キムリックってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!

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キムリックという尻尾を持たない猫種をご存知ですか? 尻尾が無い理由についてはさまざまな憶測があり、「ノアの方舟(はこぶね)に最後に飛び乗ったため、扉に尻尾を挟まれてしまったのでは?」という人もいるほどです。今回はキムリックの特徴や性格などについて紹介します!

キムリックの基礎知識

キムリックは、短毛で尻尾を持たないマンクスという猫種の突然変異によって誕生した長毛の猫種です。また、マンクスとキムリックの出身地は「マン島」というイギリスにある島です。

キムリックという名前は英語で「Cymric」と表記します。これは、キムリックの祖先にあたる猫が「マン島」へ渡る前に暮らしていた「ウェールズ」という島の名前に由来しています。「ウェールズ島」は英語で「Wales(ウェールズ)」と表記しますが、ウェールズ語では「Cymru(キムルー)」と表記します。そのため、「キムルー」という呼び方が派生して「Cymric(キムリック)」と名付けられたのです。

ウェールズ島はカナダに属しています。また、マン島はイギリスに属しています。そのため、キムリックの原産国をカナダとする場合とイギリスする場合の2パターンがあります。

キムリックの歴史

キムリックの始祖であるマンクスはイギリスのマン島を原産とする猫です。マンクスの祖先は船に乗ってマン島にやって来たと考えられており、マン島で暮らすうちに突然変異で尻尾の無い子猫が生まれました。正確な時期は分かっていませんが、1750年頃には現在のマンクスが「stubbin(スタビン)」という名前で呼ばれていた記録が残っており、マンクスは古くから地元の人に愛されていたことが伺えます。

マン島はグレートブリテン島とアイルランド島に囲まれた孤島として独自の生態系を保っていました。他の猫種と長い間交わることのなかったマン島の猫は、尻尾を持っていない特徴が徐々にスタンダードになっていきました。そしてマンクスが誕生して300年以上たった今では世界に知られる猫種となったのです。

マンクスは短毛種です。しかし、まれに長毛のマンクスが生まれてくることがありました。理由としては、「8〜11世紀にかけて、バイキング(海賊)が長毛種であるノルウェージャンフォレストキャットをネズミ捕りとして連れて世界中を旅しており、マン島に上陸した際にノルウェージャンフォレストキャットを放したのでは?」という説が有力です。

猫の主要な血統書登録団体はTICAとCFAですが、「キムリック」に対しての認識はそれぞれで異なっています。TICAでは1979年に、尻尾を持たない短毛の猫種は「マンクス」、長毛の猫種は「キムリック」として血統書登録しています。しかしCFAにおいて「キムリック」は猫種として認められておらず、あくまでも「長毛のマンクス」として認識されています。

キムリックの性格

とても優しくて遊ぶことが大好きな性格をしています。頭がいいので、飼い主さんをじっと観察して手足を使ってどうやってドアを開けることができるのかすぐに覚えます。そして、おやつのある部屋を見つけたら自分でドアを開けて入っていくでしょう。犬のような一面も持ち合わせていて、投げたおもちゃを取ってきてくれたり、おもちゃを土に埋めたりします。

キムリックの特徴

全てのキムリックが尻尾を持っていないわけではありません。キムリックは尻尾の長さや特徴によっていくつかのタイプに分けることができます。

  • ランピー:尻尾が全く持たないタイプ。
    ※ランピーは致死性の高い先天性疾患を発症する可能性が高いとされています(詳細は「かかりやすい病気」で解説)。
  • ライザー(ランピーライザー):ごくわずかに尻尾を持つタイプ。
  • スタンピー:普通の猫に比べると短いが、尻尾を持つタイプ。
  • テイリー(ロンギー):曲がっているが、普通に尻尾を持つタイプ。

キムリックの平均寿命や体重

キムリックの平均寿命は11〜13歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので少し短めいえます。

平均体重はメスが3kg〜5kg、オスが4kg〜6kgです。

キムリックの毛色

キムリックの画像
Photo by miss_phoebe_the_katzenさん Thanks!

キムリックの毛色のバリエーションは豊富です。クリームタビー&ホワイト、スモーク、ブラック&ホワイト、ブラック、レッドタビー、ブラウンタビー&ホワイトなどがあります。

キムリックがかかりやすい病気

キムリック遺伝的な問題によって、「マンクスシンドローム」になりやすいといわれています。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったという場合も少なくありません。定期検診は怠らないようにしてください。

マンクスシンドローム(マンクス症候群)

この病気はキムリックの中でもランピータイプ(無尾)に発症しやすい病気です。ランピー遺伝子は無尾の遺伝子なだけでなく、致死遺伝子でもあります。そのため両親がランピータイプの場合、子どもは流産もしくは死産してしまう可能性が極めて高いです。子どもが無事に生まれてきたとしても、生後半年を過ぎた頃に脊椎破裂や膀胱の機能障害を発症してしまいます。

キムリックの迎え方

キムリックの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。

保護猫から迎える

保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI」

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。

募集情報を見る

ブリーダーやキャッテリーから迎える

血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーやキャッテリーから迎えるという方法もあります。実際に猫が生まれた場所へ見学に行くことで育った環境を実際に知ることができ、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのキムリックを見つけることができます。

キムリックを迎える前に理解を!

キムリックは見た目がかわいいだけでなく、愛嬌がある性格をしており、とても魅力的な猫種です。ただし、キムリックは先天的な理由によって病気になってしまう恐れもあります。猫は「かわいいから」という理由だけでなく、きちんと一生お世話をするということを再確認してから家に迎えましょう。

なお、本稿は以下を参照して執筆しています。