
サバンナキャットってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!
サバンナキャットは、サーバルというヤマネコとイエネコの混合種です。野性味が強く残っているため、飼育するには許可がいるとか……? 私たちが飼うためには、どうすればよいのでしょうか。今回はワイルドな顔立ちが美しいサバンナキャットの、誕生の歴史や性格などについて紹介します!
サバンナキャットの基礎知識
サバンナキャットは英語で「Savannah Cat」と表記し、祖先にあたる猫が「Savannah(サバンナ)」と名付けられたことに由来します。サバンナキャットの歴史

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1986年、サーバルというアフリカに生息しているヤマネコとイエネコの交配によって子猫が生まれました。
ヤマネコとイエネコ両方の特徴を受け継いだ子猫は、「サバンナ」と名付けられました。その後、サバンナに興味を持った2人のブリーダーが協力し、「サバンナ」を基礎にさまざまな猫と掛け合わせたことで、現在の「サバンナキャット」が誕生しました。
猫種としての歴史は大変浅く、主要な猫の血統書登録団体であるTICAには2001年に初めて登録されました。
サバンナキャットの性格
サバンナキャットは好奇心旺盛で、冒険することが大好きな性格をしています。とても活発的で、日常生活においてたくさんの刺激を求めています。忠誠心が高く、家族との絆をとても大切にしています。
飼い主さんの膝に乗って、ゆったりとするようなタイプではありませんが、ドアの前で家族の帰宅を待ってくれたり、家の中を歩くと付いて来てくれたりと愛情深い姿をたくさん見せてくれます。
サバンナキャットの特徴

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サバンナキャットは、縦に長い大きな耳が特徴的です。
体はとても細長く、脚もスラッとしています。迫力ある顔つきをしているので、かなり巨大で重量感のある猫と思われがちですが、サイズは大型猫と大して変わりません。
また、サバンナキャットは交配に使われたサーバルの血の濃さでF1〜F7に分類することがあり、数字が小さいほどサーバルの血が濃いとされています。
サバンナキャットを飼うためには許可が必要って本当?
「特定動物だから、飼育するためには許可が必要」といった噂が流れていますが、特定動物に指定されているのは「サバンナキャット」ではなく、ヤマネコの「サーバル」です。そのため「サバンナキャット」を飼育するために自治体に許可を申請することは基本的に必要ありません。ただし、日本にはほとんどいませんが、F1やF2のようにサーバルの血が極めて濃いサバンナキャットを飼育する際は、念のため地域の担当部局に相談することを推奨します。
サーバルってどんな生き物なの?

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サーバルは体長65〜100cm、体重は9〜18kgほどの中型の肉食獣です。飼育する際は、キャットフードではなくて鶏の脚やネズミの肉などを与える必要があります。
サバンナキャットの平均寿命や体重
サバンナキャットの平均寿命は17歳〜20歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なのに対してかなり長生きです。平均体重はメスが6kg〜9.5kg、オスが6.5kg〜12kgです。
サバンナキャットの毛色
サバンナキャットの毛色には、ブラックスポテッドタビーやブラックスポットなどがあります。ブラックスポテッドタビー

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ブラックスポット

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サバンナキャットがかかりやすい病気
サバンナキャットは先天的な理由により病気になりにくいといわれていますが、猫種に限らず猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
サバンナキャットの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
サバンナキャットの迎え方
サバンナキャットの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダーやキャッテリーから迎える
血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーやキャッテリーから迎えるという方法もあります。実際に猫が生まれた場所へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。ペットショップから迎える
ペットショップでは血統書付きのサバンナキャットを見つけることができます。サバンナキャットを迎える前に理解を!
サバンナキャットはヤマネコの血が入っていることから、とてもワイルドで凛とした顔立ちが美しい猫です。活発に遊ぶことが大好きなので、家に一緒にいる時はたくさん遊んであげてください。
なお、本稿は以下を参照して執筆しています。
- 参照:TICA