【獣医師執筆】犬に酢は与えないで!与えてはいけない理由や舐めた時の注意点を解説
お寿司や漬け物など、日本人にとって身近な調味料のお酢。健康に良いという理由で「愛犬の手作りご飯にも使えるかな?」と考えるかもしれませんが、人間の体に良いからといって犬も同じとは限りません。犬には酢を与えるべきではありません。その理由やその他の活用法をご紹介します。
犬に与えてはいけないお酢の成分
犬にお酢を与えてはいけない理由
「犬の体に良いのであればごはんに混ぜたい」と思うかもしれませんが、人間用に作られたお酢は塩分や糖分も含まれているため、犬に与えるべきではありません。そもそもお酢の香りや味は刺激が強く、犬が好むものではないため、あえて与える必要もないと言えるでしょう。
犬のお酢アレルギーに注意
まれではありますが、お酢アレルギーを持っている子もいます。そもそも与える機会が少ないので発覚することも少ないのです。必ずしもアレルギーが原因ではない場合もありますが、以下の症状が現れたら動物病院へ相談しましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
食物アレルギーは舐めたり飲んだりして摂取後すぐに症状が現れる訳ではなく、一カ月後という場合もありますので、様子をよく観察しましょう。
犬にお酢はしつけや食糞防止に効果的?
基本的に犬はお酢の匂いや酸味が苦手です。そのため家具など噛まれたくないものにお酢を塗って「噛むと嫌なことがある」と覚えさせる飼い主さんもいるようです。
しかし、慣れてしまうと効果がなかったり、少量でも胃腸の負担になったりしてしまいますので、トレーニングにより解決することをおすすめします。
まとめ
犬にお酢は与えるべきではない
噛み癖や食糞防止には酢スプレーで対策
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