犬用ルームランナーは散歩の代わりになる?使い方や注意点を解説

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ルームランナーといえば、トレーニングジムなどにある人間用のエクササイズ器具を思い浮かべる方がほとんどかもしれませんが、実は犬用のルームランナーもあります。犬は毎日の散歩が欠かせず、ルームランナーがその代わりにはなることはありませんが、使い方次第では犬の健康に役立つアイテムとなります。今回は、ルームランナーを使用するメリットや効果、使い方について解説します。

犬用ルームランナーとは

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犬用ルームランナーとは、人間用のものと同じく、グルグル回るベルトコンベアーの上を犬が歩いたり走ったりできる機械のことです。

犬用のものは人間用に比べると高さが低く、柵が設置されているものもあります。

家庭で使える人間用のルームランナーは1万円台からとかなり安価なものもあるのですが、犬用のものは6万円台~20万円台と高額です。ちなみに「ルームランナー」は和製英語で、英語圏では「トレッドミル(treadmill)」と呼ばれています。

犬がルームランナーを使用する目的

太ったパグ

ルームランナーは決して毎日の散歩に代わるものではありませんが、犬の健康に効果が期待できる場合もあります。

ダイエット

ルームランナーを使用する第一の目的は、やはり「ダイエット」でしょう。肥満は犬の健康にとって何も良いことはなく、健康で長生きするためには適正体重を維持することが必要です。

一度太った犬のダイエットには飼い主さんの努力が必要で、無理のない範囲で食事制限や運動をさせなければなりません。

普段の散歩や遊びのほかに少しルームランナーを取り入れてみるといいでしょう。ただし、くれぐれもルームランナーだけに頼らないようにしてください。


十分に運動できないとき

犬を散歩に連れて行ったり、ドッグランなどで運動させたりすることはとても大切なことです。しかし、悪天候の日や朝夕でも暑い日などは散歩や運動ができない場合、運動不足になることもあるでしょう。

犬には十分な運動が必要で、運動しないと精神状態の安定にも関わってきます。外で運動させられない時には、自宅でできるルームランナーは有効です。


犬にとってルームランナーは散歩の代わりにはならない

散歩中の小型犬

ルームランナーの使用は、あくまでもダイエットや運動の補助的なものとして使用してください。

ルームランナーがあるからといって、散歩をしなくてもいいことにはなりません。

犬にとって散歩に出かけるのは運動以外にもさまざまな効果があります。散歩に出てほかの人や犬に出会うことは、犬の社会性を育てるために大変重要です。

また、犬は知的好奇心も旺盛な動物なので、散歩に出ていろいろなものを見て、匂いを嗅ぐことでその好奇心を満たすことができます。

散歩による精神的な効果は運動と同じくらい重要なのです。家の中に閉じ込められていてはこれらを得ることはできません。

犬用ルームランナーの使い方

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ルームランナーに慣れさせる

ルームランナーは音が出るため、慣れないうちは怖がる可能性があります。いきなり犬を乗せるのではなく、匂いや音に慣れて警戒心がなくなるようにしましょう。

止まっている状態で乗せる

ルームランナーの存在に慣れたら、止まっている状態で犬を乗せたり、上を歩かせたりしてみましょう。

なかなか上にあがれないときは、おやつを使って誘導してもいいですね。

ルームランナーに乗せるときに「乗って」などのコマンドを決めておくと、実際に使うときに役に立ちます。

最初は短い時間で

いきなりルームランナーを使いこなせる犬もいるようですが、初めは乗ることを躊躇する場合も多いでしょう。

無理強いせずに最初はゆっくりと30秒~1分程度、場合によってはもっと短い時間から始めましょう。

トレーニングができたらご褒美をあげる

ルームランナーでエクササイズができたら犬を褒めてあげて、おやつなどのご褒美をあげましょう。

ダイエットのためにルームランナーを導入したのにおやつをあげたら効果がなくなると思う方もいるかもしれませんが、ほんの少しを数回あげる程度でも犬は満足しますし、ダイエットの時はおやつをまったく食べてはいけないわけではありません。

ルームランナーを上手に使用できたことを褒めてあげたほうが、継続したエクササイズにつながるのでダイエットの妨げになることはないでしょう。

また気になるときはおやつも「ささみ」などの低カロリーのものをあげるいいかもしれません。

犬が嫌がったら無理をさせない

体の大きさや犬種によっても異なりますが、一般的に犬の1日に必要な運動時間は20〜30分とされています。

犬がルームランナーの上で歩けるようになっても、長時間の使用はやめましょう。

犬の様子を観察し、嫌がる様子を見せたら中止してください。ルームランナーに嫌な印象を持たせないことが大切です。

犬がルームランナーに十分慣れたら、速度をあげるなど徐々に運動量を増やすようにしてみましょう。

犬がルームランナーを使用する際の注意点

走る犬

必ずそばで見守る

犬にルームランナーを使用させるときは飼い主さんが必ずそばで見守ってあげてください。

ケガや命にかかわる事態になる恐れがあるため、決して犬をルームランナーにリードなどで固定して、放置してはいけません。

ゆっくりスタートする

人間と同じように、初めははウォーミングアップのためにゆっくりしたスピードから始め、最後はクールダウンできるように再度スピードを遅くしましょう。

食後すぐの使用はNG

胃捻転を引き起こす可能性があるため、食後すぐの使用は避けてください。

胃捻転は大型犬に多いとされますが、どの犬種でも発症します。原因は特定されていませんが、食事の直後の運動や、一気食い、一気飲みなどが胃捻転を誘発する可能性があるとされています。

運動後に水を飲ませるときも、一気に飲ませるのではなく、小分けにして少しずつ与えてあげてください。


犬用ルームランナーは運動の補助と考えて

散歩する犬

ルームランナーは毎日の散歩に代わるものではありません
犬がルームランナーを嫌がったら無理をさせないようにしましょう
ルームランナーを使用する際にはいくつか注意点があります

ルームランナーを使用することにはメリットがありますが、これだけで犬の運動が足りるかというとそうではありません。

犬を散歩に連れ出すことは、運動以外の犬の情緒面でも大きな役割を担っています。ルームランナーはあくまでも運動を補助するものと考えましょう。


参考文献