイジング効果があるといわれています。食物繊維の一種であるペクチンも含まれ、便秘解消の効果があります。果肉だけよりも薄皮ごと食べる方が便秘効果はありますので、もし与える場合はきちんと洗った上で、茹でるなどして柔らかくするかミキサーでジュースにした状態で与えてあげるとよいでしょう。
猫はコロコロ転がる種で遊んでいるうちに間違って飲み込んでしまうかもしれませんが、1粒程度であれば食べてしまっても特に問題はありません。消化に良いものではありませんので、間違って食べてしまわないよう注意してください。
猫にみかんを食べさせるときの方法は?

みかんはビタミンやミネラルが豊富で水分量も多く、一方でカロリーは非常に低いのが特徴です。与え過ぎは過剰な糖分摂取になり、肥満になる可能性があります。肥満になると腎臓病や心臓病などの疾患につながります。おやつ程度に1カットほど与えてあげるとよいでしょう。
猫にみかんを与える際に気を付けたい注意点
アレルギー
アレルギーを持っている子もいるので最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。みかんに限らず、猫にとって初めての食べ物を与える際は、摂取後しばらく様子を見られる時にしましょう。食べさせた後に一緒にいられない場合は、その後の様子を観察することができないので試す機会をずらした方が適当です。
もし、みかんを食べて体調を崩した場合は、早めに動物病院に連絡をしてください。その際に、「いつ・どの程度」食べたかをきちんと説明するようにしましょう。
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