
アメリカンボブテイルってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!
アメリカンボブテイルは尻尾が普通の猫よりも短いのが特徴的な猫です。別名「猫界のゴールデンレトリーバー」とも呼ばれているほど、人や他の動物との付き合い方が非常に上手です。そのため、アメリカではセラピーキャットとしても活躍しています。今回は魅力がたくさんのアメリカンボブテイルの飼い方や性格、特徴について紹介します!
アメリカンボブテイルとは
アメリカンボブテイルは英語で「American Bobtail」と表記します。「bobtail」は短い尾という意味で、アメリカで生まれた尻尾が短い猫という意味で名付けられました。アメリカンボブテイルの歴史
アメリカでは何度も短い尻尾を持った猫が確認されていましたが、猫種として登録しようとする働きがあったのは1960年代に入ってからでした。アメリカのオハイオ州に住んでいた、サンダース夫妻が休暇でアメリカの南西部、アリゾナにあるインディアン保護地区に立ち寄った際、短い尻尾を持ったブラウンタビーの子猫を見つけました。
2人はその猫を「ヨディー」と名付け、オハイオの自宅へ連れて帰ることにしました。ヨディーが成長し、サンダース夫妻が以前から飼っていた猫と交配したところ、同じように短い尻尾を持った子猫が生まれたのです。
短い尻尾を持った子猫は、サンダース夫妻の友人の目にすぐにとまりました。夫妻の友人は短い尻尾を持った猫が、血統書登録団体に新種として登録される可能性を感じました。そしてヨディーの子どもを引き取り、繁殖を始めることにしたのです。
夫妻の友人はヨディーの子どもを基礎に、長毛のポイントカラーを持った猫と掛け合わせることにより、現在のアメリカンボブテイルが誕生しました。
アメリカンボブテイルの性格
アメリカンボブテイルは飼い主さんや飼い主さんの家族の気持ちを理解しようとする家族想いの猫です。そのため、小さな子どもがいる家にとっても、迎えやすい猫です。アニマルセラピーを医療行為として積極的に行っているアメリカでは、アメリカンボブテイルがセラピーキャットとして参加することも珍しくありません。
アメリカンボブテイルの特徴
ずんぐりとしていますが、筋肉質でとてもたくましい体つきをしているのが特徴です。毛色や目の色のバリエーションだけでなく、短い尻尾の長さや巻き具合は猫によってさまざまです。そのため、猫それぞれの見た目が個性的なことも魅力の一つといえます。
アメリカンボブテイルの平均寿命や体重
アメリカンボブテイルの平均寿命は14歳〜18歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なのに比べて、少し長めといえるでしょう。平均体重はメスが3.5kg〜5kg、オスが4.5kg〜7kgです。
アメリカンボブテイルの毛色
アメリカンボブテイルの毛色はアメリカンショートヘアのようなシルバータビーからボンベイ猫のようなブラックまでバリエーションが豊富です。アメリカンボブテイルがかかりやすい病気
アメリカンボブテイルは遺伝性の理由により、病気になりにくいといわれていまが、基本的に猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
アメリカンボブテイルの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
アメリカンボブテイルを迎える前に理解を!
アメリカンボブテイルはとても献身的なので、家族や猫同士が喧嘩をしると止めに入る一面も持っています。家に迎えた際は、飼い主さんもアメリカンボブテイルの気持ちを考えてあげることで、お互いが気持ちよく過ごせるようにしてあげましょう!
なお、本稿は以下を参照して執筆しています。
- 参照:TICA