猫はクランベリーを食べても大丈夫? ストルバイト結石の予防に良いとされる成分を解説

猫はクランベリーを食べても大丈夫? ストルバイト結石の予防に良いとされる成分を解説

鮮やかな赤い色味と甘酸っぱさが人気のクランベリーですが、実は猫にとっても嬉しい成分がたっぷり含まれています。腸内環境を整えてくれるほか、クランベリーに含まれているキナ酸は、膀胱炎やストルバイト結石の予防効果が期待できます。そのため、クランベリーエキスを使用したサプリも販売されているほど。今回は、クランベリーの栄養素や、猫に与える際の注意点など解説します。

クランベリーは猫が食べても大丈夫です

笑う猫

健康な猫でしたら、クランベリーを食べても大丈夫です。しかし、与え方には注意すべき点もあります。クランベリーの栄養成分と共に確認していきましょう。

クランベリーの成分

クランベリー

日本では、なかなか生の状態で見かけることがないクランベリーですが、アメリカではメジャーなフルーツの一つです。生のままでは渋みや酸味が強いので、ジュースやソース、お菓子などに加工して食べるのが一般的。そんなクランベリーに含まれる成分を詳しくみていきましょう。

ポリフェノール

クランベリーには、ポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれています。アントシアニンには、視覚機能を改善するといわれています。しかし、まだ科学的に立証されたデータが十分ではありません。


ビタミンC

人の場合、最も要求量の多いビタミンですが、健康な犬や猫の場合は体内でビタミンCを生成できるため、必須ビタミンとは言えません。しかし、抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節炎などに関連する病気の予防および治療に役立ちます。

ペクチン

整腸作用や下痢便秘を改善する働きがあります。また、コレステロールの排出を促進するため、悪玉コレステロールの減少が見込めます。

キナ酸

肉類などの消化を助けたり、腸内細菌バランスを整えたりすることで、便秘を解決してくれます。また、疲労回復、シュウ酸カルシウム結石の対策をサポートしてくれます。

クランベリーを与えるときの注意点

クランベリー

生のクランベリーを取り扱うスーパーは少ないですが、青果や製菓材料の専門店などでは生のクランベリーが販売されていることもあります。生のクランベリーを猫に与えるときは、様子をみながら少量ずつ与えるようにしてください。

クランベリーサプリは膀胱炎やストルバイト結石予防におすすめ

クランベリーに含まれるキナ酸の効果は、膀胱炎やストルバイト結石の予防が期待できます。膀胱炎やストルバイト結石は、どちらも再発しやすい病気なので、悩んでいる飼い主さんは愛猫に、クランベリーエキスが含まれるサプリを与えることを検討してみてはいかがでしょう。


シュウ酸カルシウム結石の猫には与えないで

同じ尿路結石でも、シュウ酸カルシウム結石の猫には、クランベリーを与えてはいけません。クランベリーは尿のアルカリ性を酸性化する働きがあります。ストルバイト結石が、アルカリ性に傾いた尿が原因であるのに対し、シュウ酸カルシウム結石の原因は、尿の酸性化にあります。

そのため、シュウ酸カルシウム結石の猫には、クランベリーは与えないようにしましょう。

クランベリージュースやクッキーは猫が食べても大丈夫?

加工品が多くあるクランベリー。ジュースやクッキーなら、手軽にクランベリーを食べることができます。しかし、これらには砂糖が使われていることが多く、またクッキーにはバターや牛乳も含まれていることがほとんどです。

歯周病や肥満の原因にもなりかねないので、クランベリージュースやクッキーは猫に与えてはいけません。もちろん、クランベリージャムやソースも同様、人間用に味付けされたものは与えてないようにしましょう。


健康な猫はクランベリーを食べても大丈夫!

ねこ

健康な猫が、クランベリーを食べることは問題ありません。また膀胱炎やストルバイト結石を何度も繰り返すことで悩んでいるようであれば、獣医師と相談してクランベリーのサプリを試してみるのも良いでしょう。せっかくなので、飼い猫の食事に上手に取り入れたいですね。

※本記事は猫にクランベリーを積極的に食べさせることを推奨するものではありません。猫に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのキャットフードです。雑食動物の人と違って猫は肉食動物です。人の体に良いからといって猫にも良いとは限りません。逆に悪影響となったり、必要な栄養の吸収を阻害したりすることもあります。

ただ、食事は飼い主と愛猫の絆を強くする大切な時間でもあります。同じものを食べたいと思ったり、欲しそうにしている愛猫に少しわけてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。そんなときは必ず与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量(あくまでおやつとして)を守り、様子を見ながら与えるようにしてください。

トレッタ
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