ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方|性格や大きさ、かかりやすい病気など

ノルウェージャンフォレストキャットは、古くからノルウェーにいる猫です。スカンジナビアの厳しい気候に適応するため進化を続け、その特徴とも呼べる豪華な長毛の被毛を手に入れました。「フォレストキャット=森林猫」という名前の通り木登りの名手で、部屋の一番高い所でくつろいでいることもしばしば。そんなノルウェージャンフォレストキャットの性格や毛色の種類、かかりやすい病気などを紹介します。

ノルウェージャンフォレストキャットとは

ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーでは「ノルウェーの森林猫」を意味する「Norsk Skaukatt(ノルスク・スコグカット)」と呼ばれています。北欧の寒さに耐える撥水効果を持ったふさふさの被毛が特徴です。英語圏では愛称として「ウェジー」や「NFC」と呼ばれることもあります。 現在は世界中で親しまれ、特にフランスやスウェーデンで人気の猫種です。

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ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

ノルウェージャンフォレストキャットの起源は不明ですが、ローマ帝国がヨーロッパ北部に拡大した際に、ネズミ捕りの役目で連れられていた短毛種が北欧の寒さに適応するため長毛化したのではないかと考えられています。

8世紀から11世紀頃にはスカンジナビア半島にいた北方ゲルマン民族(バイキング)に重宝され、彼らの村や船をネズミから守り世界中を旅していたと考えられています。「バイキングキャット(海賊猫)」と呼ばれることもありました。

北欧の神話にもたびたび登場し、雷神トールが持ち上げられないほどの大きな猫や、愛と豊穣の女神フレイヤが乗る車を引く猫として描かれています。守り神としての意味合いも大きかったようで、結婚式で花嫁にノルウェジャンフォレストキャットを贈る風習もあったようです。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

ノルウェージャンフォレストキャットの体は、大柄で骨太かつ筋肉質。足は長く得意の木登りを可能にする太さを兼ね備えます。頭は逆三角形で、目はアーモンド形でやや吊り目。鼻筋がまっすぐ伸びた美しい顔立ちです。耳は大きめで先端がとがっています。

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そして何と言っても、しっぽまでふさふさで美しいダブルコートの被毛がノルウェージャンフォレストキャットの特徴です。アンダーコートは寒さに耐える厚みがあり、長いオーバーコートは高い撥水効果を持ちます。春と秋に換毛期があり、ごっそりと毛が生え変わりますが、日常的にお手入れを必要とするわけではないため、長毛種でありながら意外と飼いやすい猫種です(毛球症予防にもなりますのでブラッシングはできる限りしてあげてください)。

体重
オス猫は5〜7kgほどで、メス猫は4〜5kgほどです。成長は遅く5歳ほどでようやく体ができあがります。

寿命
ノルウェージャンフォレストキャットの寿命は14〜16歳ほどです。

販売価格
ブリーダーやペットショップなどでは20万円前後で販売されています。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

厳しい環境に順応してきた歴史からか新しい環境になれるのは得意です。好奇心旺盛ですが、活発というよりは静かさを持って接します。犬や子供との相性も良く、飼い主を玄関で出迎える愛情深い面を見せることもありますが、知らない人への愛想は良くないかもしれません。

甘えん坊な面がある一方で距離感を大切にする傾向もあり、飼い主と一緒の部屋、もしくは近くにいることで満足します。お留守番も得意です。飼い主に頭をぶつけたりこすりつけたりして愛情表現を示すことがあり、頭や顎をかいてもらうのが大好きです。

ノルウェージャンフォレストキャットの毛色

光沢があり美しいロングコートの被毛はさまざまな色や柄のバリエーションがあります。

ブルータビー&ホワイト

ブラウンタビー&ホワイト

クリーム&ホワイト

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンの違い

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンは非常に似ており、パッと見ただけではその違いはわかりません。以下の点が見分けるポイントとされています。個体によって差がありますので、あくまで参考と考えてください。

  • 耳の先端にリンクスティップという飾り毛があるのがメインクーン
  • 鼻筋がカーブして窪みがあるのがメインクーン
  • メインクーンのほうがノルウェージャンフォレストキャットより丸顔

ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気

ノルウェージャンフォレストキャットに特別かかりやすい病気はなく、健康的な猫種と言えます。ただ猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた際には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。

糖原病Ⅳ型

ノルウェージャンフォレストキャットには、まれに遺伝性の糖原病Ⅳ型(アンデルセン病)が見らることが分かってきました。この病気はグリコーゲン貯蔵病とも呼ばれ、酵素の欠損によりグリコーゲンが分解できず、肝臓に蓄積して肝腫大や心筋障害が起こすことがあります。

股関節形成不全

股関節形成異常症も遺伝性のもので、大型犬をはじめとして犬によく見られる病気ですが猫でもまれに起こります。軽度のものは運動量の低下が起こる程度ですが、それに起因して肥満になる可能性があります。重度の場合は外科手術を必要とします。

そのほか、猫は泌尿器疾患になりやすいと言われています。猫は体調が悪くてもそれを隠す習性がありますので、気付いたときには手遅れということが少なくありません。日頃から健康診断に行ったり、体のチェックをしてあげましょう。

泌尿器疾患

おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い主さんのブログや動画

シフォンケーキはじめました
ノルウェージャンフォレストキャットのブログ「シフォンケーキはじめました」のトップページノルウェージャンフォレストキャット「シフォンさん」の飼い主さんのブログ。ふさふさでブルー・ブラウン・ホワイトのグラデーションカラーの被毛が見事です。

ノルウェーじゃん
ノルウェージャンフォレストキャットのブログ「ノルウェーじゃん」のトップページ4匹のブリティッシュショートヘアの日常がつづられています。ブルーを基調とした3匹だけでなく、クリームシルバーマッカレルタビーの「まろんくりーむくん」の被毛も美しく必見です。

ノルウェージャンフォレストキャットが飼い主との距離感を大事にすると言っても、中にはべったりの甘えん坊さんもいます。こちらの動画では、飼い主さんの近くにすりすり寄ってくるふさふさした子の様子を見ることができます。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

保護猫の里親になる

保護され新しいおうちを探しているノルウェージャンフォレストキャットもいます。血統書を持っている猫は犬以上に少ないですが、雑種の中にはノルウェージャンフォレストキャットの特徴を持った子もいます。保護猫と飼いたい人のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてください。

ブリーダーから迎える

ノルウェージャンフォレストキャットにはさまざまなカラーバリエーションがありますので、希望のカラーがある方はブリーダーさんから探してみると見つかるかもしれません。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのノルウェージャンフォレストキャットを見つけることができます。

北欧伝統の長毛種「ノルウェージャンフォレストキャット」

ノルウェージャンフォレストキャットは、長毛でありながらそれほどブラッシングを必要とせず、お留守番もできる飼いやすい猫種です。中・大型で高い場所に登ることを好み、天井近くから飼い主のことを見守っていることがよくあるはずです。猫ならではの距離感を楽しみたい方に適しています。

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第2稿:2017年6月4日 公開
初稿:2015年11月1日 公開

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