【獣医師監修】チャウシーってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方
ヤマネコとイエネコの血を受け継ぐ猫はたくさんいますが、今回はその中でも最も野生に近いといわれる猫種の一つ、「チャウシー」を紹介します。野生の本能がまだ残るチャウシーは、どんな家庭に向いているのでしょうか? 大きさなどの基本情報のほか、よく比較されるアビシニアンやベンガル、トイガーとの違いについても紹介します。
チャウシーの基礎知識
英語表記 | Chausie |
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原産国 | エジプト |
サイズ | 大型 |
体高 | 35.5〜45.7cm |
体重 | 6.8〜13.6kg |
寿命 | 12〜14年 |
ラテン語でジャングルキャットを意味する「フェリス・チャウス」(Felis chaus)から「チャウシー」(Chausie)と名付けられました。
狩猟の腕と気楽な性格を気に入られ、古代エジプト人に愛されていたといわれています。
世界最大の猫の血統登録機関「TICA」(The International Cat Association)にも登録されているチャウシーは、現在ロシア国内で特に高い人気を誇っています。
チャウシーの性格
チャウシーなどのように、ヤマネコと掛け合わせて生まれた「ハイブリッド」と呼ばれる猫たちは、エネルギーに溢れているという共通点があります。チャウシーもとても元気いっぱいで、おもちゃで遊ぶのが大好きです。チャウシーの特徴
ヤマネコの血をひくチャウシーは、数ある猫種の中でも特に大きな猫として知られています。耳が外側を向いているのも特徴です。また、足が長いため体高も高く、すらっとした身体を持っています。チャウシーの体重
チャウシーの体重はオスで4~7キロ、メスで3~4.5キロ程です。チャウシーの寿命
チャウシーの寿命は12〜14歳ほどです。チャウシーとアビシニアンとの違い
チャウシーは日本で見ることはなかなかありませんが、同じく耳の大きいアビシニアンとよく似ています。
チャウシーとアビシニアンの一番の違いは大きさです。小さくても6キロ、大きいと13キログラムを超えることもあるチャウシーに比べて、アビシニアンは平均体重が4.5キロと一回り小さい印象です。
また、チャウシーは同じくヤマネコの血をひくトイガー、ベンガル猫、サバンナキャットとも似ていますが、これらの猫種の中でもチャウシーはもっとも大きな身体を持っています。
チャウシーの被毛
チャウシーは短毛種です。毛色は全部で3種類あり、黒1色か、白い毛の混じったトラ模様(ブラックグリズルドタビー、Black Grizzled Ticked Tabby)、そして茶色がかったトラ模様(ブラウンティックトタビー、Brown Ticked Tabby)が存在します。
「白い毛の混じった=grizzled」と呼ばれる現象は祖先であるジャングルキャットから受け継いだ特徴であり、猫種の中ではチャウシーが唯一この特徴を持っているといわれています。
チャウシーの育て方
遊ぶのが大好きなチャウシーは、いたずらも大好きです。割れ物などの壊れやすいものは置かないようにしましょう。また、チャウシーは一般的に、小さなお子さんのいる家庭には向かないとされていますが、犬や猫など、ほかの家族とは仲良くできます。
飼い主との時間を好む猫ですので、チャウシーと暮らす際には決して長い時間一人で留守番させることのないよう気をつけてください。
チャウシーのケア(シャンプー・ブラッシング)
チャウシーは毛が短いので、頻繁なブラッシングやシャンプーは必要ありません。週に1度程度の念入りなブラッシングで、汚れや抜け毛を取ってあげましょう。チャウシーのかかりやすい病気
特に注意しなければいけない病気などはありませんが、いざという時のために血液型を調べておくと安心です。大きいからといってご飯をあげすぎると肥満症を招くので、体重の管理にも注意しましょう。肥大型心筋症
猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。詳しくは、以下の関連記事を御覧ください。泌尿器疾患
おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。チャウシーのキャットフード
1. 総合栄養食を適量与える
総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。
※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
実際に、市販のドライフードを製造する工程の1つである高温加熱処理が、タンパク質の品質劣化を招き、熱に弱いビタミンを破壊し、さらには発がん性物質を生成してしまうことが、研究により判明しています。
そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としてもOKですし、トッピングとしてもご利用いただけます。
また、水分量が70%ほどあるので、尿の活性化で腎臓病予防としても機能します。実際に従来のドライタイプのキャットフードよりも、水分がより多く含まれたフレッシュフード等を食べている猫の方が尿路結石になるリスクが約50%下がることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。
ペトコトフーズの公式HPを見る
チャウシーの迎え方
チャウシーを含め、猫を家族に迎えるにはいろいろな方法があります。猫とひとことで言っても、種類もさまざまです。家族のライフスタイルに合った猫を探したいですね。保護猫から迎える
保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、純血の猫も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す
ブリーダー・キャッテリーから迎える
ブリーダーやキャッテリーからお迎えする方法もあります。近所やお友達で猫を飼っている方がいたら、情報を聞いてみるのもよいですね。ペットショップで迎える
猫をお迎えする際には、信頼できるペットショップで売られている猫たちに会いに行ってみるのもおすすめです。チャウシーを迎える前に理解を!
日本ではまだまだ珍しいチャウシー。本稿を参考に、迎える前に猫種の特性を知ってから迎えましょう。参照
獣医師相談のインスタライブ開催中!
ペトコトフーズのInstagramアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛猫 のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
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