【獣医師監修】犬がチョコレートを食べて死亡例も 致死量や応急処置を解説

犬にチョコレートがNGということは、飼い主さんであればご存じですよね。でも、いくら気を付けていても犬が間違って食べてはいけない物を食べてしまうことがあります。今回は、チョコレートがダメな理由、どのくらい食べてはいけないのか、応急処置はどうすれば良いのかを解説します。

犬にチョコレートがダメな理由(原因)

チョコレート中毒は、甘味とともにカカオ味を好む犬で発症例が認められています。犬はカカオに含まれるアルカロイド(テオブロミン)という成分に対する感受性がとても強く、多量に摂取すると有害です。イギリスで行われた調査の結果では、年齢別でみると統計学的に年齢は4歳未満の若い犬で最も多く、ついで中年の成犬(4歳以上8歳未満)、8歳以上のシニア犬が最もチョコレートの摂取が少ないという結果になりました。チョコレートの摂取のしやすさに犬種の傾向は見られませんでした。

症状

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 頻尿
  • あえぎ
  • 痙攣
  • 徐脈
  • 頻脈
  • 不整脈
  • 痙攣
  • 昏睡
  • パンティング
  • 尿失禁

多量に摂取すると、下痢嘔吐、頻尿、あえぎ、痙攣などの症状を呈し、多くは死に至るとされています。軽度の血圧上昇が見られ、徐脈あるいは、より一般的には頻脈が生じ、心室性期外収縮のような不整脈が表れることがあります。精神不安定状態や興奮、痙攣および最終的には昏睡などの中枢神経興奮症状が見られます。また、パンティングや尿失禁が起こる可能性もあります。ひどい場合だと、6〜24時間以内に死に至る可能性もあります。数日間以上の慢性的な接触では、心不全になって死に至ることが多いです。

検査・診断

採血や採尿をして検査をします。

致死量

体重によっても異なりますが、体重1kgあたり90〜100mgを摂取すると中毒症状が出て、致死量は250〜500mgと言われています。チョコレートの種類によってテオブロミンの含有量は異なりますので、含有量が多い種類と食べた量が多ければ危険です。高カカオとうたっているチョコレート類、ビター・ミルクチョコレート類、ココアパウダーなどは危険です。

チョコレートの種類別テオブロミンの含有量

  • ホワイトチョコレート(板チョコ):無視できる程度
  • ミルクチョコレート(板チョコ):1枚あたり150〜180mg
  • ビターチョコレート(板チョコ):1枚あたり450〜600mg
  • ブラックチョコレート(板チョコ):1枚あたり1000〜1200mg

治療法や応急処置は?

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

back 1 2next

今日のアクセスランキングトップ10

今月のアクセスランキングトップ10